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なぜか非効率な方法に固執してしまう「構え効果」を解除する方法

2023.09.07PR

あなたの周りに「あの人は、いったい1日が何時間あるんだろう?」と思ってしまうほど、物事を段取りよくテキパキこなす人はいませんか?

では、そういう「要領がいい人」たちは、生まれつき頭がよかったり、センスや才能の持ち主だったりするのでしょうか?

「要領がいい・悪い」は、決して才能やセンス、ましてや生まれつきの頭のよさの問題ではありません。「要領がいい人」は、ほんの少し、「脳の使い方」が違うだけ。

そこで「要領がいい」ということを、「ゴールへの最短距離を進めること」と定義し、その方法を最新の脳科学から解き明かす菅原洋平さんの著書「仕事が終わらない人生」が180度変わる 努力に頼らず「要領がいい人」になる40のコツの中からDIME読者におすすめしたいノウハウを厳選、再編集してお届けします! 「脳の使い方」と聞いて、身構えてしまう方もいるかもしれませんが、決して難しいことは書いていませんので是非チェックしてみてください。

努力に頼らず「要領がいい人」になる40のコツ〈28〉非効率な方法に固執してしまう「構え効果」を解除せよ!

「同じ作業をしているはずなのに、自分だけ時間がかかってしまう」というときは、「どうしてみんな要領よくできるんだろう」という気持ちになりますよね。「あの人はいったい1日何時間あるんだろう」と思うかもしれません。

 たとえば、こんなシーン。

 膨大な資料の中から、必要な文章を抜き出す作業をしているときに、どの文章が必要なのかを注意深く読み込んでいく。

 ところが、すぐに作業を終えた人にこんなことを言われる。

「そんなの、いらない文章を削除していけばすぐ終わるじゃん」

 正直イラッとくるのと同時に、「でも、この人の言うとおりかも。なんで気づかなかったんだろう……」とも思う。

 客観的に見れば当たり前と思えるようなことに気づかずに、非効率な方法をやり続けてしまう。この現象を「構え効果」といいます。

 なにかの作業を始めるとき、最初にぱっと浮かぶのは「いつものやり方」ですよね。構え効果とは、そうしたなじみのある考えに引っ張られてしまい、もっと適切な考え方があることに気づかなくなる現象です。

 人の脳は、過去の経験則から先を予測することで、脳の省エネを図っています。その意味ではとても便利な機能なのですが、反面、別のよい方法に気づかなくなってしまうことがあるのです。

 たとえば、チェスプレーヤーの眼球運動を調べた研究では、よい手が打てないとき、一見するとプレーヤーは「盤上を眺め、さまざまな手を考えている」ようですが、分析すると「当初立てた方針から離れるのが困難になってしまい、別の解決策に気づかない」という状態になっていることが明らかになりました。

 要領がいい人は、この「構え効果」を解除するのがうまいです。

「構え効果」を解除するタイミングは、冒頭のEさんの話に出てきた要領がいい人のように、「これは違うな」と気づいたとき。心にふと浮かんだ小さな疑問や違和感を見逃さず、それまでの方針をやめてしまうことです。

「構え効果」の存在を自覚し、早い段階で解除できれば、要領よく行動できるようになります。

「まばたき」だけで解除できる

「構え効果」を最も簡単に解除できる方法は、目を閉じること。

 視覚が遮断されることで、脳内では、それまでに得た情報を整理する「デフォルトモードネットワーク」が起動します。それにより、脳の情報が整理されて大局的な視点になり、「これは違うな」という違和感を感知しやすくなります。

 デフォルトモードネットワークは、「まばたき」でも起動することが明らかになっています。

 漫画やアニメで、意味のわからないことに遭遇すると、目をパチクリさせる動作をする描写がありますよね。これもデフォルトモードネットワークを起動させて、脳内の情報を整理しているということ(今度そのシーンを見たら、「これはデフォルトモードネットワークだ!」と思ってみてください)。

 会話中や作業中に起こるまばたきは、それまでの作業をとらえ直したり、情報をまとめて現在の行動が目的に見合っているかを照合したりするときに発生していると考えられています。

 試しに会話をしながら、自分と相手のまばたきを観察してみてください。話しているときにはまばたきをせずに、文節が区切られたところでまばたきをしているはずです。話している本人だけでなく、聞いている相手も同じタイミングでまばたきをします。

 その一瞬で、脳は情報を整理しているんです。

☆ ☆ ☆

いかがでしたでしょうか?

実は、次の大半の人が漠然と思い描いている「要領のよさ」 。5つで構成されているそうです。

1 「余計な情報」に惑わされない
2 「脳のムダづかい」を減らす
3 「すぐやる人」になる
4 「同じ失敗」を繰り返さない
5 「思い込み」を捨てる

この項目を見ただけで、 「たしかに、自分に足りないことかも」と思った人も多いのではないでしょうか?

そうなんです!
「要領をよくする」とは、新たな知識や技術を身につけるというより、ムダを省いたり、余計な情報をカットしたりすることが大切であり、誰でもすぐに実践でき、再現性のあることなのです。それを把握して再現性のある行動にしてしまえば、努力に頼らず「要領がいい人」になることができるというわけです。この本では、最新の脳科学から導き出したメソッドをもとに要領のよさを、再現性のある科学的なコツとしてまとめられています。意外で、すぐに実践できる方法が知りたくなった方は是非チェックしてみてください。

「仕事が終わらない人生」が180度変わる 努力に頼らず「要領がいい人」になる40のコツ
著者/菅原洋平
発行/株式会社アスコム

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著者/菅原洋平
作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。1978年、青森県生まれ。国際医療福祉大学卒業後、国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事。2012年にユークロニア株式会社を設立。東京都千代田区のベスリクリニックで外来を担当しながら、ビジネスパーソンのメンタルケアを専門に、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)、『すぐやる! 』(文響社)などベストセラーを多数上梓。テレビや雑誌など、メディア出演も多数。

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