家庭用ブライトケア機器の最新版 パナソニックの光美顔器とは?
ところで、家庭用ブライトケア機器で最先端を走るのがパナソニックだ。
2022年7月に発売された「光美顔器 フォト ブライトショット(EH-SL85)」は、皮膚科専門医が監修しており、美容クリニックに学んだテクノロジーで角質くすみにアプローチする。
本製品は、本格的なケアができるのにもかかわらず、ダウンタイムはないという。パナソニックビューティ技術開発担当の立田茂氏は次のように回答する。
「当製品は、専門家による見解に基づいて開発を行い、皮膚科医立会いの下、多人数モニター試験などでダウンタイムが発生しないことを確認しております。ただし、取扱説明書の使用方法から逸脱した過度な使用や、禁止部位への使用などによってはダウンタイムが発生する場合もあるため、取扱説明書の使用方法に則ってご使用ください」
なぜ、ダウンタイムなしを実現できたのか。
「美容クリニックで使用されているフォトフェイシャルは、一般的に高出力IPL(インテンス・パルス・ライト)だけを用いることが多く、お肌への負担が大きく、ダウンタイムが生じることがあります。一方、『フォト ブライトショット』は高出力赤色LEDとIPLを組み合わせた集中照射によるフォトケアであるため、ダウンタイムが不要になっています。このフォトケアは、皮膚科専門医監修のもと開発を行い、美肌効果のある高出力LEDフォトを常時照射して、有効なエネルギーをまんべんなく届けると共に、1.5秒間隔でIPLをフラッシュ照射して瞬間的に強いパワーを角質層まで届けることで、美肌に導きます」
夏の透明感が失われた肌対策として、まずは自身の原因をできるかぎり突き止めることが先決。その上で、美容クリニックでのブライトケア、家庭用ブライトケア機器、ピーリングコスメなど最適な方法でケアするのが良さそうだ。
【取材協力】
篠原 秀勝氏
スキンリファインクリニック理事長、銀座院院長
2002年より東海大学形成外科勤務。2012年 スキンリファインクリニック開院・日本形成外科学会正会員 認定専門医取得(平成23年度)・東海大学形成外科非常勤講師
最新の治療機械を多数用意し、形成外科専門医、美容皮膚科医としての経験を活かして機械の能力を最大限に引き出し治療に当たる。
【調査出典】
パナソニック「夏の肌の透明感に関する調査」
文/石原亜香利