パナソニック コネクトは、屋外や過酷な現場に適した10.1型頑丈タブレットPC「TOUGHBOOK FZ-G2シリーズ」の新モデルを国内法人向けに10月下旬から順次発売する。
標準モデル(「FZ-G2EBJBXAJ」「FZ-G2EBJBXKJ」)のほか、ワイヤレスWANモデル(「FZ-G2EBJBPAJ」「FZ-G2EBJBPKJ」)を用意し、価格はいずれもオープン。なお、「FZ-G2EBJBXAJ」と「FZ-G2EBJBPAJ」がWindows 11 Pro、「FZ-G2EBJBXKJ」と「FZ-G2EBJBPKJ」がWindows 10 Pro(Windows 11 Proからのダウングレード)を搭載したモデルとなる。
「FZ-G2シリーズ」は、2021年の発売以来、粉末が舞う食品工場や医薬品工場の製造実行システム(MES)の操作端末や、屋外での設備点検・メンテナンスの業務用端末、警察や消防隊員用端末として、さまざまな現場で活用されているタブレットPC。
今回登場する新モデルでは、データを高速に処理したい現場のニーズに応え、第12世代インテルCore i5-1245Uを搭載。Web会議で現場中継をしながら業務アプリなど同時に使用するマルチタスクでも高いパフォーマンスを発揮する。
さらに、必要な機能を後から追加できる「モジュラー構造」のオプションにmicroSDカードスロットが新登場。これにより、通信で送受信が難しい大容量データ(点検時のCADデータなど)や、自動車整備の際に更新するカーナビのデータなどの受け渡しが便利になる。
もちろん、「TOUGHBOOK」ならではの頑丈性や長時間駆動、高い操作性も特徴で、頑丈性においては、過酷な現場での使用を想定し、IP65準拠の防塵防滴試験、MIL-STD-810Hに準ずる頑丈試験、IEC60068-2-1,2に準拠した耐高温/耐低温試験、MIL準拠(合板)180 cm 独自基準(コンクリート)90 cmからの落下試験などさまざまな頑丈試験を実施。
また、約18.5時間(オプションの大容量バッテリー装着時は約26時間)の長時間駆動を実現したほか、最大輝度が約1,000 cd/m2(平均)でマルチタッチ操作にも対応した10.1型WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶を採用し、さまざまな環境でも快適に作業することができる。
このほか、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6E」にも対応(Windows 11 Proモデルのみ)にも対応。別売オプションとして、キーボードベースやクレードルも用意する。
外形寸法は幅279×奥行188.0×高さ23.5mm、質量は約1.19 kg。メモリは8GB、ストレージは512GB SSD。インターフェースはUSB 3.2 Gen.1(Type-A)ポート×1、USB Type-Cポート(USB Power Delivery、Thunderbolt 4対応、DisplayPort Alternate Mode対応)×1、LANコネクター(RJ-45)×1、拡張バスコネクターを装備する。
製品情報
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/tough/lineup/g2-e
構成/立原尚子