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その手があったか!クリエイター夫妻が考案した子どものイヤイヤを攻略する意外な解決策

2023.07.29

イヤイヤ期はもちろんのこと、「やりたくない」という子どもの強い主張に、親はいつも苦労させられるもの。そんな子育て中の人ならば、誰もが抱える育児の悩みを新しい視点から解決するのが、プランナーの佐藤ねじさんとおもちゃ作家の佐藤蕗さん夫婦です。

父、母、長男(小6)、次男(4歳)の4人家族である佐藤家。ねじさんと蕗さんはこれまでも Twitter などを通じて、考えた子育てアイデアを紹介してきました。

そしてこの度、SNS で話題になったものはもちろん、未発表のアイデアも含めて 1 冊にまとめた『子育てブレスト』が8月 2 日に発売されます。0歳から小学校高学年まで役立つ 67 のアイデアが詰め込まれた同著は、まさに育児ハックの決定版! 

今回は、本から子どもの苦手を克服する上で実用的なアイデア5選をご紹介します。

1)保育園に行きたがらない子どもに有効な「朝の運動会」

イヤイヤ期に入った佐藤家の次男。朝、保育園に行きたがらない日々が続きました。そんなときに効果的だったのが、「朝の運動会」というアイデアです。

運動会の定番曲「天国と地獄」を流して、お着替えを競走にするというものです。さらに、実況で「さぁ、始まりました。佐藤選手、まだパジャマですが、あと5分で着替えられるのか……!」と煽りを入れると、次男も運動会気分に火が付いて、自分で着替えをするように。最終的にはお着替えタイムには、次男が自分で「OKグルグル(グーグル)、運動会の歌を流して」と言うようになったとか。

2)登園しぶりに「へんしんBOX」

朝、保育園に行きたがらない、夕方は保育園から帰りたがらない。そんな次男のために用意したのが「へんしんBOX」でした。

登園前に、次男が「へんしんBOX」と書いた箱の中に好きなものを入れます。入れるものは、ビー玉やリンゴなどなんでもOK。次男が保育園に行っている間に親が中身を差し替え、次男が保育園から帰って箱を開けると、別のものに変身しているという遊びです。

朝は「さぁ、BOX に入れるものを選ぼう!」で出かけられて、帰りは、「BOX の中身、変身してるかな?」と言えば喜んで帰宅するように。いつでも有効なわけではありませんが、次男には効果抜群だったそうです。

3)野菜嫌いを克服する「今月の野菜」

野菜嫌いな子どもは多いもの。ただ、親がいくら「食べなさい」と言っても、言うことを聞いてくれません。佐藤家では、「子どもが自発的に決めたことなら守ってくれるのでは」と考え、当時幼稚園児だった長男と「毎月1種類だけ、その野菜は絶対に食べる。それを食べるなら、ほかの野菜については『食べなさい』と言わない」という約束を決めました。

どの野菜を食べるかは、本人が八百屋さんで選ぶことに。たとえば「ネギ」なら、ネギ以外の野菜については、親は一切「食べなさい」とは言わず、子どももネギだけは絶対に食べる。調理法をいろいろ変えて食卓に並べたのも功を奏したのか、見事クリア。その後も1か月に1種類はきちんと食べて、1年後には合計12種類の野菜が食べられるように。さらに、食べられる自信がついたのか、野菜嫌い自体も収まったとか。

4)ご飯を食べない子には「つまみぐいレストラン」

イヤイヤ期に入った頃、次男がご飯を食べなくなってしまったという佐藤家。そこで、「小さい頃はつまみぐいがおいしかった」という記憶から父・ねじさんが考え出したのが「つまみぐいレストラン」でした。

やり方は簡単。母・蕗さんが料理をするキッチンにねじさんと次男が忍び込み、蕗さんには二人の存在に気づいていないフリをしてもらいつつ、配膳前の料理を次男と一緒につまみ食い。次男はスパイ映画のようにドキドキしながら、大喜びでつまみぐいをします。ゲーム感覚が楽しかったのか、苦手だった野菜なども喜んで食べていたそうです。普段、なかなかご飯が進まない子どもにはぴったりの方法かもしれません。

5)つまらなかった宿題が、一気に楽しくなる「エンタメ音読」

長男が小学校に入学。次第に宿題が増えていく中、彼がつまらなさそうにやっていたのが「音読」でした。ただ、音読の向こう側には、映画やアニメの声優、役者の世界もあるかもしれない。そう考えれば、音読はもっと身近で、面白いものになるはずです。

そこで実践したのが、おじいさんっぽい声色や、アニメのキャラクターのような声色で読む「エンタメ音読」。これまでは単調な音読しか知らなかった長男は、「そんな読み方もあるのか」と目覚め、自分も真似して音読を楽しむようになったとか。何事も「やらされている」と思うとつまらないけれど、あらゆる勉強は、楽しいコンテンツや仕事につながっていることを、子どもに知ってもらう良い機会になったようです。

「子育てブレスト」大好評予約受付中

今回紹介したアイデアをはじめ、寝ない、食べない、登園しない、宿題をしないといった日々の育児悩みを解決する真似しやすいアイデアも多数収録。忙しいお父さんお母さん必読の一冊です。ぜひチェックしてみてください。

子育てブレスト その手があったか!67のなるほど育児アイデア集』(小学館)
著/佐藤ねじ・佐藤蕗
8月2日発売
定価:1650円(税込)

絶賛予約受付中!
www.amazon.co.jp/dp/4093891230

【著者プロフィール】
●佐藤ねじ
1982年生まれ。プランナー/クリエイティブディレクター。面白法人カヤックを独立後、2016年ブルーパドルを設立。WEB・アプリ・商品やお店などの企画とデザインを行う。主な仕事に「ボードゲームホテル」「隠れ節目祝いby よなよなエール」「アルトタスカル」「不思議な宿」「佐久市リモート市役所」「小1起業家」「劣化するWEB」など。著書に『超ノート術』(日経BP)がある。

●佐藤蕗
1982年生まれ。手づくりおもちゃ作家。建築設計事務所勤務を経て、第1子の出産を機にフリーランスに。育児をしながら作っていたおもちゃが反響を呼び、デザイナーやイラストレーターとしての活動のかたわら造形作家として、現在は雑誌や新聞、WEBなどで作品を発表している。著書に『ひらめいた! 遊びのレシピ ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』(偕成社)など。

文/DIME編集部

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