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脳の記憶容量を節約しながら作業効率を高める「15分サーキット」仕事術

2023.08.09PR

あなたの周りに「あの人は、いったい1日が何時間あるんだろう?」と思ってしまうほど、物事を段取りよくテキパキこなす人はいませんか?

では、そういう「要領がいい人」たちは、生まれつき頭がよかったり、センスや才能の持ち主だったりするのでしょうか?

「要領がいい・悪い」は、決して才能やセンス、ましてや生まれつきの頭のよさの問題ではありません。「要領がいい人」は、ほんの少し、「脳の使い方」が違うだけ。

そこで「要領がいい」ということを、「ゴールへの最短距離を進めること」と定義し、その方法を最新の脳科学から解き明かす菅原洋平さんの著書「仕事が終わらない人生」が180度変わる 努力に頼らず「要領がいい人」になる40のコツの中からDIME読者におすすめしたいノウハウを厳選、再編集してお届けします! 「脳の使い方」と聞いて、身構えてしまう方もいるかもしれませんが、決して難しいことは書いていませんので是非チェックしてみてください。

努力に頼らず「要領がいい人」になる40のコツ〈10〉5つ以上の作業があるときは、「15分サーキット」で記憶容量を節約!

 前ページでお伝えしたように、ワーキングメモリが一度に記憶しておける容量は4つしかありません。

 そこで、5つ以上の作業がある場合は、それぞれの作業時間を「15分以内」で区切るようにしましょう(なぜ15分以内なのかは後ほど説明します)。

 たとえば、「プレゼン資料の作成(A)」「会議資料の作成(B)」「売上データ入力(C)」「注文書の作成(D)」「経費精算(E)」という異なる5つの作業があったとします。

 このとき「1作業30分×5セット」にしてしまうと、「いまってなんの仕事してるんだっけ?」と、業務全体の現在地を見失ってしまいがち。

 それを防ぐために、1作業を15分ごとに区切りながら行い、5つ目を15分やったら1つ目に戻ります。

 つまり、次のように1つの作業を2回ずつ(2周)行うのです。

A―1:プレゼン資料のアウトラインを決める
B―1:会議資料のタイトルとリード文、項目をつくる
C―1:売上データの入力をする
D―1:注文書に入力する内容をメールから探す
E―1:領収書を整理する
A―2:プレゼン資料に入れる詳細データを探して貼りつける
B―2:会議資料の項目に入れる図表を探して貼りつける
C―2:売上データの入力を終える
D―2:注文書のフォーマットに入力する
E―2:会計ソフトに経費を入力する

 このように、AからEまでの作業を順番に回していきます。

 たったそれだけで、次のようにさまざまなメリットがあります。

(1)15分経ったらなにをやるのかが決まっているので、1つの作業に集中でき、やるべきことを忘れずにすむ

(2)「どの作業にどのくらいの負荷がかかるのか」がわかるので、時間配分の能力が上がる(これは136ページの「すぐやる人のスケジュール管理術」にも関係します)

(3)AとBのように似通った作業が発生すると、「さっき使った資料が参考になるな」というように、作業のコツがほかの作業に応用できることに気づける

 ちなみに、冒頭のBさんの「知ってるはずの専門用語をど忘れしてしまう」に関しても、作業の順番を決めてワーキングメモリの記憶容量をセーブすれば、自然と「必要なタイミングで必要なことを思い出す」能力が戻ってきます。

 なぜなら、ど忘れは本当に忘れてしまったのではなく、別のこと(作業)に注意が奪われて、そのことに記憶容量を使われていることが原因だからです。

フリー時間を意識的につくろう!

 この「15分サーキット」のなかに、フリー時間を組み込むのもおすすめです。

 前の例でいうなら、「なにもしない(F)」を追加するイメージですね。

「あの人は、いったい1日何時間あるんだろう?」

 そんなふうに思ってしまう要領がいい人ほど、実はフリーの時間を設ける傾向があります。

 ドーパミンの欲求に振り回されているときは、休憩をとることがとても難しくなります。さらに、作業をやり続けて脳が疲労をするほど、意思決定が狂いやすくなります。

 文字どおり「なにもしない時間」でもいいですし、「なにをやってもいい時間」と考えて、好きなことをしてもいいですね。

 要は、作業の計画時点から「なにもしない」という課題を設定し、脳の疲労を防ぐというわけです。

 脳の記憶容量を増やすことは不可能ですが、このような方法を日常的に意識することで、記憶容量を節約することはできると、ぜひ覚えておいてください。

☆ ☆ ☆

いかがでしたでしょうか?

実は、次の大半の人が漠然と思い描いている「要領のよさ」 。5つで構成されているそうです。

1 「余計な情報」に惑わされない
2 「脳のムダづかい」を減らす
3 「すぐやる人」になる
4 「同じ失敗」を繰り返さない
5 「思い込み」を捨てる

この項目を見ただけで、 「たしかに、自分に足りないことかも」と思った人も多いのではないでしょうか?

そうなんです!
「要領をよくする」とは、新たな知識や技術を身につけるというより、ムダを省いたり、余計な情報をカットしたりすることが大切であり、誰でもすぐに実践でき、再現性のあることなのです。それを把握して再現性のある行動にしてしまえば、努力に頼らず「要領がいい人」になることができるというわけです。この本では、最新の脳科学から導き出したメソッドをもとに要領のよさを、再現性のある科学的なコツとしてまとめられています。意外で、すぐに実践できる方法が知りたくなった方は是非チェックしてみてください。

「仕事が終わらない人生」が180度変わる 努力に頼らず「要領がいい人」になる40のコツ
著者/菅原洋平
発行/株式会社アスコム

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著者/菅原洋平
作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。1978年、青森県生まれ。国際医療福祉大学卒業後、国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事。2012年にユークロニア株式会社を設立。東京都千代田区のベスリクリニックで外来を担当しながら、ビジネスパーソンのメンタルケアを専門に、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)、『すぐやる! 』(文響社)などベストセラーを多数上梓。テレビや雑誌など、メディア出演も多数。

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