電子レンジで簡単に蒸し料理が作れる、レンジ用「蒸し器」。最近は100円均一ショップでもさまざまな種類のものが販売されており、そのクオリティはなかなかのものです。
その中でも、筆者が特に感動したのがダイソーで購入できる、使い切りの袋タイプの「蒸し器」である「スチームバッグ」です。
目次
ダイソーで購入できる“蒸し器”、「スチームバッグ」とは?
材料と調味料を入れてレンジで加熱するだけで、料理が一品出来上がるというバッグ。簡単かつ、時短になるとSNSでも話題の商品です。
バッグはSサイズとMサイズの2種類で展開しており、煮物や蒸し野菜にスープなど、使い方次第で作れる料理はさまざまです。
Sサイズ、Mサイズともに、下記の注意点を守って使用します。
1. 液体は200ml以上入れない
2. 食材・液体を合わせて 「ここまで」のライン以上は入れない
3. 加熱直後は高温の蒸気が出ていて危険なため、電子レンジを開けずに3分以上置く
ダイソーの「スチームバッグ」で肉じゃがに挑戦
まずは「スチームバッグ 無地M7枚入り」(税込110円)を使ってみます。
包装袋の裏にレシピがついているので、それを参考に肉じゃがに挑戦します。
●肉じゃが
【材料】2人前
牛肉・豚肉の小間切れなど…80g
じゃがいも…中サイズ2個(8等分に切る)
玉ねぎ…1/2個(1.5cm幅のくし切り)
にんじん…1/2本(1cm幅の輪切り)
【調味料】
砂糖…大さじ2
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ4
水…大さじ6
バッグに入れる順番が記載されており、下から順に、調味料、ジャガイモ、にんじん、牛こま切れ肉、玉ねぎ、を入れます。しっかりとチャックを閉めたら、耐熱性のあるお皿の上に置きレンジに入れます。
600wで8分加熱したら、3分ほど電子レンジを開かずに置いておきます。時間を置くと、味が染みておいしく食べられるとのこと。
ダイソーの110円蒸し器で作った肉じゃがのクオリティは
実は「肉じゃが」を作ったことがない筆者ですが、材料を切ってレンチンしただけで簡単にできました。お味はいかがなものでしょうか?
とてもおいしくできました。ジャガイモはホクホク、にんじんもちょうど良い歯応えに調理され、玉ねぎもいい具合にくたっとしています。お肉もほど良い柔らかさです。
1番驚いたのは、「食材に味が染みている」ということ。電子レンジの調理は加熱のムラができたり、味が十分に染みなかったりという印象があるのですが、どちらの問題もクリアしています。これは感動……!
■商品詳細
商品名:スチームバッグ 無地M 7枚入り
原産国:中国
商品サイズ:24cm×10cm×19cm
内容量:7個入
材質袋外側:PET、袋内側:ポリプロピレン 、チャック部分:ポリエチレン
価格:110円(税込)
スチームバッグを使って、さつまいもの甘露煮にも挑戦
続いて、上記でご紹介した「スチームバッグ」のMサイズより一回り小さい、「スチームバッグ 無地S 9枚入り」(税込110円)を使って調理をしてみます。
包装袋の裏についている「さつまいもの甘露煮」に挑戦します。
●さつまいもの甘露煮
【材料】1人前
さつまいも1/2本…100g(8mmの輪切りにし、10分水につけてアク抜きする)
【調味料】
砂糖…大さじ3
水…200ml
レモン汁…4~5滴
先ほどの肉じゃがと用量は同じで、調味料を入れてからさつまいもを入れます。封をしたら耐熱性のお皿に置き、電子レンジで温めます。
8分間加熱したら、3分は開けずに置いておきます。
レンチンでつくるさつまいもの甘露煮は成功か?
電子レンジから取り出したところ、スチームバッグの下に敷いていたお皿に調味料が溜まっていました。沸騰した液体が蒸気口から溢れたのだと思います。電子レンジに直に袋を置くのはやめた方が良さそうです。
今回も、さつまいもはホクホク。味が染み込んでいて甘くおいしく、出来上がりました。
■商品詳細
商品名:スチームバッグ 無地S 9枚入り
原産国:中国
商品サイズ:20cm×8cm×15cm
内容量:9個入
材質袋外側:PET、袋内側:ポリプロピレン、チャック部分:ポリエチレン
価格:110円(税込)
スチームバッグで作る「蒸し野菜」の出来は?
ダイソーの話題の蒸し器、「スチームバッグ」を使うと「煮物」がとても簡単かつ、上質なクオリティで調理できることが分かりました。
ベーシックな蒸し野菜はどうなのでしょうか?温野菜も作れると書いてあるので、試してみたいと思います。
●温野菜
【材料】
ジャガイモ…2分の1個
ブロッコリー…3個
にんじん…2切れ(1cm幅の輪切り)
食材を軽く水洗いしてスチームバッグに入れ、2分ほど電子レンジで加熱します。
ダイソーのスチームバッグで作る温野菜のお味は…?
見た目はおいしそうに蒸しあがりました。気になるお味は…?
これはすごい!どれもしっかり水分を含んだまま蒸されているので、レンチン調理にありがちな“少し干からびたような感じ”がありません。せいろで蒸したような出来栄えです。
ダイソー蒸し器「スチームバッグ」でにんじんのグラッセに挑戦
ダイソーで購入できる蒸し器「スチームバッグ」は、かなり使い勝手が良く優秀だということが分かりました。上手く活用すれば、さまざまな時短調理に役立つに違いありません。
筆者は調理する時に、しっかりと分量を測らず、ザックリとした目分量で調理するタイプです。そのようなやり方でも“スチームバッグ料理”は成功するのでしょうか…?
試しに、洋食などの付け合わせにピッタリな「にんじんのグラッセ」を、スチームバッグで調理してみようと思います。
●にんじんのグラッセ
【材料】
にんじん…2分の1本くらい
【調味料】
砂糖…適量
水…適量
塩…少々
サラダ油…少々
スチームバッグにある「ここまで」ラインは超えないように気をつけて、食材と調味料をミックス。
2分半加熱してみます。加熱時間が終わっても“3分置く”、というのはしっかり守りましょう。
出来上がりました。やはり、レンチン調理とは思えないクオリティ!ちょうど良い柔らかさのにんじんに、味がしっかりと染み込んでいます。
ダイソーの「スチームバッグ」は110円とは思えないクオリティ!
110円の蒸し器がこんなに便利だとは驚きました。特に、時短できるのに「味が染み込む」というのが驚きです。忙しい方の時短調理にはもちろん、料理が得意ではない方にも「スチームバッグ」は役立つのではないでしょうか。ぜひお試しを!
文/まなたろう