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100均のヨガマットはどれくらい使えるのか?ヨガインストラクターが徹底検証

2023.07.23

最近は100均でもヨガマットが買えるようになりました。しかし、たった数百円のヨガマットの使い勝手は、どのようなものでしょうか?

100均のヨガマットと高級ヨガマットを徹底比較

ヨガマットは数百円のものから一万円以上のものまで、幅広い価格帯で発売しています。中には「ヨガマットってそんなに差があるの?」「ブランドだから高いだけでは?」と、疑問を持つ方もいるはずです。

今回は、100均で購入したヨガマットと、ヨガインストラクターである筆者が愛用している高級ヨガマットの、サイズ、使用感、耐久性、コスパなどの面において徹底比較したいと思います。

100均(ダイソー)の660円のヨガマット

ダイソー、セリア、キャンドゥの中で、現在ヨガマットを販売しているのはダイソーのみのようです(2023年5月現在)。なので、今回比較するのはダイソーで660円のヨガマット。

サイズ61cm×172cm、厚さ0.6cmです。サイズ、厚さ共に、いわゆる“一般的なヨガマット”の規格になっています。素材も安価なヨガマットに多い「PVC(ポリ塩化ビニル)」と同じ部類の「塩化ビニル樹脂」。持ち運びできるゴムバンドがついているのがポイントです。

■商品詳細

商品名:ヨガマット
価格:660円(税込)
原産国:中国
材質:本体:塩化ビニル樹脂 ヒモ/紐/ひも:ポリプロピレン100%
商品サイズ:61cm×0.6cm×172cm
重さ:約1kg
内容量:1個入
色:ピンク 、黒

ヨガインストラクター愛用の高級ヨガマット

ケースは別売り

筆者がヨガインストラクター資格を取得した9年前に、アメリカで購入したJadeYogaのヨガマット。JadeYogaはアメリカのブランドです。ここの商品を使用しているスタジオでヨガを受けていたため、あまりの使いやすさに感動して購入したものです。

サイズは61cm×173cmと平均的。厚さは約0.5cmと少し薄そうな印象ですが、天然ゴム素材を使っているため弾力があり、薄さは気になりません。

■商品詳細

商品名:JADEハーモニープロフェッショナル
価格:14,500円(税込)
原産国:アメリカ
材質:天然ゴム
商品サイズ:61cm×約0.5cm×173cm
重さ:1.9kg
内容量:1個入
色:パープル、ミッドナイトブルー、オリーブグリーン、ブラック、ラズベリー、スレートブルー、チベッタンオレンジ、
(JadeYoga Japan公式サイト参照)

100均のヨガマットと高級ヨガマットはそんなに違う?

大手100円均一ショップのダイソーで購入したヨガマット(税込660円)と、ヨガマットブランドのJadeYogaで購入した一万円超えのヨガマット。値段の違いは明らかですが、品質もそんなに違うものでしょうか?両者を比較していきます。

■大きさは?

ダイソーのヨガマットは61cm×172cm、JadeYogaのものは61cm×173cmと1センチ長いですが、ほぼ同サイズです。広げてみると、ダイソーのヨガマットの方が少し短く見えます。

巻いて保管しておいたため、マットの端に癖がついてしまい、伸ばしても少しクルンと巻いてしまいました。JadeYogaも同様に巻いて保管しているのですが、ほんの少し先端が浮く程度です。

■クッション性


両者の厚さはダイソーのヨガマットが0.6cm、JadeYogaが約0.5cm(アメリカの公式HPによると0.45cmとの記載あり)と、ダイソーの方が少し厚手です。

しかしながら、ダイソーのヨガマットの素材はスポンジのような、押すと凹む仕様になっています。そのため、ポーズを取ってしばらくするとマットが体重で凹み、床の硬さが感じられてしまいます。


体重をかけていた膝の部分はくっきりと跡が

一方で、JadeYogaの方は天然ゴムによる素材でできています。

体重をかけても、凹む感覚はまったくありません。

薄手でも高いクッション性をキープしています。

全く跡も残っていません

■グリップ力

続いてヨガマットのグリップ力の比較です。ヨガでは足を踏ん張ったり手を突っ張ったりするポーズが多々あり、滑りやすい素材だとポーズが取りにくい場合があるのです。

滑ったりしてポーズが取りにくいと、体の変なところに力みが入ってしまい、理想的ではない体の使い方をしてしまいます。そのため、ヨガマットには程よいグリップ力が求められます。

代表的なヨガポーズのひとつであるダウンドッグ。手でしっかりとマットを押してお尻を持ち上げ、体を三角形にするポーズです。グリップ力が必要なこのポーズを両者のヨガマットで試してみます。


ダイソーのヨガマットは、表面が水分で滑りやすい素材になっています。この日は気温が高く、少し手が湿っていたこともあり、このポーズでは若干、手が前方に滑ってしまいます。


一方のJadeYogaの素材は天然ゴム。踏ん張りやすく余計な力を入れずに、楽にポーズが取れます。(見た目に大きな違いはありませんが…)

■重さ

重さに関しては、ダイソーのヨガマットは約1kg、対するJadeYogaは1.9kgとおよそ2倍。クッション性やグリップ力に優れた天然ゴムの、唯一の難点は重さです。ヨガマットケースに入れると2kgを超えてしまうので、持ち運ぶのに体力が入ります。

100均のヨガマットと高級ヨガマットの耐久性は値段通り

購入して約1ヶ月ほどのダイソーのヨガマット。ちゃんと使用したのはまだ2回ほどなのですが、すでに型崩れや、何かしらの跡などがついてしまいました。
何かしらの跡が

また、付属のゴムバンドもすでに伸び始めており、これで運び続けたらすぐにヨガマットが抜け落ちてしまいそうです。

JadeYogaの方は使用歴9年ほど。さすがに、表面の一部にくすみが見えます。


しかし、まだまだ型崩れや表面のほころびなどはありません。ダイソーのヨガマットが660円なのに比べて、20倍以上のお値段のヨガマットなのですから、耐久性は優れていて当然と言えます。

100均のヨガマットは長期使用には向いていない

100均のヨガマットとブランドの高級ヨガマットを比較した結果、色々な面で高級ヨガマットの圧勝となってしまいましたが、お値段通りというところでしょうか……。

しかし、そこまでガッツリとヨガをやらない方なら、100均のヨガマットで十分だと思います。月に1回ほどヨガを受けてみたい方、自宅で軽いストレッチをする時にヨガマットを使用したい方の場合は、問題なく使用できるでしょう。

今回は100均と高級ブランドを比較してしまいましたが、1000円台の安価なヨガマットを購入するのであれば、660円のダイソーと結果は大差ないはずです。

高級ヨガマットは、耐久性に優れているので長期でガンガン使用したい方にこそオススメです。高頻度で使用しないのであれば、重いだけなので宝の持ち腐れになるので、最初はダイソーのヨガマットで始めてみて、もっと続くようなら高級ヨガマットを買いなおすなど、お試しに使うのも良いでしょう。

文/まなたろう

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