デザインやクリエイティブ、そしてエンジニアリングが見事に融合
Beatsは同ブランドを代表するオーバーイヤヘッドホンの次世代モデルとして、Beats Studio Proを発売する。
Beats Studio Proは新たに進化を遂げたテクノロジーを搭載することにより、高い忠実性、完全アダプティブ型のアクティブノイズキャンセリング(ANC)と外部音取り込みモード、パーソナライズされた空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング(※1)、UltraPlushオーバーイヤークッション、最長40時間の再生時間(※2)、USB-Cを介したロスレスオーディオ(※3)、通話性能の強化を実現した。
「Beats Studio Pro」カラー/ブラック、ディープブラウン、ネイビー、サンドストーン
Beatsのプリンシパルデザインコンサルタントであるデザイナー・Samuel Ross(サミュエル・ロス)氏は、次のように述べている。
「Beatsから、Beats Studio Proを新しくデザインするという依頼を受けた時、ヘッドホンの技術進化に寄り添う形でそのデザインやフィールに洗練をもたらすと同時に、本来のデザインの一貫性を保つことが究極のゴールであると考えました。その結果、デザイン、クリエイティブ、そしてエンジニアリングの見事な融合が実現しました」
デザインを担当したSamuel Ross氏
Beats Studio Proはブラック、ディープブラウン、ネイビー、サンドストーンの4色で展開。価格は4万9800円(税込)。8月9日(水)午後4時からApple.comで、8月10日(木)からApple Storeの店舗および正規販売店で発売が開始される。
その主な特徴は以下のとおり。
柔軟なフィット感が得られるプレミアムデザイン
シームレスに設計されたレザーを使用しアップグレードした、まったく新しいUltraPlushオーバーイヤクッションにより、長時間装着しても快適な着け心地と優れた耐久性を実現。プレミアムメタルスライダーは幅広いサイズ調整が可能で、柔軟なフィット感が得られるという。
カスタマイズされた40mmドライバーなど進化したサウンド
Beats独自のアコースティックプラットフォームによって、没入感あふれるサウンドが楽しめる。最適でクリアな音質を実現するために個別にカスタマイズされた40mmのドライバーで、大音量でもほぼ歪みのないサウンドを生み出される。これは、前モデルと比較して最大80%向上していると、同社では説明している。
統合されたデジタルプロセッサがアウトプットの周波数特性を最適化。パワフルで優れたバランスのサウンドプロファイルにより、どんな音でも細部まで聞き取ることがで切るという。
リスニングモードは2種類。周囲の状況を把握するときも、自分だけの世界に浸るときも、ボタンひとつで切り替えられる。
完全アダプティブ型のアクティブノイズキャンセリング(ANC)は、リアルタイムで周囲のノイズを継続的に検知し、不要な音を緻密なフィルターによって遮断する。
そして空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングにより、ドルビーアトモスで収録されたお気に入りのコンテンツを、映画館のようなサウンドで楽しめる。iPhoneを使って、空間オーディオをパーソナライズすることも可能だ。
音声を認識するマイクにより、通話品質も向上。Beats Studio3ワイヤレスと比較して、マイクの性能が最大27%向上したという。周囲のノイズを取り除くことで声を際立たせ、クリアで聞き取りやすい通話音声を届けてくれる。
AppleとAndroidデバイスでの互換性が向上
Beats Studio Proは、AppleデバイスとAndroidデバイスで豊富な機能が使える。
・Appleとの互換性
ワンタッチペアリング/iCloudアカウントに登録されているデバイスとワンタッチでペアリング(※4)
「Hey Siri」/「Hey Siri」と話しかけることで、ボイスアシスタントが起動 (※5)
「探す」アプリ/ヘッドホンが最後に検出された場所を地図で確認(※6)
ワイヤレスアップデート/ソフトウェアのアップデートや新機能の追加を自動で実行
・Androidとの互換性
Google Fast Pair/1回タップするだけで、ユーザーのGmailアカウントに登録されている全てのAndroidデバイスおよびChromeデバイスにすばやく接続し、自動でペアリング(※7)
音声の切り替え/Android、Chromebook、そのほかの対応デバイスの間で、シームレスに音声を切り替え(※8)
デバイスを探す/Googleの「デバイスを探す」機能で、なくしたヘッドフォンをすぐに発見(※9)
専用のBeatsアプリ/ヘッドホンのカスタマイズ、ソフトウェアや新機能のアップデートも可能。Beats Studio Proを最大限に活用できる。
接続とコントロール
Beats Studio Proの接続方法は、優れたワイヤレス接続を実現するClass 1 Bluetooth、充電しながら音楽が聴けるUSB-Cオーディオ、さらに有線のための3.5mmアナログ入力の3つから選べる。
USB-Cオーディオの使用中は、3種類のサウンドプロファイルを選択することも可能。Beats Signatureプロファイルを使用すると、あらゆるジャンルの音楽を最もバランスよくチューニングできる。エンターテインメントプロファイルはダイナミックな映画およびゲーム体験をもたらすほか、会話プロファイルは通話やポッドキャストに最適だ。
「b」ボタンでは曲の制御(一時停止/スキップ/戻る)や着信の制御ができる。音量は「b」ボタンの上下にあるボタンでを調節する。多機能ボタンを使用して、リスニングモードやEQモードの切り替え、バッテリー残量の確認、デバイスのペアリング、ヘッドフォンの電源のオン/オフの切り替えが実行できる。
最大40時間のバッテリー駆動を実現
Beats Studio Proの再生時間は最大40時間。ANCまたは外部音取り込みモードをオンにした場合は最大24時間の再生が可能。バッテリー残量が少なくなっても、Fast Fuel機能を使った10分間の急速充電で、最大4時間再生が行なえる(※10)。
地球にやさしい設計
Beats Studio Proのパッケージは、再生素材と責任ある方法で管理された森林で調達された原木を使用した木製繊維を100%使用している(※11)。ドライバの磁石には100%再生希土類元素、メインロジックボードのハンダ付けには100%再生スズを採用。Beats Studio Proは、水銀、べリリウム、PVC、およびBFRを使用していない。
(C)Beats
関連情報
https://www.apple.com/jp/
1. 対応するハードウェアとソフトウェアが必要です。サポートされているアプリ内の対応するコンテンツで利用できます。コンテンツによってはドルビーアトモスに対応しない場合があります。空間オーディオのためのパーソナルプロファイルを作成するには、TrueDepthカメラを搭載したiPhoneが必要です。作成されたパーソナルプロファイルは、iOS、iPadOS、macOS、tvOSなどの最新のオペレーティングシステムソフトウェアを搭載したAppleデバイス間で同期されます。
2. iPhone 13の本体およびリリース前のソフトウェアとペアリングした試作のBeats Studio Proおよびソフトウェアを使用し、2023年5月にAppleが実施したテスト結果に基づくものです。オーディオの再生には、iTunes Storeで購入した358の個別のオーディオトラック(256Kbps AACエンコーディング)により構成されたプレイリストを使用しました。音量は50%に設定し、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードはオフにしました。テストでは、Beats Studio Proが停止するまでオーディオ再生を行い、Beats Studio Proのバッテリーを完全に放電させました。アクティブノイズキャンセリングをオンにした場合の再生時間は最大24時間でした。バッテリー駆動時間は各種設定、環境、使用方法、その他の多くの要素によって異なります。
3. 対応するUSB対応の音源デバイスで付属のUSB-Cケーブルを使用している場合。サポートされているアプリ/サービスに対応するロスレスコンテンツが必要です。コンテンツによってはロスレスフォーマットに対応しない場合があります。
4. iCloudアカウントと最新のオペレーティングシステムソフトウェアを搭載した互換性のあるAppleデバイスが必要です。
5. 言語または地域によってはSiriを利用できない場合や、地域によって機能が異なる場合があります。インターネット接続が必要です。携帯電話データ通信料がかかる場合があります。
6. 「探す」アプリのご利用には、iOS 16.5以降を搭載したiPhoneまたはiPod touch、iPadOS 16.5以降を搭載したiPad、macOS Ventura 13.4以降を搭載したMacが必要です。お客様は、お使いのApple IDでiCloudアカウントにサインインし、「探す」を有効にする必要があります。
7. Google Fast Pairのご利用には、Google Playサービスが利用できる、Android 8.0以降を搭載した互換性のあるAndroidデバイスが必要です。
8. 音声の切り替え機能のご利用には、Google Playサービスが利用できる、Android 8.0以降を搭載した互換性のあるAndroidデバイスが必要です。
9. 「デバイスを探す」機能のご利用には、Android 8.0以降を搭載したAndroidデバイスが必要です。ユーザーは、有効なGmailアカウントにサインインし、Google Playサービスを有効にする必要があります。
10. iPhone 13の本体およびリリース前のソフトウェアとペアリングした試作のBeats Studio Proおよびソフトウェアを使用し、2023年5月にAppleが実施したテスト結果に基づくものです。オーディオの再生には、iTunes Storeで購入した358の個別のオーディオトラック(256Kbps AACエンコーディング)により構成されたプレイリストを使用しました。音量は50%に設定し、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードはオフにしました。10分間充電のテストでは、バッテリーを完全に消費したBeats Studio Proを10分間充電し、Beats Studio Proが停止するまでオーディオ再生を行いました。バッテリー駆動時間は各種設定、環境、使用方法、その他の多くの要素によって異なります。
11. 米国小売用のパッケージ重量による内訳。接着剤、インク、コーティングは、プラスチック含有量とパッケージ重量の計算に含まれていません。
構成/清水眞希