Dynabookは、法人向けPCの新製品として、「セルフ交換バッテリー」機構を採用したモバイルノートPC「dynabook X83」の受注を開始した。価格はオープン。
「dynabook X83」は、薄型・軽量で常に持ち運びを前提とするモバイルノートPCでは、実装が困難とされていた「セルフ交換バッテリー」機構を採用したモデル。利用者自身が別のバッテリーに簡単に交換することができるので、従来の内蔵式のバッテリーのようにバッテリー交換でPCそのものを修理に出す手間や時間などがかからず、「PCを使えない時間=ビジネスにおけるダウンタイム」を削減することができるのだ。
また、着脱式のバッテリーの機構を搭載しながらも、同社が長年培った高密度実装技術を結集し、通常のモバイルノートPCと同等の薄型・軽量ボディを実現。さらに、設計段階から行なわれている徹底したシミュレーションと厳しい製品テストに加え、過酷なテストとして知られるアメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した10 項目のテストの実施を予定するなど、高い堅牢性も追求している。
性能面では、第13世代インテルCoreプロセッサーを搭載し、CPUの性能を最大限に引き出せるようdynabook独自技術「エンパワーテクノロジー」も採用。ディスプレイはWUXGA液晶で、タッチパネル付きモデルも用意。OSはWindows 11 ProまたはWindows 10 Pro(Windows 11 Proからのダウングレード)から選べ、メモリ容量は16GB/ 32GB、SSD容量は256GB/512GBから選択することができる。
このほか、バッテリーは駆動時間約20時間(目標値)のバッテリーLと駆動時間約12時間(目標値)バッテリーS、キーボードも1.5mmストロークと2mmのキーストロークから選択できるほか、LTE(4G)対応ワイヤレスWAN、電源ボタン一体型の指紋センサー、顔認証センサーの有無なども選ぶことができる。
軽量重視構成時(バッテリーS、WUXGA液晶、キーストローク1.5mm)の本体サイズは約幅298.8×奥行212.0×高さ17.7~18.7mm、質量は約800g(目標値)。インターフェースはThunderbolt 4×2(バッテリーL搭載モデルはThunderbolt 4×3)、USB3.2(Gen1)Type-A×2、 HDMI出力×1、LAN(RJ45)×1、マイク入力/ヘッドホン出力×1などを装備する。
製品情報
https://dynabook.com/business-mobile-notebook-x-series/x83lw-jul-2023-13-3-inch.html
構成/立原尚子