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グランドチェロキーvsレンジローバースポーツ、走りにこだわるアッパーミドルSUV対決

2023.07.30

ジープ『グランドチェロキー』vs ランドローバー『レンジローバー スポーツ』

海外メーカー製の高級SUVが続々と投入される中で、異彩を放っているのが米英ブランドのSUV。長い歴史を持つSUVブランドは何を目指しているのか、探ってみた。

全く別格の存在感を放つラグジュアリーSUV

 輸入車のラグジュアリーなSUVというと、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、ポルシェといったドイツ車がまず目に浮かぶ。しかし、歴史を遡ってみるとドイツメーカーのSUVは、ユーザーの動向をつかんでから開発が進められ、時代の流れに乗って、人気となった経緯がある。SUVのルーツはドイツではなく、英国とアメリカであることを知っている人は意外と少ない。

 今回紹介する2台はまさにSUVがまだクロスカントリー4WDとか、レクレーショナルビークル(RV)と呼ばれていた時代に登場し、市場を形成してきたモデルだ。老舗ブランドが造った最新のSUVは個性にあふれており、とことん楽しめるものとなっている。

 ジープは1945年、米国で誕生した。米軍の不整地走行用の4WD車がベースとなっている。その後、製造メーカーは転々としたが、ジープのブランドは生き残り、1946年にはジープワゴンが登場。これがワゴンタイプ乗用車としてのジープのルーツになる。『グランドチェロキー』という車名は1993年から。

 最新モデルは2022年10月に登場したプラグインハイブリッドモデル。それまでの3列シートのボディーではなく2列シートのボディーを搭載し、モーターだけで最長53km走行できる電池+充電装備を搭載したジープ初のEVモデルとして生まれ変わった。

 一方の『レンジローバー スポーツ』は、ランドローバー社が1970年に発表したラグジュアリーな4WDワゴン。ベースとなったランドローバーは1945年に農業用の不整地走行ができるクルマとして開発されたのだが、ジープがルーツになって造られたと言われている。その不整地走行車を、乗用車風にアレンジしたのが『レンジローバー』の始まりだった。

 最新の『レンジローバー スポーツ』は、新開発の直列6気筒3.0Lのマイルドハイブリッドディーゼルもしくはガソリンエンジンを搭載し、販売されている。特にディーゼルの完成度は高く、振動、音とも完璧に抑えられており、まさに高級SUVにふさわしい性能を与えられている。

 ドイツ車全盛の輸入車市場で、英国とアメリカから登場した2台のラグジュアリーSUVは全く別格の存在感を放っている。このカテゴリーの選択肢として検討する価値はありそうだ。

抜群の走破性能でパワフルに駆動するSUV

ジープ『グランドチェロキー』

Specification
■全長×全幅×全高:4990×1980×1810mm
■ホイールベース:2965mm
■車両重量:2410kg
■排気量:1995cc
■エンジン形式:直列4気筒ガソリンターボ+交流同期モーター2基
■最高出力:272PS/5250rpm+60PS+145PS
■最大トルク:400Nm/3000rpm+54Nm+255Nm
■変速機:8速AT
■燃費:10.4km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:1037万円
※「Limited 2.0L 4xe」

ジープ『グランドチェロキー』

フロントグリルの7つの長方形はジープの顔。グリルにはエンジンなどの冷却状況に応じて開口部のフラップを自動制御するアクティブグリルシャッターが採用され燃費向上を図っている。

ジープ『グランドチェロキー』

『グランドチェロキー』は2列シートと3列シートが用意されている。プラグインモデルは2列シート仕様なのでホイールベースで65mm、全長300mmだけ3列シートモデルより短い。

ジープ『グランドチェロキー』

テールランプは横長で細い。荷台の開口部は820mmと高め。車高などの調整装置はない。車幅は1980mmで2005mmある『レンジローバースポーツ』よりわずかに狭い。リアウインドウの視界も広い。

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