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思考が停止して成長が止まる!?脳内で言ってはいけない3つのNGワード

2023.08.05PR

「ダイエットしたいと思いながら、つい食べすぎてしまう」「忙しすぎて、自分のやりたいことをする時間がもてない」「相手にハッキリ言うことができず、ストレスを感じた」「ついスマホを見すぎて、時間をムダにしてしまった」など、思いどおりにいかない自分に苛立だったり、自分を責めたりしたこはないでしょうか?

日々の生活の中で、意志が弱く、なかなか思いどおりにいかないことってありますよね。でも、実は自分を変えることができるかどうかに、意志が強いか弱いかは関係ないそうです。
意志の力に頼るのでなければ、どうしたらいいか。その答えは「言葉の力」を利用することだそうです。
人は1日の中で、自分との会話「脳内トーク」を何千回から何万回も行っていると考えられています。つまり、脳は「脳内トーク」の影響を多大に受けているのです。

それなのに私たちは他人と話す技術は学ぼうとするのに、なぜ自分と話す技術は学ばないのでしょうか? 今回は最新の研究データに基づき、誰でも簡単に「脳内トーク」を変えられる方法を、わかりやすく解説した脳科学者の西 剛志さんの著書「世界一やさしい自分を変える方法」の中からDIME読者におすすめしたいノウハウを厳選、再編集してお届けします! 

「脳内トーク」の技術を駆使して、脳をよい意味で騙し、自らを成功へと導いてください。

「言ってはいけない」3つのNG 脳内トーク

「脳は大人になっても、いくらでも変化できる」と書きましたが、注意してほしいことがあります。それは、うまくいかない人を研究してわかってきたことでもありますが、脳の変化を止めてしまう「脳内トーク」があることです。特に気をつけてほしいのが、次の3つの言葉です。

「わからない」

この言葉を発した瞬間に、脳は思考停止します。かなり危険な言葉です。

たとえば、会議で議題になっている課題への解決策を聞かれたとき。

「Aさんは、この課題に対して、どんな解決策があると思いますか?」

「わからないです」

そう回答したら、どうでしょうか。会議に参加しているメンバーからは「仕事ができない人」という烙印を押されてしまう可能性があります。それもリスクではありますが、もう1つの大きなリスクは、この言葉を発した瞬間に、脳が思考を停止してしまうことです。

実際に、課題解決ができない人にインタビューすると、心の中で「わからない」という言葉を頻繁に言っている傾向があります。「わからない」と言った瞬間に、もう脳は「考えなくてもよい」と認知してしまうため、それ以上考えなくなってしまうのです。

「わからない」は使わない。もし、実際にわからないときは「そうですね」や「それは大切な課題です。解決する方法としては、いくつかの可能性があるかもしれません」と回答し、思考を止めない習慣を身につけることが大切です。

また、もし仕事を一緒にしているチームメンバーが「わからない」を使ったときは、あなたの質問の仕方を変えてみることも有効です。こんなふうに。

「そうなんですね。でも、どんな小さなことでもいいので、もしわかるとしたら、どんな方法があると思いますか?」

「もしわかるとしたら?」という「仮定型の脳内トーク」を使うと、脳はわかることを前提に考えようとするため、解決策が出てくることがあります。

以前、こんなことがありました。

仕事を一緒にしている人から、こんなことを聞かれました。

「どうやって新規客を探せばいいのかわからないのですが、どうしたらいいでしょうか?」

そのとき、私は彼にこう質問してみました。

「そうなんですね。でも、もしわかるとしたら、どんな小さなことでもいいので、どんな方法があると思いますか?」

少し考えて出てきた答えは、本人も意外だったそうですが、「自分の知り合いの名前を、すべて紙に書き出してみます」というものでした。

実際に、これまでもらった名刺、メール履歴、SNSの友達リストを調べてみると、1000名以上の人の名前が出てきて、本人も驚いたそうです。書き出すまでは気づかなかったことが、目に見える形になると、Aさんには紹介を頼もう、Bさんなどがいるグループは意外と定期的に商品を買ってくれていた、Cさん、Dさん、Eさんは同じ情報を求めていたなど、いろいろなことに気づき、それぞれに効果的なアプローチを考えて試してみたそうです。

その結果、その月の売り上げがなんと55%も上がったという事例がありました。

「脳内トーク」を変えただけで、意外な解決策や方法が見えてくることを、私も現場で日々体験しています。

「できない」

これも、言った途端に思考が停止してしまう「フリーズワード」です。

特にうまくいかない分野(仕事もプライベートも含めて)の多くで「できない」という言葉をよく使っている傾向があります。

もちろん、人はなんでもすべてできるわけではありません。うまくいく分野と、うまくいかない分野がありますよね。仕事ではすごくうまくいっている人が、恋愛ではまったくうまくいかなかったり、その逆だったり。うまくいかない分野であればあるほど、つい「できない」という言葉を使いがちです。

でも、「できない」と言った瞬間に、脳はできない状態をイメージするため、そこで思考がフリーズしてしまうのです(さらに46ページの「脳のプライミング効果」も働きます)。

一方で、うまくいく人の多くは、「できない」という言葉をほとんど使わない傾向があります。たとえ「できていないこと」に対してもそうです。

たとえば、スティーブ・ジョブズは、無理難題を言うことで有名な人だったそうです。まだ従来の携帯電話が全盛の時代に、「ボタン1つで操作できる電話を再発明するんだ」と開発者を集めて宣言したとき、ほぼ全員が「そんなことできるはずない」と思ったそうです。何度チャレンジしてもできないので、「こんなことは無理です。できません!」と伝えたそうですが、ジョブズはまったく聞く耳を持ちませんでした。

ジョブズの熱意であきらめずに開発を行った結果、2007年、世界初のスマートフォン「iPhone」が誕生しました。ジョブズは「できない」という言葉を持っていませんでした。「吾輩の辞書に不可能という文字はない」という格言をナポレオンが残していますが、まさに、世界的偉人は「できない」という言葉を持っていないのかもしれません。

研究でもわかっていることがあります。「自分はできない」と言うグループは、「自分はできる」と言うグループよりもパフォーマンスが下がるそうです。

できないではなく、できる理由を探していくことが、うまくいく鍵になります。

「知っている」

この言葉を使ってはいけないというのは、少し意外かもしれません。

でも、これもうまくいかない人ほど使っているNG「脳内トーク」です。

「ああ、それはもう知っている」と思った瞬間に、脳はこれ以上学習する必要はないと判断して、思考を停止してしまうのです。

うまくいく人たちが総じて謙虚なのは、「知っている」という言葉が自分にとってマイナスであることを、意識しているか無意識かはわかりませんが、わかっているのです。知っていると思った話も、最後まで聞いてみる姿勢を持っています。

私が以前、大学院で研究していた時代、偉大な発見をしてきた科学者の方々と会う機会に恵まれました。そういった人たちと会話して感じたことは、一流の人ほど、当時学生だった私の言葉にも耳を傾けてくれることでした。

理由を聞いたことがあるのですが、「偉大な発見は、意外と当たり前から発見される。だから僕は、子どもにも意見を聞くこともあるんだよ」と言われたことが、今でも心に深く残っています。

かつて、経営の神様と呼ばれた松下幸之助(現・パナソニック株式会社創業者)は、全国の店長が集まる会議のときに、知っているはずのことも初めて聞くように聞いていたそうです。そうすることで、知っていると思って聞くと見過ごしてしまう問題点にも気づくことができ、学びになると考えていたと言います。

突き抜けた成果を出している人ほど、「自分は知らない」という謙虚な態度を持っていることに気づきます。

うまくいく人たちは、こうした「脳の変化を止めてしまう言葉」を意識的に口にしない習慣を持っているのです。

☆ ☆ ☆

いかがでしたでしょうか? 成功者と呼ばれる人たちは、「脳内トーク」を意識的に活用しています。「脳内トーク」を使って、脳をよい意味で騙し、自分の常識(思い込み)を打ち破る。そして、視点を増やす 。成功者たちの多くが、 「脳内トーク」を活用して、自分を変えてきた人たちなのです。

「人生を変えるためには、大きなことをしなければならない」 、多くの人がそんな常識を信じています。しかし、研究からわかったことは、私たちは大きなことをする必要はないということでした。日々の小さなことが、物事のとらえ方や行動をはじめ、能力や性格、さらには健康、習慣、パフォーマンスにまで影響を与えるということです。そして、そのベースになるのが、 「脳内トーク」なのです。

自分を変化させて、なりたい自分に近づいていくためのより詳しいヒントは「世界一やさしい自分を変える方法」をチェックしてみてください。

「世界一やさしい自分を変える方法」
著者/西 剛志
発行/株式会社アスコム

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著者/西 剛志(にし・たけゆき)
東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めてこれまで1万人以上に講演会を提供。エビデンスに基づいた研修、商品開発サービスなども全国に展開。テレビやメディアなどにも多数出演。著書シリーズは海外でも出版され「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」(アスコム)をはじめとして累計22万部を突破。

脳科学者 西剛志公式サイト
https://nishi-takeyuki.com

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