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なぜ、偉人たちの名言は脳を活性化させるのか?

2023.08.17PR

「ダイエットしたいと思いながら、つい食べすぎてしまう」「忙しすぎて、自分のやりたいことをする時間がもてない」「相手にハッキリ言うことができず、ストレスを感じた」「ついスマホを見すぎて、時間をムダにしてしまった」など、思いどおりにいかない自分に苛立だったり、自分を責めたりしたこはないでしょうか?

日々の生活の中で、意志が弱く、なかなか思いどおりにいかないことってありますよね。でも、実は自分を変えることができるかどうかに、意志が強いか弱いかは関係ないそうです。
意志の力に頼るのでなければ、どうしたらいいか。その答えは「言葉の力」を利用することだそうです。
人は1日の中で、自分との会話「脳内トーク」を何千回から何万回も行っていると考えられています。つまり、脳は「脳内トーク」の影響を多大に受けているのです。

それなのに私たちは他人と話す技術は学ぼうとするのに、なぜ自分と話す技術は学ばないのでしょうか? 今回は最新の研究データに基づき、誰でも簡単に「脳内トーク」を変えられる方法を、わかりやすく解説した脳科学者の西 剛志さんの著書「世界一やさしい自分を変える方法」の中からDIME読者におすすめしたいノウハウを厳選、再編集してお届けします! 

「脳内トーク」の技術を駆使して、脳をよい意味で騙し、自らを成功へと導いてください。

〈コラム〉うまくいく人たちの名言は、とにかく脳に効く

言葉の中には、脳に大きな影響を与えるものがあります。

それは、「格言」や、世界的な有名人が残した言葉です。

たとえば、人から「続けることが大事だよ」と言われるのと、「ローマは1日にしてならず」と言われるのでは、感じ方にどのような違いがあるでしょうか。後者のほうが、続けることが大事なんだと思う人が多いかもしれません。

これは、人の脳は、普通の言葉を読むよりも、格言を読んでいる(「脳内トーク」している)ときのほうが、脳が大きく活性化するからです。

特に比喩表現を含む格言は、右半球の縁上回と楔前部まで刺激されて、左脳だけでなく右脳まで活性化させます。特に楔前部は体の感覚に結びついているため、腑に落ちたという感覚が生まれるのです。

昔から伝わる言葉には、「事実として大切な意味が含まれている」と脳が認知するため、より情報を受け入れようと脳が活性化します。

ほかにも、世界の偉人が残した言葉や名言などにも、同じような効果があります。具体的にいくつか挙げてみます。

たとえば、こんな「脳内トーク」を格言・名言で言い換えてみます。


「想像力は大切」

「想像力のない人に羽はないんだ」~モハメド・アリ(ボクシング元ヘヴィー級王者)


「チャレンジすることが大事」

「簡単すぎる人生に生きる価値などない」 ~ソクラテス(古代ギリシア哲学者)


「準備をすることは大切」

「運とはチャンスに出会う準備ができていること」~オプラ・ウィンフリー(米国の司会者/大富豪)


同じことを言っていても、格言のほうが圧倒的に影響力が強いように感じませんか。それは、脳は格言を聞いたほうがより活性化して、言葉の理解を深めるからです。

また、最新の研究では、古い格言よりも、新しい格言のほうが、脳の注意力を司る部分が活性化して、より印象に残りやすいとわかりました。

そのため、「石の上にも三年」という格言よりも「岩の上にも十年」、「雨垂れ石を穿つ」よりも「水滴は岩に巨穴を開ける」などの言葉(後者は、どちらも私がつくった言葉です)のほうが、脳が活性化して印象に残りやすくなります。

さらに、意味が同じ格言でも、初めて出会う格言のほうが効果があります。自分が知らない格言を知ることは、新しい発見があって脳に記憶として残りやすくなります。新しい格言を知ることは、脳にとってとてもいいことなんです。

また、若い人よりも、歳をとるほど格言の影響力がより強くなります。実際に若い人(18~30歳)とミドル年代(31~60歳)、高齢者(61~89歳)に分けて格言を読んでもらった(「脳内トーク」してもらった)ところ、高齢になるほど格言の理解度が深いことがわかりました。

格言は、その分野で卓越した成果を出してきた人が大切にしている「脳内トーク」とも言えます。ですから、自分が活躍したい分野で成功した人の格言を大切にすると、自分の「脳内トーク」が変わってくるでしょう。

私も、たくさんの格言をノートなどに書きとめていますが、その中からいくつかご紹介します。うまくいく人の「脳内トーク」集とも言えます。

「チャンスは、常に人々の不満の中にある」 ~ジャック・マー(アリババ創業者)

「かけがえのない存在になるためには、いつも他人と違っているべきです」~ ココ・シャネル(シャネル創業者)

「私たちは誰もが才能を持っている。違いは、その使い方だ」~スティービー・ワンダー

「私は、失敗を受け入れることができる。しかし、挑戦しないことだけは受け入れられない」 ~マイケル・ジョーダン

「人を信じよ。でもその100倍、自分を信じよ」 ~手塚治虫

☆ ☆ ☆

いかがでしたでしょうか? 成功者と呼ばれる人たちは、「脳内トーク」を意識的に活用しています。「脳内トーク」を使って、脳をよい意味で騙し、自分の常識(思い込み)を打ち破る。そして、視点を増やす 。成功者たちの多くが、 「脳内トーク」を活用して、自分を変えてきた人たちなのです。

「人生を変えるためには、大きなことをしなければならない」 、多くの人がそんな常識を信じています。しかし、研究からわかったことは、私たちは大きなことをする必要はないということでした。日々の小さなことが、物事のとらえ方や行動をはじめ、能力や性格、さらには健康、習慣、パフォーマンスにまで影響を与えるということです。そして、そのベースになるのが、 「脳内トーク」なのです。

自分を変化させて、なりたい自分に近づいていくためのより詳しいヒントは「世界一やさしい自分を変える方法」をチェックしてみてください。

「世界一やさしい自分を変える方法」
著者/西 剛志
発行/株式会社アスコム

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著者/西 剛志(にし・たけゆき)
東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めてこれまで1万人以上に講演会を提供。エビデンスに基づいた研修、商品開発サービスなども全国に展開。テレビやメディアなどにも多数出演。著書シリーズは海外でも出版され「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」(アスコム)をはじめとして累計22万部を突破。

脳科学者 西剛志公式サイト
https://nishi-takeyuki.com

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