ハサミの切れ味が悪くなったら新しいものへ買い替えるという人は多いのでは。
でも、せっかく購入した大事なハサミです。研ぎ方を覚えて、長持ちさせたくないですか?
〝シャープナー〟を使ったハサミの研ぎ方
ハサミの研ぎ方を今回は、サンクラフト「ダイヤモンドシャープナーしなり」を使用したやり方でご紹介します。
ハサミは刃物です。取扱いには充分注意をいただき、ケガのないよう作業をお願いします。
[1]小刃にしなりを当ててしならせます。
[2]しならせたまま、刃先に向かってなぞるように滑らせます。
なぞるように滑らせると、「ザザッ」とハサミの刃をこする音と感触がします。表面のダイヤモンドの粒が包丁を削ることで、丸くなった小刃を研いでいきます。何度が繰り返してしなりをかけていきます。
[3]刃返り(バリ)が出るまで繰り返します。
何度かしなりで小刃を研いだら、刃返り(バリ)ができているか確認します。しなりをかけた面の裏側からそっと指をあて、ひっかかるような感触があったらそれが刃返り(バリ)です。
ハサミの刃の全体に刃返りができていればOK。出てない部分があった場合は、その部分に再度しなりをかけます。
刃返りを確認する時は特に、ケガの注意をお願いします。
[4]バリがまんべんなく出たら、刃をすり合わせてバリを落とせば完了です。
はさみを研ぐ時の注意点
表面にセレーション(波刃)加工がされている部分には、しなりを使わないようにします。セレーションを削ってしまうと、性能が損なわれてしまう可能性があります。
また、刃の内側(裏・裏刃)は研いでしまうと、刃のすり合わせが狂ってしまうので、しなりを使わないようにしましょう。
しなりを使ってはさみを研ぐ場合、セレーションなど無い刃の外側(刃表)で使います。
【参考】サンクラフト|「しなり」を使って包丁とハサミを手入れしてみよう
研ぎたい刃先に最適な角度でしなる。サンクラフト「ダイヤモンドシャープナーしなり(ブラック)」
ダイヤモンドシャープナーしなり(ブラック) 3520円
表面にダイヤモンド(粒度325)の特殊加工でステンレスに付着させた「ダイヤモンドシャープナーしなり(ブラック)」は、研ぎたい刃先に最適な角度にしなるので簡単に研げます。
ハサミだけではなく、包丁やスライサーなどの刃物が研げる便利なアイテムです。
【参考】サンクラフト「ダイヤモンドシャープナーしなり(ブラック)」
アルミホイルを使ったハサミの簡単な研ぎ方
アルミホイルを使って手入れをすれば、ハサミの切れ味が復活するかもしれません。
[1]厚みがでるようにアルミホイルを折りたたみます。
[2]アルミホイルをハサミで切ります。
この簡単2ステップで、ハサミの切れ味を復活させてみてはいかがでしょうか?
どうしてアルミホイルで切れ味が復活する?
アルミニウムは金属の中でもとても柔らかく、融点(固体が液体になり始める温度)が低いです。なので、アルミホイルをハサミで切るだけで、溶けます。その溶けたアルミニウムが、刃の欠けた部分にくっついて補修してくれます。
※データは2023年6月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/山田ナナ