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ミスや失敗をしたほうが、好感度が上がる?仕事でうまく行かなかったときに活用したい「プラットフォール効果」

2023.09.22PR

相手からの印象を「ハナマル」にする

「プラットフォール効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

米国カルフォルニア大学の社会心理学者エリオット・アロンソンが発見したもので、簡単に言うと「人は、ミスや失敗をしたほうが、好感度が上昇する」という効果です。うっかりさんが喜びそうなものですよね。

この実験では、ある録音テープを聞いてもらいます。

録音テープは、ある学生が常識クイズに次から次へと答えていく内容で、その正解率は90%以上。そして最後に、クイズの回答者に自分の経歴についても話してもらうと、誰が聞いても一流の経歴、という内容でした。

次は、同じ内容のテープなのですが、テープの最後に、回答者がコーヒーカップをひっくり返して、新品のスーツが台無しになるという場面まで収録されているのを聞いてもらいました。

そのあと、被験者に、クイズに答えた人についての印象を聞いたのですが、後者のコーヒーカップをひっくり返してしまったほうに、好感度を持つことがわかったのです。

私たちは完璧な人を見ると、「自分とは違う」「近寄り難い」という印象を持ってしまいますが、そういう人が実はうっかり者だったり、失敗をしたりするところを見ると、その人に対してよい印象を持ちやすくなります。

ロボットに対しても、このプラットフォール効果は発揮されるようで、ミスのない完璧なロボットより、ミスをしてしまうロボットに人はひかれるようです。

ほかの研究でも、自分の弱みを最初に話して、その後に強みを話したほうが好感度が上がりやすく、プレゼンも成功しやすくなることが示されています。

完璧にふるまおうとするほど、人は魅力が下がっていきますので、相手からの印象をよくしたいときは、

「完璧にふるまうほど、印象が悪くなる」

「むしろ、少しヘマをしてもよいくらいだ」

と「脳内トーク」してみてください。

肩の力も抜けて、隙きもできることで、あなたの好感度が上がる可能性が高まります。

☆ ☆ ☆

いかがでしたでしょうか? 成功者と呼ばれる人たちは、「脳内トーク」を意識的に活用しています。「脳内トーク」を使って、脳をよい意味で騙し、自分の常識(思い込み)を打ち破る。そして、視点を増やす 。成功者たちの多くが、 「脳内トーク」を活用して、自分を変えてきた人たちなのです。

「人生を変えるためには、大きなことをしなければならない」 、多くの人がそんな常識を信じています。しかし、研究からわかったことは、私たちは大きなことをする必要はないということでした。日々の小さなことが、物事のとらえ方や行動をはじめ、能力や性格、さらには健康、習慣、パフォーマンスにまで影響を与えるということです。そして、そのベースになるのが、 「脳内トーク」なのです。

自分を変化させて、なりたい自分に近づいていくためのより詳しいヒントは「世界一やさしい自分を変える方法」をチェックしてみてください。

「世界一やさしい自分を変える方法」
著者/西 剛志
発行/株式会社アスコム

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著者/西 剛志(にし・たけゆき)
東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めてこれまで1万人以上に講演会を提供。エビデンスに基づいた研修、商品開発サービスなども全国に展開。テレビやメディアなどにも多数出演。著書シリーズは海外でも出版され「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」(アスコム)をはじめとして累計22万部を突破。

脳科学者 西剛志公式サイト
https://nishi-takeyuki.com

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