推しにお金を使っている人は7割強で、一人当たり年間平均使用額は約10万円
現在「推し」がいる221人中、「推しにお金を使っている」のは72.4%(160人)で、昨年の69.5%(137人)から2.9%増加している。
また1年に使う一人あたり平均額も10万2883円と、昨年の9万352円から1万2531円アップして10万円超えた。
費用内訳で昨年より増加したのは、「遠征費(宿泊、交通費など)」や「DVD(BR)、CD、配信などの映像・音楽の購入費)」。それぞれ昨年→今年で比べると、8万7167円→11万161円、1万2367円→2万1103円となっている。
逆に、「本・雑誌・関連書籍など」は、3万4892円→1万4742円とダウンしている。
推しがいるゆえの悩みは経済面で増加
推しがいるゆえのお悩みトップは昨年同様「お金がかかる」で23.5%(52人)。これは昨年17.8%より5.7%の増となっている。2位「チケット争奪戦が大変」、3位「時間の確保が大変」は昨年とほぼ変わらずだった。
一方、約半数の52.0%(115人)は「悩みはない」としている。ただし、昨年の61.9%(122人)より約10%減り、悩みのある人が増えていることがわかる。
推しは人生の活力であり、推しがいる人ほど幸福度も高い
推しがいることの良い点は、「活力、元気をもらえる」「楽しい時間が増える」「生活にハリが出る」がトップ3でいずれも6割を超えている。
次いで、「人生が豊かになる」「感動を得られる、ワクワクドキドキできる」「幸せが増える、幸せな気持ちになれる」も6割以上の回答を得ている。
推しの有無による幸福度の違いをみるため、10点満点で幸福度を聞いたところ、推しあり(221人)のウエイト平均値は8.05と、推しなし(223人)の7.81を上回った。
また推し以外の趣味の有無と幸福度との関係をみると、推しがいる221人のうち80.1%(177人)は、推しのほかにも熱中している趣味や活動があり、その人たちの幸福度は、推しのみの人よりさらに高い8.12となっている。
次いで幸福度が高いのは、推しはないが趣味がある人で、推しや趣味の存在が幸福度を上げていると推察できる。
調査概要
調査方法/WEBアンケート
調査対象/50~81歳の全国の女性461名
調査実施日/2023年6月9日(金)~6月12日(月)
調査主体 /株式会社ハルメクホールディングス ハルメク 生きかた上手研究所
出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」
関連情報
https://marketing.halmek-holdings.co.jp/column/archive.php?c_no=274
構成/清水眞希