大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県からなる関西地方。同地域に居住する人からもっとも「住み心地が良い」と思われている街と、もっとも「住みたい」と憧れを持たれている街は、いったいどこだろうか?
大東建託はこのほど、関西居住者を対象に過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2023<関西版>」として発表した。
本満足度調査は、大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県からなる関西に居住する20歳以上の男女、合計30,220名を対象に集計したものだ。
住みたい街(駅)ランキングトップは、梅田A
住みたい街(駅)ランキングにおいて1位は、昨年2位の梅田A(JR東海道本線)だった。2位は、昨年4位の神戸三宮A(JR東海道本線)、3位は、昨年1位の西宮北口(阪急神戸線)となった。トップ10内では、8位に芦屋(JR東海道本線)が新たにランクインしている。芦屋は「住みここち(自治体)」で、今年1位となっている芦屋市にある駅だ。
住みたい街(自治体)ランキングトップは、5年連続で兵庫県西宮市
兵庫県西宮市が、5年連続で1位に輝いた。2位と3位は、2年連続で東京23区と大阪府大阪市北区だった。
トップ20では、15位に沖縄県沖縄市、18位に福岡県福岡市、20位に神奈川県横浜市と、関西エリア以外の自治体が新たにランクインしている。
住みたい街を選んだ理由は、生活・交通利便性の良さとおしゃれな環境への憧
トップ3の「住みたい街」を選んだ理由は、生活や交通の利便性が良い街であり、なおかつ街並みが綺麗、おしゃれな環境への憧れ等を挙げるコメントが多く見られる。一方で、「住んでいない理由」については、家賃の高さや通勤のしにくさ等を挙げるコメントが多くなっている。
住みたい街ランキング2023<関西版>駅 回答者属性別TOP10
年代別では、トップ4までの顔ぶれはどの年代でも大きな違いはないが、20-50歳代の世代には繁華街で賑わう梅田Aが1位なのに対し、60歳代以上の年代には、商業施設が多く、交通の利便性も高い一方、寺院や歴史的建造物などがあり、落ち着いた雰囲気もある京都が1位となっている。
40-50歳代と60歳以上で、今年「住みここち(自治体)」で1位となった芦屋が新たにランクインしている。
40歳未満の男性および女性では、梅田Aが1位だが、50歳未満の夫婦子どもありの家庭では、昨年に引き続き落ち着いた街並みでおしゃれな商業施設が多い西宮北口が1位だった。一方、トップ5は、順位の違いはあるものの、全ての属性で顔ぶれは同じとなっている。
トップ10内では、40歳未満の女性と50歳未満の夫婦子どもありの家庭で、大阪市に隣接し、豊かな自然がある吹田が新たにランクインしている。
年齢が上がるにつれ、「住みたい街は特にない」「今住んでいる街に住み続けたい」という回答の比率が上昇する傾向がある。
出典元:大東建託株式会社
構成/こじへい