社員に対して自社の取り組みや活動内容を伝える社内広報。確認することが強制でない場合がほとんどのため、繁忙期などだとついついスルーしがちな人もいるかと思われるが、実際のところ、どれくらいの人が社内広報にしっかりと目を通しているのだろうか?
VARKはこのほど、20歳~49歳の会社員489名を対象に「社内広報」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
社内広報にしっかりと目を通しているのは回答者の12.5%
「会社の社内広報に目を通しますか?」と質問したところ、「しっかり見ている」と回答した人はわずか12.5%に留まり、「ほとんど見ない」「見ない」「社内広報があるかどうか知らない」を合わせると、60%以上が社内広報に関心がないとわかった。
Q.会社の社内広報に目を通しますか?
社内広報は現在でも34.7%が紙媒体で使用されている
「あなたの会社の社内広報の形式を教えてください」と質問したところ、紙媒体、PDFなどの電子記事、Webサイト記事などの読み手側に「読む」というアクションが必要になる媒体が合計で80%以上を占めた。その中でも紙媒体が34.7%と全体の3割超を占めていた。
Q. あなたの会社の社内広報の形式を教えてください
「音声」「動画」での社内広報では大多数に「動画」が求められている
「動画ファイル、動画データ(音声付)」「音声ファイル、音声データ」のどちらで、社内広報が展開されることを望むかという質問に対しては、7割以上が「動画」を求めているという結果になった。
Q. 「動画ファイル、動画データ(音声付)」「音声ファイル、音声データ」のどちらかで、社内広報が展開される場合、どちらを望まれますか?
「動画」での社内広報には、エンターテイメント性が求められている
動画で発信される社内広報で、「経済番組のような固いクリエイティブ」「情報番組のようなエンタメ性の高いクリエイティブ」どちらが、社内広報への好意醸成がなされるかという質問では、「エンタメ性」が求められているという結果となった。
広報への好意醸成がなされることで、発信力や浸透力は高まっていくとも推測できるため求められる形式でのアウトプットは重要な要素であると考えられる。
Q.動画で社内広報が共有される場合でどちらの方が社内広報が好きになりますか?
<調査概要>
調査方法 :インターネットアンケート
調査実施期間:2023年6月19日~2023年6月21日
対象地域 :全国
対象者 :20歳~49歳の会社員(対象人数489名)
出典元:株式会社VARK
構成/こじへい