小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

一杯呑んでもよし、ボトルをキープしてもよし、魂を癒してくれる菊名の銭湯サウナ「いやさか湯」

2023.07.20

『酒と肴と男とサウナ』第26快

「近所の人に対して、嫉妬するほどうらやましい」

 そう思うくらい最高でしたよ、横浜市鶴見区の『いやさか湯』!

 いわゆるサウナ付き銭湯です。

↑営業開始の1時間後くらいの『いやさか湯』外観。早くも自転車が何台も停まってる。自転車の多く停まってる銭湯は絶対いい銭湯なんだよな~。

 すでに古くさい感のある単語となったソーシャルディスタンスをしっかりとっても10人は座れる、銭湯にしては広めのサウナ室。

 温度計に表示される温度と体感温度って、全く別物だと思うんで書く意味はないと思うけど、気になる人もいるんで書いておくとサウナ室の温度計は95℃。そして入った瞬間にサウナ用メガネが一気に曇る湿度。

 1段の高低差がかなりある2段ベンチ上段に座れば、そりゃあ脊椎の奥までグイッと熱くなる。

↑サウナ室でございます。遠赤外線ヒーターなんだけど、カラカラではなく予想を越える湿度あって心地良きかな。

 でね、外気浴できる露天スペースが2か所もあるんですよ、ここの浴室。

 ひとつは3人が足伸ばせて入れる大きさの水風呂のある露天スペース。

↑この写真だけ見ると屋内っぽく見えるかもしれないけど、天井が開いた露天スペースにある水風呂。この露天スペースには、休憩できるベンチと樹脂イスも完備してる手抜かりのなさ。

 そしてもうひとつは日替わり湯の温浴槽のある露天スペース。

 屋内はバイブラ系のマッサージ浴槽も豊富だし、とにかく設備充実してんの。

 そりゃ女湯チェックはできてないけど、少なくとも男湯はこの充実度。

 以上、浴室部分は簡潔にまとめさせていただきました。だって、この充実した浴室超えた感動がアフターサウナに待っているんすよ!

 呑める食堂があるのよ。それも座敷の。それも格安の!

 その価格を今回はしっかり書きたい。

 各種サワーとハイボールは300円。生ビールは大中小あって500円、400円、300円。瓶ビール600円もあるでよ。

 料理類は日替わりなんで行った日のメニューを書くと、おつまみは『人参サラダ/200円』、『フライドポテト/300円』、『ササミ中華あえ/250円』等々。ね? 安いでしょお~。

 プラス250円で定食にもなるおかずが、『ササミフライ/350円』、『煮物/400円』、『から揚げ/500円』、『豚生姜焼』と『牛焼肉』はともに600円。『深大寺そば/600円』、『蜂カレー/650円』なんて食事もあるしさ。

 もうサウナ上がりにこの座敷に座りゃ、実社会のイヤなこと全部忘れる!!

↑これがどんな世間のしがらみを忘却の彼方へと消し去ってくれる最高の座敷。座椅子もあって自分チよりくつろげた。

 ドリンクメニューをよく見れば、サワーとハイボールは『濃いめ』もできて、それが何と『プラス50円』という安さ。

 三陸直送・水産庁長官賞受賞というめかぶを使った『めかぶキムチ』(200円。めかぶ単品はなんと150円!)で、濃いめで注文したウーロンハイをグイッといく……いつ死神のお迎えが来てもイイとすら思ったよ。

↑250円でこの量のキムチめかぶ。全品、安いのに量はしっかりある!

 それと「ぜひ食べて」と勧められたのが『パウダースノーおろぽ/400円』。何とポカリを凍らせてパウダーかき氷にしたものに、『オロナミンC』を自分でかける、世界でもココだけの逸品!

↑オレ、かき氷って頭キンキンしてダメなのに、このパウダースノーおろぽの超微細氷は、頭にキンキンこない! なので完食。

 オロポ好きの皆さん、これはいっとけ!

 聞けばいやさか湯。一度廃業しかけたのを、温浴再生企業が請け負って運営しているとのこと。

 銭湯再生の話は最近多いですが、オシャレにしたり、若者系にシフトしたり、そういうのが多い。それもいいとは思うけど、「え?」って感じるもともとの常連もいると思う。

 ところがここは、『オロポかき氷』を開発しながらも、近隣の皆さんがもっと来たくなる、本当の地元の憩いの場所を作ろうというスタイル。だって銭湯なのにボトルキープまであるんですよ。これを地域の憩いの場といわずしてなんという?

↑ボトルキープできる銭湯って、そんなの夢じゃん! ボトルの価格、聞き忘れたが高いワケない。

『いやさか湯』……これはもう感銘以外の言葉なし。

 本当にさ、近所にこんな銭湯あれば、あとは何もいらん!!

〔data〕
○住所:神奈川県横浜市鶴見区馬場1-7-23
○電話:045・583・5161
○料金:入館料(大人)500円、男性サウナ+200円、女性サウナ+100円
○営業時間:平日15:00~25:00(男湯)、~24:00(女湯) 土・日曜・祝日10:00~25:00(男湯)、
~24:00(女湯) 無休
○交通:東急東横線・JR横浜線「菊名」駅よりバス約7分、JR京浜東北線「鶴見」駅西口よりバス約15分
https://www.iyasakayu.com

カーツさとう
コラムニスト/プロドランカー。グルメ、旅、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。@DIMEの新・サウナ専門サテライトメディア『Saunner』もチェック!

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。