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同じものを見ていても言葉によって脳が影響を受けて違うものに見えてしまう理由

2023.07.30PR

「ダイエットしたいと思いながら、つい食べすぎてしまう」「忙しすぎて、自分のやりたいことをする時間がもてない」「相手にハッキリ言うことができず、ストレスを感じた」「ついスマホを見すぎて、時間をムダにしてしまった」など、思いどおりにいかない自分に苛立だったり、自分を責めたりしたこはないでしょうか?

日々の生活の中で、意志が弱く、なかなか思いどおりにいかないことってありますよね。でも、実は自分を変えることができるかどうかに、意志が強いか弱いかは関係ないそうです。
意志の力に頼るのでなければ、どうしたらいいか。その答えは「言葉の力」を利用することだそうです。
人は1日の中で、自分との会話「脳内トーク」を何千回から何万回も行っていると考えられています。つまり、脳は「脳内トーク」の影響を多大に受けているのです。

それなのに私たちは他人と話す技術は学ぼうとするのに、なぜ自分と話す技術は学ばないのでしょうか? 今回は最新の研究データに基づき、誰でも簡単に「脳内トーク」を変えられる方法を、わかりやすく解説した脳科学者の西 剛志さんの著書「世界一やさしい自分を変える方法」の中からDIME読者におすすめしたいノウハウを厳選、再編集してお届けします! 

「脳内トーク」の技術を駆使して、脳をよい意味で騙し、自らを成功へと導いてください。

同じものを見ていても人によって違うものが見えている可能性

言葉1つで見えているものがまったく変わる

空に浮かんでいる雲を眺めながら、

「アイスクリームみたい」

「いやいや、大きなクリスマスツリーみたいだよ」

なんて会話をすると、その雲が本当にアイスクリームやクリスマスツリーに見えてきたりすること、ありますよね。

「脳内トーク」は、私たちの考え方にも影響を及ぼしています。これを理解するために、次の図を見てください。

この図を「2」という数字と一緒に見せて覚えてもらい、その後しばらくして、この図を再現してもらいます。

すると、こう描く人が多かったのです。

今度は他の人に同じ図を「8」という数字と一緒に見せて、この図を再現してもらいました。するとこんな形になりました。

同じ図を見ているにもかかわらず、一緒に見せた数字が違うだけで、描く図が変わってしまうのです。

これは、言葉(ここでは書かれた数字)によって脳内のイメージが変化している現象で、「脳のプライミング効果」(プライミングとは「第1の」という意味ですが、最初の刺激で脳が影響を受ける効果)と呼ばれています。

つまり、私たちは同じものを見ていても、言葉によって脳の認知が影響を受けて、人によって違うように見えている可能性があるのです。

使った言葉は、その後の行動にも影響を与える

「あなたはこの1週間、とても運がいい!」

「今日1日は、ミスをしやすいから注意してね」

こんな占いを見たりすると、いいことが起きそうな気持ちになったり、何かミスをするんじゃないかと不安な気持ちがわいてきたりしないでしょうか。

その感覚は間違っていません。実際に、言葉は私たちの行動に影響を与えます。

こんな研究があります。学生に思いやりのある言葉で作文を書いてもらったところ、その後、書いた言葉のとおりの親切な行動を学生がとったのです。

逆に、「強引」「困らせる」「邪魔する」などのマイナスな言葉で作文を書いてもらうと、人の邪魔をするような行動をとる率が高まったそうです。また「老人」を意味する言葉を使って作文を書いてもらうと、歩行速度がゆっくりになったそうです(これはさすがに私も驚きました)。

だから、こんなときは要注意です。たとえば……

仕事が忙しくてバタバタしているときに、上司から新しい仕事が振られてきて、思わず「終わらない」「絶対無理」「運が悪い」と「脳内トーク」をくり返してしまうと、できるかもしれないものができなかったり、もっと早く終わるはずのものが時間がかかってしまったりと、その後の行動が影響を受けてしまう可能性があります。

口に出して言わなかったとしても、心の中でそう思っただけで、自分にマイナスな形で跳ね返ってきてしまう可能性があるのです。

私たちは、言葉によって行動まで影響を受けているのです。

☆ ☆ ☆

いかがでしたでしょうか? 成功者と呼ばれる人たちは、「脳内トーク」を意識的に活用しています。「脳内トーク」を使って、脳をよい意味で騙し、自分の常識(思い込み)を打ち破る。そして、視点を増やす 。成功者たちの多くが、 「脳内トーク」を活用して、自分を変えてきた人たちなのです。

「人生を変えるためには、大きなことをしなければならない」 、多くの人がそんな常識を信じています。しかし、研究からわかったことは、私たちは大きなことをする必要はないということでした。日々の小さなことが、物事のとらえ方や行動をはじめ、能力や性格、さらには健康、習慣、パフォーマンスにまで影響を与えるということです。そして、そのベースになるのが、 「脳内トーク」なのです。

自分を変化させて、なりたい自分に近づいていくためのより詳しいヒントは「世界一やさしい自分を変える方法」をチェックしてみてください。

「世界一やさしい自分を変える方法」
著者/西 剛志
発行/株式会社アスコム

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著者/西 剛志(にし・たけゆき)
東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めてこれまで1万人以上に講演会を提供。エビデンスに基づいた研修、商品開発サービスなども全国に展開。テレビやメディアなどにも多数出演。著書シリーズは海外でも出版され「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」(アスコム)をはじめとして累計22万部を突破。

脳科学者 西剛志公式サイト
https://nishi-takeyuki.com

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