ICT活用により学習のオンライン化が進んで久しいですが、社会体験に対する地域間ギャップにはどうしても課題が残ります。そんな時、自宅にいながら楽しく社会体験できるアプリがあったらどうでしょうか。
『ごっこランド』は、体験型コンテンツを通して子どもたちの様々な企業への関心・理解を後押し、個々の能力や将来の可能性の拡大、ひいては夢との出会いを手助けしてくれる社会体験型アプリです。
社会体験を含む体験活動(※1)が青少年の成長に及ぼす効果
文部科学省が行った「令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究」によると、「体験」と「意識等」との関係性について以下の分析結果が得られたようです。
※1体験活動とは、自然体験、社会体験、文化的体験を指す。
(1)小学生の頃に体験活動(自然体験、社会体験、文化的体験)や読書、お手伝いを多くしていた子どもはその後、高校生の時に自尊感情(自分に対して肯定的、自分に満足しているなど)や外向性(自分のことを活発だと思う)、精神的な回復力(新しいことに興味を持つ、自分の感情を調整する、将来に対して前向きなど)といった項目の得点が高くなる傾向が見られた。
(2)小学生の頃に異年齢(年上・年下)の人とよく遊んだり、自然の場所や空き地・路地などでよく遊んだりした経験のある高校生も上記と同様の傾向が見られた。
(3)経験した内容(体験活動や読書、遊び、お手伝い)によって影響が見られる意識や時期が異なることから、一つの経験だけでなく、多様な経験をすることが必要であるということも見えてきた。
(4)小学校の時に体験活動などをよくしていると、家庭の環境に関わらず、高校生の時に自尊感情や外向性、精神的な回復力といった項目の得点が高くなる傾向が見られた。
【参考】文部科学省「令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告 ~21世紀出生児縦断調査を活用した体験活動の効果等分析結果について~」
以上の調査結果から、多様な体験をすることは、子どもの成長を支える重要なファクターの一つと言えそうです。
今回、そんな体験活動の一助となる社会体験型アプリ『ごっこランド』を、キッズスター代表・平田氏へのインタビューと共にご紹介します。
子ども向け社会体験アプリ『ごっこランド』の概要
『ごっこランド』の想定対象年齢は3〜9歳。はじめに、子どもの年齢・学年の登録をしておくことで、年齢に合わせたパビリオンが選びやすくなります。0歳〜中学生以上の幅で設定できますが、この設定はいつでも変更可能です。
『ごっこランド』は子どもの「夢中になって楽しむ」を学びにつなげるアプリ
子どもたちはアプリ内の体験型コンテンツを楽しみながら、様々な企業やブランドが発信する理念やメッセージを学べるほか、普段身の回りにある商品やサービスが手に届くまでの製造・流通の過程、社会インフラの仕組みを学ぶことができます。
ゲームをしながら理解を深める! 太陽をタップすると、海の水が蒸発して雲ができる
アプリには現在約100のコンテンツが実装されており、そのどれもが子どもの目線に立ち「夢中で楽しめる」ことを意識して作られたものです。
どんな業種のパビリオンが参加している?
街を歩いているとよく目にするチェーン展開の飲食店や薬局、家電・食品メーカー、保険会社、鉄道・航空会社など、生活に根付いた業種のパビリオンが現在64社(※開発中含まず)参加しています。
スカパーJSAT、ROUTE INN HOTELS、marusan、JOYSOUND、ファイザーなど様々な業種のパビリオンが並ぶ
お金の管理も学べるみずほ銀行の「コイン通帳」
みずほ銀行の「コイン通帳」は、子どもたちがお金の管理を学べる体験型コンテンツです。
『ごっこランド』では、パビリオンのお仕事を完了させると自分のコインが手に入ります。手に入ったコインは、みずほ銀行の「コイン通帳」で管理することができ、通帳内にある「ひみつチャンネル」のミニゲームで利用できます。
「ひみつチャンネル」では、貯めたコインを使い、特別なミニゲームで遊べます。
さらに、1日1回遊べる「スクラッチくじ」では、くじに当たると「おかねのまめちしき」とともにコインが受け取れます。
おかねのまめちしき:1えんだまを つくるのに 3えん かかるんだよ
「おしごと しんだん」機能を使いパビリオンを探す
簡単な質問に答えることで、子どもが興味・関心を持ちそうなパビリオンを探せます。