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株式投資をしている人の4割が「日本株はまだ上昇する」

2023.07.15

急騰を続ける日経平均株価。5月中頃に3万円台に突入し、現在もバブル期以来33年ぶりの高値圏にある。

そんな中、オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」はこのほど、全国の株式投資に取り組む20代~70代の男女550名に、「株式投資2023年下半期の展望」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

株式投資の損益は83.1%の人がプラスで昨年末より8ポイント増

今回の調査では、まず2023年現在の株式投資の状況調査をした。その結果、含み益・含み損を含む損益状況は、83.1%の人が損益はプラスだった。昨年12月の調査と比較して+8ポイントの増加だ。

なお、「含み益」「含み損」について解説すると、保有している株式等の評価額が購入額よりも上回っていれば「含み益」、下回っていれば「含み損」と言う。

また、損益額の内訳をみると、50万円未満の利益が268人(48.7%)と最多で、続いて50万円以上100万円の人が73人(13.3%)、100万円以上300万円未満の人が55人(10.0%)だった。

昨年12月の調査と比較して変化が大きかったのは、50万円未満の損失の人が13.3%から8.9%と3.4ポイントの減少となったこと。続いて、50万円未満の利益の人が45.6%から48.7%と3.1ポイントの増加、100万円以上300万円未満の利益の人が7.5%から10.0%と2.5ポイントの増加となる。なお、これらの損益には全て含み益・含み損をふくむものとしている。

2023年の株式投資に対するストレス、比較的強く感じている人は19.1%

次に、2023年の株式投資に対するストレス調査を実施した。0(ストレスは全くない)から10(ストレスが極めて大きい)の間の数値でストレスの大きさを調査したところ、10(ストレスが極めて大きい)と回答した人は18人で全体の3.3%だった。7以上の数値で見ると、105人で19.1%の人が比較的強くストレスを感じていることになる。反対に「ストレスは全くない」と回答した人は75人で13.6%だった。

また、昨年12月と比較すると、10(ストレスが極めて大きい)人が7.5%から3.3%と、4.2ポイント減少しており、全体的にストレスが減少していることがわかる。

ストレスが減少しているのは、日経平均株価が33年ぶりの高値を突破するなど、直近の日本株の株価上昇が大きく影響していることだろう。しかし、好調な相場環境の中であってもストレスが7以上と回答している人は何にストレスを感じているのか?その理由を聞いたところ、以下のような回答が寄せられた。

「意味も無く、値上がりが続いている。」(61歳・男性)
「株価が上がってそのままのため いつ下がるか不安」(39歳・男性)
「余りにも変動が激しく生きぐるしい時代で常に気がぬけなかった、ストレス感じた。」(76歳・女性)
「ウクライナ戦争やインフレで株価に遊ばれている感じ」(50歳・男性)
「世の中の景気に反して、日経株価が上昇しているから」(48歳・男性)
「いつ利益を確定してよいか悩むから」(30歳・女性)
「全体相場が上昇している割には、持株は上昇していないから。」(50歳・男性)
「景気が悪く落ち込みが凄い、かと思うと最近は上がってきたり全く読めない。」(63歳・女性)

株価が上昇すると、今度はいつ下がるのか不安になったり、いつ売れば良いのか悩んだり、株価変動の大きさにストレスを感じたりしているようだ。

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