ノルウェー・オスロで設立されたビデオテクノロジー企業、Neatの日本法人であるNeatframe(以下Neat)は、日本市場向けに、ビデオ会議デバイスの新製品「Neat Center」を販売することを発表した。
Neat Centerは、会議室の参加者がどこに座っていてもどこを見ていても、参加者の顔をはっきり映し出すことができるという。日本市場においては2023年秋に出荷が開始される予定。
会議室の参加者一人ひとりの顔を効果的に切り出してズームアップ
2023年に入ってから、日本でもオフィス回帰は確実に広がり、対面重視を打ち出す企業が増えてきている。しかし、従来のようなオフィス中心の働き方に戻る訳ではなく、従業員自らが在宅勤務と出社を自由に選ぶことができるハイブリッドワークが主流になる、との予測もある。
だたし、オフィスにいる人とリモートから参加する人が混在する会議では、会話の中心がオフィスにいる人たちに偏りがちで、リモート参加者は疎外感を感じることがある。ハイブリッドワークが進化する今、このような会議の不公平を解決する必要性も高まってきた。
そんな中、登場するNeat Centerはまさに「会議の公平性(Meeting Equity)」を追求した製品だ。
Neatは2019年の創業以来、会議の公平性を実現するため、会議室の参加者一人ひとりの顔を効果的に切り出してズームアップし、表情や身振り手振りなどの振る舞いまでもリモート参加者に伝えることができる、特許取得済のNeat Symmetry(ニート シンメトリー)機能を開発。独自の製品群を展開してきた。
一方、多様な場面でビデオ会議の利用が増加につれて、会議室前方のカメラに背を向けてしまっても、その人の表情や動作を見えるようにしてほしい新たなニーズも生まれている。
Neat Centerは、そんな新しいニーズに対応したソリューションだ。会議室の前方に設置されたNeatデバイス(※)と連動し、会議室の参加者が前方のカメラ、もしくはその反対側のどちらを向いても、その表情やしぐさと音声をクリアにリモート参加者に伝えていく。
Neat Centerの機能説明動画はこちらから
Neat Centerの主な特徴
会議参加者が前方を向いても反対側を向いても、表情を常に正面から捉える
360度をカバーする3つのカメラを搭載しており、会議室前方のNeat デバイス(※)と連動。参加者を認識して両方の映像・音声を自動的に切替えることで、会議室にいる会議参加者が会議室前方を向いても反対側を向いても、参加者の表情を終始正面から捉える。これによりリモート参加者が疎外感を感じない一体感のある会議体験を提供していく。
より明瞭なサウンド
16個の全指向性マイクを内蔵し、リモート参加者にクリアな音声を提供。
その他の特徴
・一本のネットワーク電源ケーブルを接続するのみでセットアップが簡単
・柔軟な設置場所。会議テーブルの上や天井から吊るすことも可能
・ZoomとMicrosoft Teamsにシームレスに連携
・高さ280×幅80mmのコンパクトボディを実現
※Neatデバイス/65インチタッチディスプレイとマイク・スピーカー・カメラ一体型のNeat Board、任意のディスプレイと組合せて利用可能なマイク・スピーカー・カメラが一体型のNeat Bar、上位機種で30人程の会議室でも利用可能なNeat Bar Proなど、ユーザーのスペースに合わせ幅広いラインアップが用意されている(全てNeat Symmetry機能搭載)。
構成/清水眞希