各種家電やホビー用品などの定額制レンタルサービス「アリスプライム」を展開するピーステックラボでは、300人の親を対象に子どもの夏休み期間中の料理に関する調査を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
約8割の親が「子どもの夏休み中の料理が負担」と回答
子どもの夏休み期間中の料理の負担について質問したところ、「とても負担に感じる」「少し負担に感じる」合わせて79.0%もの保護者が夏休み中の料理を負担に感じているという結果となった(図1)。
子どもが家にいる時間が多くなることで、普段は作らない昼食を作る必要があるなど、負担が増えてしまっていると推察される。
上記で、「とても負担に感じる」「少し負担に感じる」と回答した人に、何に負担を感じるか聞いたところ、「献立を考えること」が1位となり、81.9%もの人が負担に感じると回答。
次いで62.4%が「料理をする頻度」、59.5%が「片付け・洗い物」が負担と回答した。また、最も負担に感じることについては、1、2位は同じく「献立を考えること」「料理をする頻度」がランクイン。3位には「食費が増えること」が上がった(図2)。
料理の頻度が増えることで、作る労力だけでなく、献立を考える、片付け・洗い物をする、食費がかかるといった様々な負担が増えていることがわかる。
9割以上の親が「夏の献立がパターン化・マンネリ化している」
夏の献立がパターン化・マンネリ化しているか聞いたところ、「とてもそう思う」「少しはそう思う」合わせて、92.0%の人がパターン化・マンネリ化していると回答した(図3)。献立に飽きてきている、増やしたいと感じている人が多いと推察できる。
具体的に、何パターンの献立で回しているか聞いたところ、昼食は「5パターン以内」が最も多く、73.3%が回答。夕食は、「10パターン以内」が41.0%、「5パターン以内」が34.3%という結果となった(図4)。
特に昼食に関しては、普段は給食があるから作らないが夏休みは作らなければならない、普段のお弁当は前日の残り物や冷凍食品、作り置きなどで済ませているが、家で食べる昼食となるとそうもいかないなど、負担が増える人も多いと推察できる。
子どもの夏休み期間でも、料理にかけられる時間が大幅に増やせるわけではないという人が多いため、そうめんや焼きそばといった一品ものの炭水化物が増えてしまうという場合も多いのでは。
そこで子どもの夏休み中の食事が炭水化物中心のメニューになってしまうことがあるか聞いたところ、「よくある」「時々ある」を合わせて85.6%もの人が炭水化物中心のメニューになってしまうと回答した(図5)。
また、夏休み中の献立について、子どもから言われることとして経験のあるものを聞いたところ、「なんでもいいと言われる」が71.0%と1位に。また、言われてイラッとするものは、「なんでもいいと言われたのに文句を言われる」が43.0%と1位、「また○○~?と不満そうに言われる」が41.7%と2位となった(図6)。
家での食事が増え、同じ料理が多いと不満を感じてしまう、何が食べたいか聞かれても思い浮かばない、という子どもも多いかもしれないが、料理にかけられる時間は変わらない中、困ってしまう親も多いと推察される。
夏休みに使ってみたいキッチン家電トップ3は自動調理鍋、電気圧力鍋、ノンフライヤー
献立マンネリ化の回避策として、キッチン家電を使う人も多いのでは。子どもの夏休み中に使ってみたいキッチン家電を聞いたところ、「使ってみたい」「やや使ってみたい」合わせて「自動調理鍋」を53.7%、「電気圧力鍋」を47.7%。「ノンフライヤー」を47.0%の人が使用してみたいと回答した(図7)。献立を増やせるもの、料理の時短に繋げられるものが人気だとわかる。
また、夏特有の楽しみである遊べるキッチン家電について、 「アイスクリームメーカー」は小学校高学年(4〜6年生)の子どもがいる家庭に特に人気で、「すでに所有している」という人も含め53.2%が使ってみたいと回答(図8)。
また、「流しそうめん機」は小学校低学年(1~3年生)の子どもがいる家庭に特に人気で、 「すでに所有している」という人も含め56.1%が使ってみたいと回答した(図9)。
このように、キッチン家電を使ってみたいという人が多い中、使ってみたいものの持っていないものがある人は、どのような点がハードルとなっているのか。
キッチン家電を購入する上でどのような点がハードルとなっているか聞いたところ、「使用回数に見合うか分からない」が52.0%と1位に。次いで、「高価すぎる」が49.0%、「収納場所・設置場所をとる」が43.0%となった(図10)。
使ってみないとわからないことが多い中、高価であることが多いキッチン家電の購入を決断するのはなかなか難しい。そのため、試してみる、必要なときだけ借りることが可能なレンタルサブスクサービスは解決法の一つとなり得るだろう。
調査概要
調査主体/株式会社ピーステックラボ
調査期間/2023年6月15日(木)~6月16日(金)
対象/全国の小学生・中学生の子どもがいる親で週1日以上料理をすることがある人
有効回答数/300
調査方法/インターネットリサーチ
調査機関 /シグナルリサーチ
関連情報
https://peaceteclab.co.jp/
構成/清水眞希