amaneは海正面のフラットルームとラグジュアリールームに加え愛犬同伴可能なメゾネットルームの全15室
客室は全15室。お部屋から南房総の海が一望できるだけでなく、テラスと芝生の庭を抜けてそのまま海辺に出られるF棟のフラットルーム8室(68㎡)、北欧エストニア製バレルサウナ付きのプレミアムフラットルーム1室(90㎡)、愛犬と泊まれる、鋸山方向に面したM棟の2階建てメゾネットルーム3室(90~100㎡)、そして海に続くエントランス側の側道をはさんだところにある、トレーラーハウスをふたつつないだ非日常の世界を堪能できる海正面のアートヴィラ=ラグジュアリールーム3室(70㎡)が用意されています。
こんな素晴らしくも希少なオーシャンフロントの立地に2021年11月にグランドオープンできたのは、1955年創業の宿泊施設を皮切りに、現在、南房総を拠点に趣異なる老舗高級旅館、リゾートホテル5軒を展開する「すべてのお客様を自分の大切な人と思い、心のこもったおもてなしで、やすらぎと感動を提供する」ことを使命としている地元の紀伊乃国屋グループならではでしょう。
まだ1年中温暖気候の南房総の夏の太陽がまぶしい午後3時、内房なぎさラインから折れ、海に突き出るような道を進むと、その突き当たりの海に面した左右が、シックな塀に囲まれた「amane」。到着すると、スタッフが出迎えてくれて、荷物をカートで運んでくれました。なお、ゲスト用駐車場は、2か所ある駐車場の、なぎさラインから進むと手前側の1段高いところにあります(amaneの看板が出ているところ)。
今回は、わが家の愛犬、ジャックラッセルのララを連れだった訪問ですが、犬を抱っこ、またはカートに乗せていれば、フロントロビーを通って、また、犬を歩かせてチェックインするのであれば、メインエントランスの奥(海側)の通路から、館内に入ることになっています。
チェックイン前に立ち寄れる絶景のドッグラン
とはいえ、いきなり施設に愛犬を連れ入れるのはマナー違反。まずは絶景の南房総の海を望む、愛犬連れの滞在客であれば誰もが自由に使える、海風も気持ちいい芝生のドッグランでララをリフレッシュさせてあげることに。こんなに眺めのいいドッグランなんて、めったにあるものではありません!!
そして、改めて館内に入ったのですが、ここ「amane」では、海外の高級リゾート、国内の高級旅館のように、チェックインはお部屋で行います。ですから、ボクたちはフロントロビーでチェックインすることなく、そのまま、滞在する愛犬と泊まれるM棟一番奥のM3のお部屋に、スタッフの先導で、パームツリーがそびえるリゾート感溢れる中庭を抜け、入ることになりました。もう、お部屋に入る前に、非日常の世界にどっぷり浸れるのです。
滞在したのはスタイリッシュなメゾネットルームM3号室
滞在するM3号室の重厚な木目のドアを開けると、そこは靴を履いたまま上がれる、スタイリッシュかつフルフラットな石張りフロアのリビング、ダイニング、キッチンスペースでした。入り口付近にはリードフックもあります。
右手に2階に上がる階段、フルオートマチックのトイレ、パウダールーム、ジェットバス仕様の明るいバスルームが並び、突き当りがテラスとプライベートドッグランというレイアウト。この季節、テラスからの眺めは緑に溢れていました。
キッチンスペースの充実度に驚かされる
お部屋でとくに目を引くのは、室内のほぼ縦方向いっぱいに連なる総ステンレス製の独立した冷蔵庫、冷凍庫、製氷機、流し台、そしてビルトインIHクッキングヒーターやオーブンレンジなどが贅沢にもしつらえられたキッチンスペースです。
キッチンの備品も完璧で、コーヒーメーカーはもちろん、BALMUDA製のオシャレな湯沸かしポットのほか、シャンパン/ワイングラスが吊るされ、引き出しには各種、食器、電気式BBQコンロなども揃い、まさにキッチンスタジオを彷彿させる贅沢さと便利さに脱帽です。