家で洗濯できる衣類の平均寿命を延ばしたい!求められる衣類のロングライフ化と色変化を防ぐ方法
SDGsへの取り組みが日常生活においても求められる中、ファッションにおいてもサステナビリティへの意識が高まっていることが本調査により明らかになった。
衣類購入時において、「とても重視している」と回答した割合が高い項目は、トップが「家で洗濯できること」(52.0%)で、3番目に「長く着られること」(46.8%)が入り、「デザインが良いこと」(40.7%)や「コスパが良いこと」(40.6%)を上回っている。
この結果から、自宅で洗濯できる手軽さとキレイに長く保つ衣類の平均寿命の延伸が、今求められているファッションだといえるだろう。
多くの人が経験している、洗濯による色変化のトラブルだが、衣料用洗剤を購入する時に重視している機能は、どのような点かを尋ねた。
その結果、「汚れが落ちる」(67.1%)が圧倒的に高く、色変化を防ぐ機能「黄ばみ・黒ずみを防ぐ」(31.9%)や「色あせ・色落ちを防ぐ」(24.6%)は、汚れ落ちに対して半数以下の人しか重視していないことが判明。重視していない背景には、“あきらめ”がありそうだ。
約9割(89.5%)の人が、「洗濯をすればするほど、衣類本来の色は変化すると思う」と考え、「衣料用洗剤で“汚れを洗い落とす洗浄力”と“元々の色を維持(色変化を防止)する力”を両立することは難しい」と考える人は、約8割(80.1%)という結果に。
回答者全員に「黄ばみ・黒ずみ・色あせを抑制する洗剤」の利用意向を聞いたところ、ほぼ全員に当たる96.2%の人が「使いたい」と回答した。
これまで、洗濯を繰り返すことで起きる衣類の色変化に多くの人があきらめを感じていたが、サステナブルファッションの広まりを背景に、洗浄力・消臭力を追求しながら色変化を防ぐ、新しい衣料用洗剤が求められていると考えられる。
調査概要
実施時期:2023年6月23日(金)〜2023年6月26日(月)
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国の20歳以上69歳以下の男女で、衣料用洗剤購入者かつ週1日以上洗濯を行う人
調査対象衣類:ワイシャツ、ブラウス、白Tシャツ、黒・紺系Tシャツ、ポロシャツ、ズボン・スカート、セーター・カーディガン、スーツ、ジャケット、ブルージーンズ、カラーパンツ、セットアップ
有効回答数:1,000人(20~60代で男女各100人)
調査委託先:マクロミル
※本記事上のスコアの構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合もある。
関連情報:https://go-lion.jp/Nanox055
構成/Ara