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真剣にやり過ぎると逆効果?うまくいかない人がやっている4つの「脳内トーク」事例

2023.10.02PR

「ダイエットしたいと思いながら、つい食べすぎてしまう」「忙しすぎて、自分のやりたいことをする時間がもてない」「相手にハッキリ言うことができず、ストレスを感じた」「ついスマホを見すぎて、時間をムダにしてしまった」など、思いどおりにいかない自分に苛立だったり、自分を責めたりしたこはないでしょうか?

日々の生活の中で、意志が弱く、なかなか思いどおりにいかないことってありますよね。でも、実は自分を変えることができるかどうかに、意志が強いか弱いかは関係ないそうです。
意志の力に頼るのでなければ、どうしたらいいか。その答えは「言葉の力」を利用することだそうです。
人は1日の中で、自分との会話「脳内トーク」を何千回から何万回も行っていると考えられています。つまり、脳は「脳内トーク」の影響を多大に受けているのです。

それなのに私たちは他人と話す技術は学ぼうとするのに、なぜ自分と話す技術は学ばないのでしょうか? 今回は最新の研究データに基づき、誰でも簡単に「脳内トーク」を変えられる方法を、わかりやすく解説した脳科学者の西 剛志さんの著書「世界一やさしい自分を変える方法」の中からDIME読者におすすめしたいノウハウを厳選、再編集してお届けします! 

「脳内トーク」の技術を駆使して、脳をよい意味で騙し、自らを成功へと導いてください。

うまくいかない人が持っている4つの「脳内トーク」

私は、これまでに、講演会や個人的なサポートなども含めて、1万人を超える人たちに「脳内トーク」や言葉の使い方を伝えてきました。

しかし、その中で、不思議なことを体験しました。同じ方法を伝えても、それを活用してすぐに変われる人と、なかなか変われない人がいたのです。

同じことを伝えたはずなのに、変化のスピードに違いが出てくるのはなぜか。このことを詳しく調べていくと、ある事実が判明しました。

「変われない人は、変化を防げる4つの「脳内トーク」を持っていたのです。

では、ここで質問です。

本書の冒頭で紹介した「でも」の魔法。

試してみて、「いまいちわからない」「効果はどれくらいあるのかな?」と思った人はいませんか。

試してみて、もし変化を感じにくければ、あなたは次の4つの「脳内トーク」を使っている可能性があります。

うまくいかない人の「脳内トーク」と常識はどんなものなのか。それを知ることで変化がスムーズになりますので、一緒に見ていきましょう。

[うまくいかない「脳内トーク」1]「真剣にやらなければいけない」

何かに真剣に取り組んでいる人は恰好いいですよね。

真剣にやることで、さぞかしパフォーマンスも上がるだろうと思うかもしれません。

でも、真剣にやりすぎてしまうと、脳にその反動があることがわかっています。

何事も、真剣にやりすぎてしまうと、脳の疲労物質「グルタミン酸」が溜まってしまい、逆にパフォーマンスが下がってしてしまうのです。

もちろん、真剣に取り組むことで、一時的にパフォーマンスが上がることもあるかもしれません。

しかし、それを長く続けてしまうと、脳が疲れて「脳内トーク」の質が下がってしまう可能性があるのです。

私が、脳の研究をはじめた頃、「脳内トーク」で「効果を感じられない」という人が、全体の14%ほどいて驚いたことがあります。原因を調べてみると、そのうちの約64%の人が、物事を継続して一生懸命やろうとするタイプの人でした。

集中すると、視野が狭まることがわかっていますが、それによって柔軟な思考ができなくなってしまいます。つまり、集中が行きすぎると体に力が入りすぎて、スポーツでも、商談でも、スピーチでも……本来の能力を発揮しにくくなります。

仕事やスポーツで成功している人たちで、いつも体が力んで緊張している人を見たことがあるでしょうか。どんな分野でも、うまくいく人たちは、「真剣にやりすぎる」

というよりも、どこか力が抜けていて、余裕があることに気づくと思います。

集中しながらも、肩の力が抜けてリラックスできている状態を、「ゾーンに入る(フロー状態)」と呼びますが、これは私たちがゲームをしているときの感覚に近い状態です。

仕事でも、スポーツでも、遊び感覚で楽しんでいるように見えるのに、なぜか結果がついてくるような人たちには、すべてをゲーム感覚で楽しむという共通点があります。

そんな人たちは、「脳内トーク」も自然とよくなり、その効果もより大きくなります。

何かに取り組むとき、もし1つの方法でうまくいかなかったとしても、「どうやったら効果が出るのか?」「この2つを組み合わせたら、もっとよくなるかな?」など、遊びの感覚を用いて考える人ほど、結果が出やすくなります。

自分の状況にぴったりな「脳内トーク」を本書の中で探したり、「脳内トーク」を組み合わせてオリジナルをつくってみるなど、ゲーム感覚で楽しむことが「脳内トーク」の秘訣です。

[うまくいかない「脳内トーク」2]「成果を出さなければならない」

あなたの目の前に、美味しそうなバナナが置いてあります。

そして、見知らぬ男性が突然それをわしづかみにして、すごいスピードで無我夢中で食べ続けます。

どうやら、彼にとって味はどうでもよく、とにかく食べ終わることだけが目的のようです。

では、あなたはその人のことを、どう思うでしょうか。

「せっかくなんだから、よく味わったら?」とか、

「この人は、決して幸せにはなれないだろう」

などと感じるかもしれません。

しかし、現実にこれと同じようなことをしている人たちが世の中にいます。それが、プロセスを大切にせず、成果だけを追い求める、「成果主義的な脳内トーク」をする人たちです。そんな人たちの頭の中はこうなっています。

「ゴールできなきゃ意味がない。結果が、すべてだ」

「うまくいかなかったら、完全に失敗」

そんなふうに「脳内トーク」している人は、とにかく大きな成果ばかりを日々追い求めてしまいます。

しかし、悲しいことに、大きな成果や目を見張るような変化というのは、そんなに頻繁には起こりません。その結果、日々の生活の中で、幸せを感じられる回数が少なくなり、脳の状態も下がります。それが続くと、「脳内トーク」も自然と悪くなってしまうのです。

また、大きな変化ばかりを追い求める人には、もう1つ大きな代償があります。脳の「注目バイアス」の効果によって、何か変化があったとしても、それが小さな変化であると気づかなくなってしまうのです。

たとえば、期待した映画なのに、思ったほど感動しなかったという経験はないでしょうか。これは、注目バイアスの作用で、「脳が期待した具体的なシーン」ばかりにフォーカスしてしまい、それ以外の感動的なシーンをスルーしてしまう(頭に入ってこない)ことで起きます。

うまくいく人たちは、大きな成果も目指しますが、その過程で起きる些細な変化も大切にします。

以前、ある大富豪とお会いしたことがあります。彼の成功の秘訣は、「小さな運、中くらいの運、大きな運、そのすべてを大事にしてきたから」という話がとても印象的でした。こういう考え方と習慣をもった人は、当然、日々の幸福度が高まり、「脳内トーク」もよくなります。

そういった意味で、「成果主義的な脳内トーク」から離れるためには、注目バイアスの効果を逆に利用してみるのが有効です。「大きな変化」ではなく、「中くらいの変化」や「小さな変化」に目を向けてみる方法です。

何かに取り組んだとき、

「今日は、こんな新しいことを学んだ」

「書類の書き方が、前回よりもうまくなった」

「仕事を1分だけど短縮できた」

「いつも行かない場所を歩いていたら、いいお店を見つけた」

「取引先から、面白い商品を紹介してもらえた」

「昨日よりも、うまくできるようになった」

「数秒だけだけど、記録が伸びた」

などのように、

取るに足らない小さなこと、目に見えない心の成長などを意識して「脳内トーク」してみましょう。

すると、不思議なことに、日々を幸せに感じられる回数が増えていき、いつの間にか「脳内トーク」の質もよくなっていることに気づきます。

どんな小さな変化でもノートなどに書き出すのも効果があります。

私自身も、以前は、「成果主義的な脳内トーク」をする人でしたが、小さな変化に目を向けることを1年ほど実践してみたところ、いつの間にか、小さなことにも楽しみや喜びを見出せるようになり、自然と「脳内トーク」の質もよくなっていることに気づきました。

小さな変化に意識を向けるだけで幸福度は高まり、長期的に「脳内トーク」もよいものへと変わっていきますので、ぜひ試してみてください。

[うまくいかない「脳内トーク」3]「意志の力が強くなければいけない」

「意志の力が強くないとダメだ」「自力でやることが美徳だ」。こういう価値観を持った人が結構います。

もちろん、世の中には、意志の力が強い人、自分の力だけで道を切り開ける人もいますが、脳科学的には、自分の「脳内トーク」を自分の意志の力だけで変えようとすることはおすすめしません。

なぜなら、「意志力」というのは、脳の中の前頭前野で生み出されますが、それは脳全体の13%ととても小さな部分だからです。小さな部分で一生懸命、自分を変えようと頭だけで考えても、なかなか人は変化することができません。

大切なのは、意志の力だけでなく、環境の力も一緒に利用することです。「脳内トーク」は、環境を変えることで、劇的によくなることがあります。

たとえば、あなたが旅行をしているとき、「脳内トーク」はどのようになっているでしょうか。素敵なホテルに着いたとき、美味しいお酒と食事を堪能しているとき、温泉につかって雄大な景色を見ているときなど……意志の力はまったく使っていない(がんばっていない)のに、自然によい「脳内トーク」ができていないでしょうか。

これは、環境の力によるものです。

脳は、五感の刺激を受け取ったとき、脳のあらゆる部分に火がつき活性化します。

たとえば、悩んでいるときに、自分の好きな場所に行ってみると、意外とその悩みがちっぽけに感じられたり、「大したことなかった」と思えたりしたことがあるかもしれませんが、これは場所や香り、聞こえてくる音などが変わったことによって、脳が活性化して状態がよくなったからです。

また、移動しなくても、美しい自然の景色や映像、写真を見たり、音楽を聞いたり、アロマを嗅ぐだけでも脳は活性化して、「脳内トーク」はよくなることがわかっています。

部屋にお気に入りのインテリアを置いたり、美しい絵画や写真、花や観葉植物などを飾ってみたり、カーテンや照明の色を変える、大好きなお香を焚たいて、運気が上がると思えるアイテムを置いてみるなど、部屋の模様替えや雰囲気を変えるだけでも、「脳内トーク」は変わります。

「脳内トーク」の中味があまりにもマイナスだなと感じたら、まずは環境を変えてみてください。引っ越ししたり、動物に触れあっても「脳内トーク」は変わります。環境の力も利用する、周りの力をうまく使える人が、どんな分野でもうまくいく人たちの共通点です。

[うまくいかない「脳内トーク」4]「毎日続けなければいけない」

あなたは、何か長い間続けている趣味や習慣がありますか。

毎日の散歩、読書、家庭菜園、日記を書くことなど、いろいろあると思いますが、「自分にはこらえ性がないから、なんでも途中であきらめてしまう。続けることができない。どうして、いつも3日坊主になってしまうんだろう?」などと、嘆く人もいます。

でも、そういう人には、こう伝えたいと思います。

「3日坊主は、決して悪いものではありません」

実は、「毎日続けなければならない」と考える人より、

「まあ、できるときにやればいいかな?」

「好きなときに書けばいいや」

くらいのおおらかな気持ちの人のほうが、うまくいきやすいことがわかっています。

こんな興味深い実験があります。

[実験]

・「感謝日記」を、週に3回書くグループと、日曜日にだけ書くグループに分ける

・どちらのグループが、幸福度が高くなったかを測定する

[結果]

日曜日にだけ日記を書くグループのほうが、幸福度が高かった

これは、なぜかというと、「週に3回書いていたグループ」は、最初はよかったのですが、やっているうちに、感謝日記を書くことが「義務」になって、感謝の気持ちがなくなってしまったからだと考えられます。

どんなよい習慣も、「毎日やらなければ」と思っていると、効果がなくなってきてしまうのです。

というわけで、この「毎日続けなければいけない」という、「継続は力なり信仰」が強すぎる人は、

「3日坊主は悪くない」

「好きなときにやればいい」

などと、気楽に「脳内トーク」をしてみることをおすすめします。

私自身も、この事実を知ってから、毎日やるよりも、やりたいときにやるほうが成果が出やすいことを実感できました。義務でやることは、脳の状態を悪くするため、せっかくがんばって毎日やっても、効果が半減してしまいます。

「脳内トーク」も好きなときに、好きな「脳内トーク」を選んで使ってみる。

今日は、この「脳内トーク」をしてみよう。今日は休んでみよう。

そういった、気ままな自分の気持ちを大切にすることが、むしろ「脳内トーク」をよくしていきます。

[付録]

ここまで、いろいろな「脳内トーク」を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

本書でお伝えした「脳内トーク」は、特定の場面だけでなく、使い方を応用すれば、考え方をよい方向にシフトさせたいときにも効果があります。

最後に、まとめとして、本書で紹介した「脳内トーク」を使って、先述した「真剣にやらなければいけない」「成果を出さなければならない」という、うまくいかない「脳内トーク」を例にとって、「考え方を改善する脳内トーク」のやり方をいくつか紹介したいと思います。

「真剣にやらなければいけない」という考えを改善する「脳内トーク」

アナタは、シンケンにヤラナケレバイケナーイ」(サードアイ+音声変化)

アナタは、真剣にやらなければいけない考えを自分で選んでいます」(サードアイ+選択)

「真剣にやらなければいけない。でも!」(でも型)

「真剣にやらなければいけないかも?」(かも型)

「真剣にやらなければいけない。だからこそ!」(だからこそ型)

もし、真剣にやらなくてよい状態だったら、どうなるんだろう?」(もし型)

もし、尊敬する人だったら、どうするだろう?」(もし+サードアイ)

何が、真剣にやらなければいけないと思わせるんだろう?」(なに型)

絶対に、真剣にやらなければいけないんだろうか?」(問いかけ型)

まだ、リラックスしなくてもいいよ」(まだ型)

1分だけ、リラックスしてやってみよう」(時間型)

「リラックスすることは、将来どのように役立つだろう?」(自分ごと型)

アナタハ、シンケンにヤラナケレバイケナーイ♪」(好きなキャラクターの声)

「成果を出さなければならない」という考えを改善する「脳内トーク」

アナタは、成果を出さなければいけない自分を許します」(サードアイ+許す型)

アナタはー、セイカーをダサナクテハイケーナイー♪」(サードアイ+外国人の声+鼻歌)

アナタは、成果を出さなければいけない考えを自分で選んでいます」(サードアイ+選択)

「成果を出さなければいけない。でも!」(でも型)

「成果を出さなければいけないかも?」(かも型)

「成果を出さなければいけない。だからこそ!」(だからこそ型)

もし、成果を出す必要がなければ、仕事はどのように楽しくなるだろう?」(もし型)

もし、尊敬する人だったら、どうするだろう?」(もし+サードアイ)

何が、成果を出さなければならないと思わせるんだろう?」(なに型)

本当に、成果を出さなければいけないのだろうか?」(問いかけ型)

無理に、プロセスを大切にしなくてもいいよ」(シロクマ抑制目録型)

「プロセスを大切にすることは、将来どのように役立つだろう?」(自分ごと型)

アナタハ、セイカヲダサナケレバナラナーイ」(好きなキャラクターの声)

*「今日成功した、5つのことは何だろう」という「脳内トーク」も有効です。

これら以外にも、自分にとって最適な「脳内トーク」を本書の中から探したり、使えそうな「脳内トーク」を組み合わせたりしてみてください。変えたい考え方は、すべて本書の「脳内トーク」を応用して改善することができます。

「脳内トーク」は、一度で効果がある人もいますが、数週間から数ヶ月試してみることで、大きな変化を感じる人が多くなります。

ぜひ、真剣にやらずに、遊び感覚でやってみてください。

☆ ☆ ☆

いかがでしたでしょうか? 成功者と呼ばれる人たちは、「脳内トーク」を意識的に活用しています。「脳内トーク」を使って、脳をよい意味で騙し、自分の常識(思い込み)を打ち破る。そして、視点を増やす 。成功者たちの多くが、 「脳内トーク」を活用して、自分を変えてきた人たちなのです。

「人生を変えるためには、大きなことをしなければならない」 、多くの人がそんな常識を信じています。しかし、研究からわかったことは、私たちは大きなことをする必要はないということでした。日々の小さなことが、物事のとらえ方や行動をはじめ、能力や性格、さらには健康、習慣、パフォーマンスにまで影響を与えるということです。そして、そのベースになるのが、 「脳内トーク」なのです。

自分を変化させて、なりたい自分に近づいていくためのより詳しいヒントは「世界一やさしい自分を変える方法」をチェックしてみてください。

「世界一やさしい自分を変える方法」
著者/西 剛志
発行/株式会社アスコム

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著者/西 剛志(にし・たけゆき)
東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めてこれまで1万人以上に講演会を提供。エビデンスに基づいた研修、商品開発サービスなども全国に展開。テレビやメディアなどにも多数出演。著書シリーズは海外でも出版され「80歳でも脳が老化しない人がやっていること」(アスコム)をはじめとして累計22万部を突破。

脳科学者 西剛志公式サイト
https://nishi-takeyuki.com

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