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Amazfitから登場したランニングウォッチ「Cheetah」シリーズ、現役ランナーはどう評価した?

2023.07.26

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

スマートウォッチブランド「Amazfit」から、ブランド初となるランナーのための「Amazfit Cheetah(アマズフィット チーター)」シリーズが新発売された。エントリーモデル「Amazfit Cheetah」(4万9900円)と上位機種の「Amazfit Cheetah Pro」(5万9900円)の2モデルをラインナップしている。

製品開発にあたり、ユーザーがランニングウォッチに求めるものとして、GPSの精度、長時間のバッテリー持続時間、正確なデータが取得できるトラッキングを重視していることを受けて、シリーズ共通の特徴として、コーチングガイダンス機能であるZepp コーチによる AI を活用したトレーニングサポートと、業界初のデュアルバンド円偏波GPS アンテナ技術によるGPSの正確性を実現した。

アマズフィットの特徴でもあるHD AMOLEDディスプレイを使用、最大1000nitの輝度に達し、明るい日光の下のランニング、夜間の暗闇の中でも常に視認性が高い。バッテリー時間は最大14日。

エントリーモデルのAmazfit Cheetahは柔らかいシリコンバンドで通気性が良いデザイン。Cheetah Proは基本機能に加えて外装面でアップデート。ベゼル素材はチタン合金、スクリーンガラスにはCorning社のゴリラガラス3のハイエンド仕様により耐久性をより強化した。ナイロンバンドを使用して軽量ボディながら優れた耐久性とプレミアムな外観を両立させている。

ランニングやトライアスロンが趣味の今雄飛氏がAmazfit Cheetahシリーズを検証

年間30本以上のスマートウォッチを検証している「ミラソル・デポルテ」代表の今雄飛氏が、Amazfit Cheetahシリーズを使って(使用機種はCheetah Pro)テストを行った体験レポートを発表した。

【今雄飛氏 プロフィール】
車雑誌の編集から、趣味のランニング、自転車が高じトライアスロン雑誌の編集に転職。その後、フリーの編集&ライターとして独立、ランニングギア、自転車レビュー、スポーツブランドプロモーション等の活動を行っている。現在もランニング、トライアスロン、OWSを楽しんでいる。

お気に入り機能1/GPS機能

ランニングモードを起動させるとGPS機能で位置を捕捉するが、Amazfit Cheetahシリーズは位置情報の補足が早い。補足されてスタート表示が出たときに走り始めて、位置情報、ペース等を把握することができるが、製品によっては補足されるまで長く時間がかかるものもある。走る気満々でスタートしたいものの、1分~1分半、その場で補足されるまで待っていなくてはいけないこともある。

Amazfit Cheetahシリーズは補足までの時間が非常に早く30秒もかからず補足するのでストレスなくランニングを始めることができる。室内でランニングシューズの紐を結んでいる間に補足されるほどで、使い勝手の良さを感じた。

便利だったのがオートストップ機能。信号などで止まると、ストップウォッチが止まり、走り始めると再び動き出す。正確に距離と時間を計れる機能で、GPSの位置情報補足の早さがオートストップ機能にも表れている。

GPSに付随するオフラインマップ機能を清里でのナイトハイクの際に使ってみた。マップ機能はあらかじめダウンロードしておく必要があるが、ナイトハイクやナイトランのように暗い時間帯でも場所が把握でき、安全に帰宅できる。高度も表示されるので清里では1320mと正確な数字が常時表示され、視認性が高いので夜でもはっきりとマップを確認できる。トレッキング、トレイルランニングをする人には使える機能だと思う。

【機能ポイント】
業界初のデュアルバンド円偏波 GPSアンテナの「MaxTrack GPS テクノロジー」を採用。衛星が円偏波信号を送信する一方で、市場にある多くのスマートウォッチは直線偏波 GPS アンテナが搭載されており、衛星信号の50%ほどしか受信していない。

Amazfit Cheetahシリーズの円偏波 GPSアンテナは、ほぼ 100% の信号を受信することが可能。この技術は背の高い木、高い建物、曇りの天候のある場所で実行するときに発生する可能性のあるマルチパス信号干渉を減らし、既存モデルよりもさらに高い精度で動きを追跡する。

Amazfit Cheetahシリーズに搭載されておるオフラインマップ機能は、Zeppアプリを使って自分が取り込みたい地域のオープンストリートマップファイルを取り込むことで、屋外でのワークアウト中にリアルタイムで実際の地図を表示させることが可能となる。

お気に入り機能2/Zeppコーチによるトレーニングサポート

コロナが落ち着き始めて、そろそろマラソンにも出てみたいと考えているが、トレーニングでランニングレベルを上げるには非常に良い機能が「Zeppコーチ」。週何回休むか、どのくらいのタイムで走りたいかなど、Zeppコーチの質問に答えていくとスケジュールが組まれる。

ランニングモードを起動するとスケジュールに合わせて、「今日は45分のゆっくりめでランニング」「インターバルトレーニングをしましょう」といったアドバイスが出て、休息日に走ろうとするとメッセージが出るなど、ひたすら練習させようというものではなく、トレーニングと休養のバランスをしっかりとってくれる機能になっている、まさにコーチのような機能。

【機能ポイント】
Amazfit Cheetahシリーズ用にアップグレードされた Zepp Coach2.0 は、 AIによるユーザーの目標に合わせた個別のランニングプランを提供、レースにベストパフォーマンスで臨めるトレーニングガイダンスをウォッチ上で受けることができる。

提案されるトレーニングプランは現在のランニングレベル、目標とするレースの日付と距離、レース目標に基づいて生成され、トレーニングスケジュールはパフォーマンスに基づいて週ごとに調整される。Zepp Coach 2.0 はユーザーの進歩に合わせて科学的なガイダンスを提供し、オーバートレーニングを避けたり、段階的なトレーニングレベルの向上をサポートする。

お気に入り機能3/フィット感 &軽さ

スポーツを行う上でフィット感は大切。重いほどバッテリーの持ちが良いこともあり、私個人としては重さよりバッテリーが長持ちする方を優先しているので90g程度までは許容範囲と考えている。

Cheetah Proは34gと軽量で、バッテリー時間は通常使用で14日間、高精度のGPSモードで26時間。トライアスロンで一番長い距離の制限時間が17時間なので余裕で使える長さ。かつてのモデルは10時間程度だったので、制限時間だけでなく、時計のバッテリーも気にしながら走っていたこともあったが、そのあたりの心配がまったくなく、しかも軽いので、スポーツをするときにはかなり使える時計だと思う。

Cheetah Proはナイロンベルトで、無段階に調節できる点も便利。マジックテープの固い部分がベルトループのすぐ下についているのでずれにくい。細かい配慮まで考えられて作られていると感じた。

睡眠、健康管理の機能も充実している。睡眠の質をモニタリングする機能があり、スマートアラームという、設定した時間の中での浅い睡眠時、つまり起きやすいタイミングでアラームを鳴らしてくれる便利な機能。

Zeppコーチを使えば無理なくランニングが楽しめる時計で、ランニング向けの製品だが軽くてフィット感も良く、デザインもシンプルで様々なシーンで使えると思う。

【AJの読み】「Zeppコーチ」で個々に合ったメニューでランナーをサポート

Amazfit Cheetahは32g、Cheetah Proは34g(共にベルトを除く)と、とにかく軽い。ベルト部分はシリコンとナイロンベルトの違いがあるが、Cheetah Proのナイロンベルトの方が装着感はよかった。この軽さとバッテリーの持ちの良さ、GPSの精度を考えるとかなり使い勝手の良いスマートウォッチといえるだろう。

AIによるスマートコーチング機能は、自身に合ったペースや距離が把握できていない初心者から、レースに出場する上級者まで、個々のレベルに合わせたトレーニングメニューを作成してくれるので指針としてとても参考になり、パーソナルコーチとしての役割を担ってくれる。

文/阿部純子

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