高野山や熊野古道に代表されるパワースポットに、海・山・川に恵まれた豊かな自然など、魅力あふれる和歌山県。同県において、居住する人からもっとも「住み心地が良い」と思われている街と、もっとも「住みたい」と憧れを持たれている街とはいったいどこか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<和歌山県版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2023<和歌山県版>」として発表した。
本満足度調査は、2019年~2023年の期間、和歌山県に居住する20歳以上の男女合計5,448名を対象に集計したものだ。
街の住みここち1位は西牟婁郡上富田町、住みたい街1位は和歌山市
街の住みここちランキングにおいて、1位は2年連続で西牟婁郡上富田町となった。上富田町は、観光地の白浜町に隣接しており、黒潮の影響により温暖で過ごしやすい環境が整っている。以下、2位に日高郡日高町、3位に有田郡有田川町と続いた。
特筆すべきは、日高郡に属する2つの町が新たにトップ5入りしていること。
紀伊半島西部沿岸に位置、「産湯海水浴場」や「熊野古道」など豊かな自然に囲まれている日高町と、3つの町村が合併し、県内で3番目に広い面積を有する日高川町は、いずれも日高郡に属する町だ。昨年は累計回答数が50名未満だったためランキング集計対象外だったが、今年はトップ5入りしている。
住みたい街ランキングでは、和歌山市が2年連続で1位、昨年同率1位だった東京23区が2位となった。3位は、昨年7位だった大阪市天王寺区という結果になっている。
なお、「住みたい街が特にない」が57.5%、「今住んでいる街に住み続けたい」が19.2%で合計76.7%となり、昨年に引き続き、今住んでいる街を評価する人が多い傾向が見受けられた。
このほか、街の住みここちランキングの因子別順位は、以下の結果になった。
構成/こじへい