キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を運営するライボは、同社調査機関のJob総研にて「2023年 夏ボーナス実態調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
今夏ボーナスの支給有無と推移
回答者全体の714人に2023年の今夏ボーナスの支給有無を聞くと、58.4%が「支給あり」で、41.6%が「支給なし」と回答した。
また夏ボーナス「支給あり」の推移を見ると、2019年が49.0%、2020年が47.2%、2021年が49.0%、2022年が51.7%と2021年以降増加の推移をたどり、2023年は過去最多の58.4%という結果となった。
今夏ボーナス支給額と推移
今夏ボーナスの支給ありと回答した417人に、支給額(支給予定額を含む)を記述回答にて聞くと、今夏ボーナスの平均支給額は79.0万円、中央値が60万円、最頻値が50万円となった。
過去5年の平均支給額推移を見ると、2019年が72.3万円、2020年が76.4万円、2021年が78.0万円、2022年が79.5万円と増加の推移をたどっていたが、2023年は79.0万円と微減するという結果が得られた。
男女別支給有無と支給額
今夏ボーナスの支給有無を男女別に見てみると、支給ありと回答した男性が63.6%、女性が49.6%となっている。
また、男女別の支給額を見ていくと、男性の平均額が93.6万円、中央値75万円、最頻値50万円に対して、女性の平均額が46.8万円、中央値33万円、最頻値が30万円という結果になり、平均額で46.8万円、中央値で42万円男性が女性より高い結果となった。
物価高と5類移行による消費意識
物価高騰によるボーナスの使い道に変化ありと回答した289人に聞いた消費活動の影響について、消極的になった派が67.1%になり、内訳は「とても消極的になった」が19.0%、「消極的になった」が24.6%、「やや消極的になった」が23.5%だった。
一方、コロナ5類移行によるボーナスの使い道に変化ありと回答した167人に聞いた消費活動の影響について、積極的になった派が76.7%になり、内訳は「とても積極的になった」が6.0%、「積極的になった」が23.4%、「やや積極的になった」が47.3%と回答している。
今夏ボーナスの貯金
今夏ボーナス支給ありと回答した417人に今夏ボーナスの貯金予定を聞くと「ほぼ全額使う」が16.3%で最も低く、”貯金派”は全体の83.7%になり、内訳は「ほぼ全額貯金」が24.9%、「半分以上を貯金」が36.3%、「半分以下を貯金」が22.5%で、全体の61.2%が”半分以上を貯金に回す”と回答した。
また今夏ボーナスの平均貯金額は40.6万円、中央値が30万円、最頻値が30万円となり、今夏ボーナスの平均支給額79.0万円に対して51.3%を貯金する回答結果になっている。