7月6日にリリースされるや否や、爆発的な勢いでユーザー数を増やしている「Threads」。Twitterに取って代わるSNSになるのではないかと注目を集めているが、実際のところ、どれくらいに人が利用意向を示しているのだろうか?
スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」はこのほど、日本全国の15歳~69歳の男女を対象に「Threads(スレッズ)」の認知率や利用意向などに関する調査を実施し、1,056名から有効回答を得た。
「Threads」を知っている人は全体で約5割、利用経験率は男女ともに10代が高い傾向
「Threads」について知っているか、使ったことがあるかどうかを聞いた。
全体では「Threads」の認知は「知っているし、使ったことがある」が5.7%で、「知っているが、使ったことはない」が43.9%となった。これらを合わせた【「Threads」を知っている人】は約5割となり、約半数の人が認知している結果となった。
男女年代別でみてみると、認知については男女ともに10代・20代で5〜6割となった。ほかの年代では、60代女性の2割台を除き、4〜5割台の認知となった。
「知っているし、使ったことがある」という利用経験は、男女ともに10代でほかの年代より高くなり、10代男性で18.9%、10代女性で14.3%となった。全体的に男性のほうが利用経験は高い傾向となった。
「Threads」の【利用意向がある】人は全体で約3割
「Threads」について説明をしたうえで、「Threads」を利用したいと思うかを聞いた、
全体では「どちらともいえない」が約3割でもっとも高くなった。
なお、「ぜひ利用してみたいと思う」が5.4%で、「機会があれば利用してみたいと思う」が24%となり、それらを合わせた【利用してみたいと思う】人は約3割となった。 一方で、「あまり利用してみたいと思わない」、「まったく利用してみたいと思わない」を合わせた【利用してみたいと思わない】人は約4割となった。
男女年代別でみると、男性10代では「ぜひ利用してみたいと思う」が2割台と他の年代に比べやや高くなった。女性10代、20代では「機会があれば利用してみたいと思う」が3割台となり、男女ともに若年層を中心に利用意向が高い傾向となった。
現時点では全体での利用経験者は5.7%と多くはないが、利用経験者の今後の利用意向を以下クロス表で見てみると、「ぜひ利用してみたいと思う」が53.3%で、「機会があれば利用してみたいと思う」が21.7%となり、それらを合わせた【利用してみたいと思う】人は7割台となった。実際にサービスを利用した人は、今後も積極的に利用したい傾向がうかがえる。
「Threads」を利用したい理由、したいと思わない理由を一部紹介
「Threads」について利用意向がある人、利用意向ない人にそれぞれその理由を自由回答形式で聞いた。
【利用意向がある人】は、新しいSNSへの興味やTwitterの制約による理由などが利用したい理由として挙がっていた。【利用意向がない人】は、機能面で不足を感じていたり、SNS自体に関心がない、これ以上使うSNSを増やしたくないといった意見がみられた。
以下、一部抜粋して紹介する。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2023年7月14日~16日
有効回収数:1,056サンプル
※市場の性年代構成比にあわせて回収
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
出典元:LINEリサーチ
構成/こじへい