眼鏡についてしまった傷をお店で修理してもらうとお金がかかりそう、だから自分で修理したい……そんな方は多いでしょう。でも、自分で傷を直すのはNG行為なんです。その理由と、もし傷がついてしまったらどう対処すべきかをご説明します。
眼鏡のレンズに傷が! 自分で研磨剤を使って修理するのはNG
眼鏡のレンズに傷が入った時、自分で修理するのはおすすめしません。自分で磨くのはなぜダメなのか、ご説明します。
1.レンズが変形する
研磨剤で磨くのは、レンズ自体を削って変形させるリスクが高い行為です。レンズは少しでも変形すると見え方が変わってしまい、わずかな歪みであれば自覚症状はないかもしれませんが、目に負担がかかる可能性も。
メガネのレンズは繊細にできているので、修理はメガネ店に相談するのをおすすめします。
2.表面の加工がはがれてしまう
プラスチックレンズには、Vカット、ブルーライトカット、傷防止、静電気防止、反射防止、汚れ防止などの加工がされています。研磨剤などでこすると、この加工が部分的に取れてしまうことも。
表面のコーディングが剥がれて屈折率が変化してしまうと、見えにくくなる可能性が高くなります。
また、ブルーライトカットで遮断できていた光が、直接目に入るようになって以前よりも眩しさが強くなる場合もあります。目の健康を害するケースもあるので、自分でレンズを磨くのはやめておきましょう。
レンズに傷が入ったらお店で修理してもらえるの?
レンズの傷そのものはお店に持っていっても直すことはできません。レンズ交換という形で対応してもらうのが一般的。レンズ交換にかかる費用はレンズの種類によって変わってきます。また、レンズ交換の対応は購入した店舗以外でもしてもらえる場合もあるので、自分の都合で店舗を選ぶのもよいでしょう。
レンズの交換代はいくら?
レンズの交換料金は店舗によって異なります。OWNDAYSで交換した場合を例にあげてみると、視力測定とレンズ加工、レンズ、フレームクリーニングの価格をすべて合わせて7700円です。この価格は、どの店舗でも共通した料金設定になっています。
【参考】OWNDAYS|メガネレンズの傷を自分で直してはダメ!お店に頼んだ方が安心な理由とは?
レンズに傷がつきにくい眼鏡にすることも◎
レンズに傷がついてしまうのが心配な場合、傷のつきにくいレンズに交換、買い替えるのも良いでしょう。
膜が厚く高密度な〝耐キズ特殊コーティング〟【眼鏡市場のレンズに傷がつきにくいコーティング】
眼鏡市場は、眼鏡一式価格に3300円(レンズのみ購入する場合は2枚1組1万5180円)の追加で通常レンズから耐傷レンズへ変更が可能です。
膜が厚くて高密度になった〝耐キズ特殊コーティング〟により、通常レンズよりも硬度が向上しています。
【参考】眼鏡市場
傷だけではなく汚れにも強い!【Zoffの眼鏡のレンズに傷がつきにくいレンズ】
Zoffの「スーパーハード・コート」は、特殊コーティングにより、セットレンズ(ブルーライトカットなし)の約3倍の耐キズ機能。さらに、水分や指紋などの汚れが拭き取りやすく、外出時でも快適に使用が可能です。
【参考】Zoff
※データは2023年6月下旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ