悪い姿勢は身体的負担だけでなく、学習意欲にも悪影響を及ぼす
小学生向けのタブレット型通信教育サービス「RISU算数」を提供するRISU Japanは、360度近接センサーとマイクロチップを搭載することで、子どもの姿勢を正しく保つシャープペン「スマート姿勢改善ペン」の販売をAmazon、楽天市場にて開始した。価格は4999 円(税込)
文部科学省が全国の国公私立の小学校を対象に毎年行なっている「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」によると、平成20年の調査開始以来、体力合計点において一時的に上昇傾向が見られたものの、コロナ禍以降再び下降に転じ、現在も同様の傾向が続いている。
このような体力低下の影響により、正しい姿勢を保つことが困難な子どもが増加。様々な問題が生じる可能性が懸念されている。
悪い姿勢は、首や肩に負担がかかり肩こりになる、近距離で物を見ることで近視になりやすい、といった身体的なものだけではなく、呼吸が浅くなることで脳への酸素の供給が行われず、集中力がなくなることで、やる気や成績にも悪影響を及ぼすと言われているからだ。
360度近接センサーとマイクロチップを搭載したシャープペン
そこで同社では、「テクノロジーの力で自然と姿勢が改善できるペンがあれば、解決の一助となるのではないかとの思い」から、「スマート姿勢改善ペン」の開発に至ったという。
これは360度近接センサーとマイクロチップを搭載したシャープペンで、センサーでペン先と目の距離を計測。ペン先と目が25cm以上近付くと、ペン先が自動で引っ込む仕組みとなっている。
その後、距離が離れるとペン先は元に戻り、筆記が可能になる。市販の0.7mm替芯が使用可能だ。
子ども向けとはいえ、落ち着いたデザインに加え、本体カラーもダークブルー、ライトブルー、ライトパープル、ライトピンクの4色が揃っており、大人でも使える仕様となっている。
関連情報
https://www.risu-japan.com/
構成/清水眞希