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ごはん系、ハイブリッド系、炙り系、アート系、ニュータイプが続々登場する「かき氷」最新事情

2023.07.25

今や通年食べられるおしゃれスイーツと化したかき氷。

ふわふわソースの「エスプーマ」やフルーツやクリームでデコレーションされた「映え系」など、世間をにぎわせた進化系かき氷もすっかり定番化しましたよね。

そろそろ目新しいメニューも出尽くしたかのように見えますが、実はその進化は未だ継続中。なお続々とニュータイプが登場しているのです!

というわけで今回は、ブームに終わりが見えないかき氷トレンドの最前線を大調査。多様化が止まらないネオかき氷の中でも注目度の高いものをピックアップしてご紹介します。

かき氷ブームはいつからはじまった?

かき氷は、日本では少なくとも『枕草子』の時代からあったとされる氷菓子です。

もともと貴族の食べ物であったかき氷が、製氷技術の発展や製氷機の普及により庶民にも広がり、第一次ブームを起こしたのは昭和初期~中期頃だったということ。削り氷に色付きシロップをかけただけの簡易なかき氷はお祭りの定番になり、家で手軽に作れる夏のおやつとしても人気を集めていました。

そこから現代風のかき氷が流行りはじめたのは大体十数年ほど前のこと。その火付け役として名高いのが2011年に谷中にオープンしたかき氷の銘店「ひみつ堂」です。フルーツと天然氷を使ったおしゃれな現代風かき氷の元祖ともいえるお店で、都内初のかき氷専門店として連日数時間待ちの行列を作ったレジェンドとして知られています。

味はもちろん、写真映えするデコレーションやバリエーションの豊富さは特に若い層に大ウケ。SNSではかき氷の投稿件数が急速に増え出し、全国的な大ブームに発展しました。ひみつ堂のブレイクをきっかけに、それまで子供のおやつのイメージの強かったかき氷が「デザート」の地位まで押し上げられたのです。季節問わずに食べられるパフェやアイスと同列になったかき氷は、老若男女問わず楽しめる定番スイーツになりました。

その後は各地で続々とかき氷専門店がオープン。2015年以降はふわふわ食感が特徴の台湾風かき氷や韓国風かき氷が上陸するなど、種類も多様化していきました。

見た目や味のラインナップが多いので飽きが来にくく、比較的ヘルシーに食べられるのもかき氷の良いところ。もちろんデコレーションによってはハイカロリーになることもありますが、主な材料が「氷」や「果物」なので一般的なパンケーキやクレープなどのスイーツに比べると気軽ですよね。(太るかもしれないという)罪悪感が少ないのは健康志向の現代でブームが継続している一因といえるかもしれません。

そんなわけで2023年も引き続き人気のかき氷の需要は高く、注目のデザートとして進化を続けているのです。

ごはんからアートまで!? ネオかき氷トレンド4選

ここからは、現代風かき氷の中でSNSやメディアで人気のある最新トレンドをまとめてご紹介します。

※かき氷のメニューは季節によって異なります。数量限定であったり、時期によって取り扱いがないものもあるのでご注意ください。

※一部、完全予約制や会員制の店舗もあります。

①ごはん系(食事系・おかず系)

ごはん系かき氷は、かき氷好きの間で注目度急上昇中のネクストトレンドかき氷です。

一般的なかき氷といえば、フルーツや練乳、キャラメルやチョコレートなど、「氷」×「甘いもの」が基本の組み合わせ。しかしごはん系かき氷の場合は、あえて「野菜」や「スパイス」などごはんやおかずになりそうなしょっぱい食べものをかけ合わせて作られています。

一体どんな味なのかと身構えてしまいますが、カボチャやピスタチオのかき氷は普通にあることを考えるとそこまでミスマッチではないかもしれません…

SNSなどの口コミによると冷製スープや冷製パスタような美味しさという声もあり、意外にもハマる人が多い様子。トレンド最前線のごはん系かき氷は、普通のかき氷に飽きてしまった人におすすめです。

【人気店のごはん系かき氷の例】
● カフェサブヒロ(愛知県名古屋市)の「アボカドミルク氷」
● カキ氷 フウリン堂(東京都新高円寺)の「トマトとモッツァレラのクリームチーズソース」
● 慈げん(埼玉県熊谷市)の「じゃがいもコーン」「枝豆パリパリチーズ」
● Parlor Vinefru(東京都銀座)の「カルボナーラのかき氷」
● 氷 法師人(ほうしと)(東京都練馬)の「蕎麦ミルクとかき揚げ」
など

②ハイブリッド系

ハイブリッド系かき氷は、他のスイーツとの組み合わせが面白いニュータイプかき氷です。

とはいえ、アイスや白玉が乗ったかき氷はこれまでにもありましたよね。しかし進化したハイブリッド系かき氷は、「かき氷×チーズケーキ」や「かき氷×プリン」のようにちょっと意外なものと掛け合わせて作られているこれまでにないかき氷なんです!

加えて、例えばプリンが丸ごとかき氷の中に入っていたりと、トッピングと言えないほどの存在感を放っているのもハイブリッド系の特徴。かき氷のさわやかな甘味プラスアルファの美味しさを発見できるハイブリッド系かき氷なら、がっつりこってり甘いものが食べたい気分も満足させてくれるでしょう。

ドルチェ好きで甘いものに目がないという人はぜひ試してみてください。

【人気店のハイブリッド系かき氷の例】
● 私のプリン食堂長居本店(大阪府長居)の「私のプリンかき氷」
● かき氷専門店 さんかく氷(鳥取県鳥取市)の「プリン氷」
● ホテルイタリア軒(新潟県新潟市)「プリンアラモードかき氷」
● ロイヤルパークホテル1F ロビーラウンジ フォンテーヌ(東京都日本橋)の「スノードームケーキ」
● 氷ゆきとなつ(東京都新宿)の「6種のフルーツタルト」
● スイーツ モンブラン かき氷 ふわり(東京都人形町)の「和栗モンブランかき氷」
など

③炙り系

炙り系かき氷は、盛り付けた後にバーナーなどを使って炙ることで完成する体験型かき氷です。

そもそも「氷なのに火で炙る」というのはかなり斬新な発想。そんなところが若者中心にウケ、SNSに動画をアップする人が続出したことで話題になりました。

氷を炙ってしまって溶けないの?!と思うかもしれませんが、氷ではなく氷の上に乗せたメレンゲやクレームブリュレを炙っているため、冷たい氷とこんがり香ばしいトッピングのハーモニーを楽しむことができるんです。

【人気店の炙り系かき氷の例】
● かき氷専門店 さんかく氷(鳥取県鳥取市)の「燃えるプリン氷」
● カフェ ルミエール(東京都吉祥寺)の「焼き氷」
● パティスリー46(静岡県静岡市)の「炙りかき氷」
など

④アート系

最後にご紹介するのは、見た目のインパクト抜群のアーティスティックなかき氷。

例えばかき氷がよそってある器と組み合わせた一体型アートになっていたり、一風変わったオブジェがついていたりと、単に美味しそうな盛り付けというだけではない “遊び心” がアート系かき氷のポイントです。

見とれているとすぐに溶けて崩れてしまう、はかなさもまた良いと人気急上昇中。もちろん見た目だけでなく素材や味にもこだわった逸品ばかりなので、できるだけ素早く写真に納めてから美味しくいただきましょう!

【人気店のアート系かき氷の例】
● 嘘と僕(京都府宇治市)のかき氷
● 米八そば(沖縄県沖縄市)のかき氷
● KAKIGORI CAFE&BAR yelo(東京都六本木)の「パステルズ」
● 甘味処いちょうの木(東京都品川)のかき氷
● CAFE33(東京都l九段下)のかき氷
● デギスタシオン(東京都成城学園前)のかき氷
など

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