ラインナップはなんと90種類！ファミリーマートの「コンビニエンスウェア」が切り開いた新市場

2023年はフジロックとコラボ！今後の新商品にも注目！

2023年には、フジロックのオフィシャルサポーターとして「コンビニエンスウェア」が初参加。オリジナルデザインの「アウターTシャツ」を会場スタッフに提供し、会場ではコラボ商品の販売も行われる。

須貝さんは、最後に今後の展望についてこう語ってくれた。

「『コンビニで衣料品を買う文化を作ること』を目的に、今年ショートパンツとサンダルを、東京の限定店舗でカーディガンを発売しました。今までコンビニではあり得なかったところまで商品バリエーションを拡大して、そこがしっかりとお客様に受け入れていただいた実績ができましたので、他のコンビニには売っていない、かつコンビニにあったら便利な商品を、これからも考えていきたいです」。

コンビニが、衣類を買う場所としての選択肢へ

全国のファミリーマートで、デザイン性に優れた、高品質なものを気軽に手に取れるようになった点は革新的。今までコンビニで下着やハンカチを購入していた方の多くは、筆者と同じように、その品質まで求めていなかったかもしれない。しかし、コンビニエンスウェアを一度試してみたら、『コンビニでも妥協しない衣類選び』を実感できるはずだ。

ただ、店舗によっては自分に合うサイズがない場合もある。今後、売れ筋のサイズに加え、万人にいつでも対応できるような体制になれば、『コンビニで衣類を買う』が当たり前になるかもしれない。

今回の取材を終え、筆者は早速ファミリーマートへ足を運んだ。鮮やかなコーナーは見ているだけで楽しいし、思わず普段は選ばない色を選びたくなった。そうした冒険心をくすぐるデザイン、見せ方も新しい。ぜひ一度、店頭で手に取ってみてほしい。

取材・文／久我裕紀