あなたの周りに「あの人は、いったい1日が何時間あるんだろう?」と思ってしまうほど、物事を段取りよくテキパキこなす人はいませんか?
では、そういう「要領がいい人」たちは、生まれつき頭がよかったり、センスや才能の持ち主だったりするのでしょうか?
「要領がいい・悪い」は、決して才能やセンス、ましてや生まれつきの頭のよさの問題ではありません。「要領がいい人」は、ほんの少し、「脳の使い方」が違うだけ。
そこで「要領がいい」ということを、「ゴールへの最短距離を進めること」と定義し、その方法を最新の脳科学から解き明かす菅原洋平さんの著書『「仕事が終わらない人生」が180度変わる 努力に頼らず「要領がいい人」になる40のコツ』の中からDIME読者におすすめしたいノウハウを厳選、再編集してお届けします! 「脳の使い方」と聞いて、身構えてしまう方もいるかもしれませんが、決して難しいことは書いていませんので是非チェックしてみてください。
努力に頼らず「要領がいい人」になる40のコツ〈36〉こんなときどうする?相手・シーン別 要領がいい人の伝え方
「同時系」と「継次系」の分類を生かした「相手・シーン別の伝え方」を紹介します。「こんなときはどうすればいいの?」と困ったときは、ぜひ参考にしてください。
同時系or継次系?自分の「情報処理タイプ」を知って要領よく仕事を進めるコツ
あなたの周りに「あの人は、いったい1日が何時間あるんだろう?」と思ってしまうほど、物事を段取りよくテキパキこなす人はいませんか? では、そういう「要領がいい人」...
1:部下が締め切りを守らない
■部下が同時系なら……
締め切りよりは「面白さ」「斬新さ」などの新奇性を優先しているので、それが浮かばないうちは提出することができない、と考えています。
ただ、完璧に仕上げなければいけないとは考えていないので、「6、7割できた段階で確認させて」と言っておけば、途中で提出することに抵抗はないはずです。
■部下が継次系なら……
完璧に仕上げられていないと提出できない、と考えています。
ただ、「完璧さ」が目的からずれていることがあり、ずれた部分にこだわって締め切りに間に合わないことが多いです。
こだわっている部分は、形式や体裁であることが多いので、どんな形式でほしいのかというサンプルを見せておけば、このズレは回避できます。
2:上司の仕事の進め方が明らかに非効率
例:企画書を出すたびに違う箇所を指摘してきて、一向に前に進まない
■上司が同時系なら……
ゴールのイメージが変わりやすいため、言われたとおりに作業していると、提出するときに求められていることが変わることが多いです。
作業をする前に、最初に設定したゴールを再確認するようにしましょう。
■上司が継次系なら……
段取りや決済ルート、資料の形式に間違いがないことが最重要です。トラブルなく進行することが最も優先されるため、新しいアイデアは求められていません。
ただ、新しいアイデアを1つならば受け入れられることが多いので、決裁ルートや形式を変えずに、1つだけ提案するようにしてみましょう。