DIME MAGAZINE
これからの季節、公共の場の設定温度が低くなりすぎ真夏にも関わらず寒さに震えるケースが増えてくる。スーパーや電車の中など、「寒すぎると感じても自分で対策するのは難しい」と考えている人も少なくないのではないだろうか。
そこで日本トレンドリサーチは、全国にて清掃・除菌をメインとした施設メンテナンスソリューションを提供するプラットフォームサービス「ユアマイスター forbiz」と共同で「エアコンが効きすぎな場所」に関するアンケートを実施した。
公共の場で「空調が効きすぎている」と感じた経験を男女別に調査
まずは、店内や電車内など公共の場で、「空調が効きすぎている」と感じた経験はあるか、男女別に聞いた。
女性の82.0%、男性の72.2%が、店内や電車内など公共の場で、空調が効きすぎていると感じた経験が「ある」と回答。
どのような場所で「空調が効きすぎている」と思う場合が多いか、当てはまるものをすべて選んでもらった。
女性の場合、「スーパー」が66.3%と半数以上を占めている。ほかには「電車」が40.0%で「飲食店」が39.3%といった結果に。
男性の場合も、上位を占める順位は女性と同じで、それぞれ「スーパー」53.2%、「電車」37.1%、「飲食店」31.3%という結果になった。ちなみに「その他」と回答した人は「映画館」や「パチンコ屋」のほか「公民館」などを挙げていた。
空調が効きすぎて耐えられない場合、どう対処するか聞いてみたので合わせて紹介しよう。
空調が効きすぎて耐えられない場合、どう対処する？
・なにか上着を羽織る、飲食店であれば席を変えられないか店員に申し出る。（10代・男性）
・一旦外に出たりして調節する（30代・男性）
・できるだけ人が多い所に移動する。空調が聞いてなさそうな入り口に移動する。（20代・女性）
・店員にその旨を伝えるようにしている。（40代・女性）
・寒がりのため、夏場のカーディガン、レッグウォーマー、カイロはデフォルト装備。そのほかは、施設やスタッフの人に冷房（空調）の温度を下げてもらうようお願いする。また、冷房が当たらない場所や比較的暖かい場所に移動させてもらう（席が決まっている場合は相談する）。以上を試し、どうしても調整できず寒い場合にはやむを得ずコートを着る。（30代・女性）
・羽織れるものを持っていればきる。なければ温度をあげて貰えるようお願いする（50代・女性）
・早めに買い物を済ませて、すぐにその場所から立ち去るようにしています。（20代・女性）
・電車の場合は、弱冷房車へ移動する。また、量販店や、デパート施設の場合は一度、外に出る。（50代・男性）
「上着を羽織る」「一度外に出る」のほか「店員に声をかける」や「我慢する」といった回答が見られた。
また、上着を羽織ると答えた人の中には「常に上着を持ち歩くようにしている」という人も少なくないようだ。
店内や電車内など公共の場で、「空調のニオイ」が気になった経験は？
続いて、店内や電車内など公共の場で、「空調のニオイ」が気になった経験はあるか、こちらも男女別に聞いた。
女性の28.4%、男性の33.4%が、店内や電車内など公共の場で、「空調のニオイ」が気になった経験が「ある」と回答。
どのような場所で「空調のニオイ」が気になったことがあるか、当てはまるものをすべて選んでもらったので、男女別にそれぞれ見ていこう。
女性の場合、「電車」52.1%、「飲食店」30.3%、「バス」29.6%という結果に。
男性も「電車」が半数以上の51.5%という結果になった。次いで「バス」31.7%、「飲食店」26.3%と続く。ちなみに「その他」は「ネットカフェ」や「ホテル」などが挙げられていた。
公共の場の空調のニオイで、主にどのようなニオイが気になるか聞いてみたので紹介しよう。
公共の場の空調のニオイで、主にどのようなニオイが気になる？
・特に雨の日の時、ぬれたぞうきんのような匂いがする。（20代・男性）
・椅子や絨毯のほこり臭（20代・男性）
・汗やムワッと湿気のような匂い（20代・女性）
・電車は人の出入りも激しいので、独特なニオイがします。空調のニオイなのか、その場のニオイが空調によってかき混ぜられているのかはわかりませんが、嫌なニオイがする時があります。（30代・女性）
・汗のようなアンモニアのような臭い（40代・男性）
・汗やムワッと湿気のような匂い（20代・女性）
・空調からの機械的な臭い。（50代・男性）
・冷暖房の機械の掃除が行き届いていないのか、カビくさいようなにおいがしたことがある（40代・女性）
食べ物の臭いのほか、汗や体臭などの人が発する臭いが気になる人が多いよう。また、空調の掃除が行き届いていないのではないかと思うようなニオイを感じたことがある人もいた。
食材を扱っていたり熱中症対策だったりなどこれからの季節に冷房は欠かせないが、当たりすぎて体が冷えると体調を崩してしまう恐れもある。無理をせず、自分で可能な工夫をしながら冷え対策を行っていってほしい。
調査概要
調査名：エアコンが効きすぎな場所に関するアンケート
調査期間：2023年6月21日 ～ 6月23日
調査機関：日本トレンドリサーチ（自社調査）
調査対象：全国の男女
有効回答数：1000サンプル
調査方法：インターネット調査
関連情報：https://trend-research.jp/18629/
構成／Ara
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