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えっ、ここで?ひと昔前の秋葉原のようなインドの電気街にパナソニックを支えるやり手がいた!

2023.07.21

インドの老舗電材代理店も太鼓判!!

もう1軒、店を回った。「スマン・エンタープライズ」の入っていたビルから200mほどの距離にある

「スレッシュ・ エレクトリック・コーポレーション」だ。これまた間口の狭いだが、うなぎの寝床のように奥に広く、ところ狭しと様々な電材が積み重ねられていた。

こちらは創業67年、旧ANCHOR時代から製品を販売し続ける老舗で、年間7000万ルピーも売り上げているという。長い付き合いのある代理店なので、社長のジャヤンティラルさんにEW社がANCHORを買収してからの顧客の変化について聞いた。

「国内トップメーカーANCHORが日本の信頼できるメーカーと手を組んだことあって、今まで以上に自信を持って売ることができるようになりましたね。でも、うちの店は一般のお客さまも買いに来るのだけれど、まだまだパナソニックと組んだことを知らない人も多い。もっとインド国民に広く知られるようになれば注文が増えるはず。まだまだ伸び代があると思うよ」

「まるで宝石箱や〜」なアタッシェケース

と言いながら、おもむろに出し黒いアタッシェケースを出すジャヤンティラルさん。そこにはカラフルなカバーや縁取りが施された『ROMA』シリーズが並んでいた。これは勝手な想像だが、 普通に箱から出して見せるより、アタッシェケースからうやうやしく出したほうが客の関心を集められる……といった老舗ならではの営業テクニックに違いない。その時のつかみは、グルメリポーター・彦麿呂よろしく、「まるで宝石箱や〜」!?

「今、インドではリノベーションブームが起きていて汎用品の『PENTA』から、グレードが高く、このように凝ったデザインもある『ROMA』に付け替える人が多いですね。そもそもインド人は欧米の文化に憧れを抱く気質。『ROMA』という商品名は、その表れでもあるんですよ」

とラケッシュさん。インド人の好みや気質を知り尽くす代理店の存在は、EW社にとって心強いはず。こうした現場の声がフィードバックされて、インドの電材づくりに反映されている。

今回、インドの一般家庭に設置されているコンセントやスイッチは見ることはできなかったが、取材期間中、そこかしこの電材をチェックしていた。すると、チェンナイ空港に『ROMA』を発見! 安全・安心が求められる空港で採用されているのは、信頼の証! ラケッシュさん、ジャヤンティラルさんの営業トークに使えるネタに違いない。またインドに行って伝えなければ! えっ、おそらく知っているって!? 

取材・文/寺田剛治

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