クロス・マーケティングは、全国20~69歳の男女を対象に「労働意欲と労働環境の変化に関する調査(2023年)」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
新型コロナウイルス感染症も5類に移行し、街中では賑わいを取り戻しつつある中、働く意欲や環境はどのように変化しているのか。今回は労働意欲と労働環境について、コロナ禍からの変化を分析している。
4人に1人がコロナ禍期間と比べて「働き方に変化があった」
身の回りの「働く環境」で感じる変化としては「無人販売やセルフサービスのお店が増えた」
「無人販売・セルサービスの増加」に次いでは「飲食店などで、人手が足りてないなと思うことが増えた」、「自分の職場で人手が足りなくなった」が続く。
コロナ禍期間に仕事のモチベーションが高かった人は31.8%。現在の仕事のモチベーションが高い人は47.7%
コロナ禍期間の仕事のモチベーションについて聞くと「高かった」人が計31.8%であるのに対し、現在は47.7%が「高い」と回答した(図3・4)。
コロナ禍と比べて仕事のモチベーションが上がった理由としては「マスクを外したことで表情がわかるようになった」「プライベートが充実した」などが、モチベーションが下がった理由としては「コミュニケーションの変化」「出社が増えて時間に余裕がなくなった」などが影響していると考えられる(図5)。
仕事に対する不安は「働き方の変化についていけない」
仕事に対する不安ごとに関しては「働き方の変化についていけない」、「人との距離感が難しくなった」などの社会の変化に対するものや、「労働時間の増加」「人手不足」など労働環境に関する事項があがった(図6)。
調査概要
調査手法/インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域/全国47都道府県
調査対象/20~69歳の男女
調査期間/2023年7月7日(金)~9日(日)
有効回答数/本調査1100サンプル
関連情報
https://www.cross-m.co.jp/report/life/20230712workstyle/
構成/清水眞希