MMDLaboが運営するMMD研究所は、予備調査では18歳~69歳の男女1万人、本調査ではQRコード決済4サービスのメイン利用者2000人(※)を対象に「QRコード決済サービスのチャージ/連携方法に関する調査」を実施。結果をグラフと図表にまとめて発表した。
※内訳/PayPay(n=500)、楽天ペイ(n=500)、d払い(n=500)、au PAY(n=500)
QRコード決済へのチャージ〜連携方法は「クレジットカード連携」
18歳~69歳の男女10,000人のうち、QRコード決済を利用している6,733人(※)<中国のQRコード決済サービス、その他は除く>を対象に、メイン利用しているQRコード決済で最も利用しているチャージ方法や連携方法を聞いたところ、「クレジットカードとの連携」が23.2%と最も多く、次いで「ATMでの現金チャージ」が16.7%、「銀行口座からのチャージ」が14.5%となった。
※該当サービスは、PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイ、LINE Pay、FamiPay、AEON Pay、Amazon Pay、ゆうちょPay(最も利用するQRコードで上位から記載)。
これを利用上位4サービス別で見ると、それぞれ最多のチャージ/連携方法は、PayPay(n=3,019)が「ATMでの現金チャージ(25.8%)」、楽天ペイ(n=1,259)が「クレジットカードとの連携(44.3%)」、d払い(n=1,198)が「クレジットカードとの連携(43.7%)」、au PAY(n=872)が「クレジットカードからのチャージ(29.7%)」となり、サービス別でチャージ/連携方法が異なる結果となった。
メイン利用のQRコード決済で最も利用しているチャージ/連携方法が使えなくなったら「他のサービスに乗り換える」
QRコード決済を利用している6,766人を対象に、現在利用しているメインのチャージ/連携方法が利用できなくなったら、メイン利用のQRコード決済の利用をやめるか聞いたところ、「他のQRコード決済に乗り換える(メイン利用をやめる)」が30.4%、「QRコード決済自体の利用をやめる」が26.9%となった。
次に、他のQRコード決済に乗り換えると回答した2,056人を対象に、乗り換え検討先を聞いたところ(複数回答可)、「楽天ペイ」が32.1%と最も多く、次いで「PayPay」が24.9%、「d払い」が15.1%となった。
メイン利用のQRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカードを紐付けている割合
QRコード決済4サービスのメイン利用者かつメインのチャージ/連携方法がクレジットカードの人を対象に、QRコード決済に紐付けているクレジットカードの種類を聞いたところ、「QRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカード」を紐付けている割合は、PayPay(n=113)が46.9%、楽天ペイ(n=373)が68.4%、d払い(n=208)が79.8%、au PAY(n=154)が55.8%となった。
※同じ企業が発行しているクレジットカードとは、「PayPay」がPayPayカード、PayPayカード ゴールド、「楽天ペイ」が楽天カード、楽天カード(ゴールド、プレミアム)、「d払い」がdカード、dカード GOLD、「au PAY」がau PAY カード、au PAY ゴールドカードを対象としています。
メイン利用のQRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカードを紐付けている理由
QRコード決済4サービスのメイン利用者かつQRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカードを紐付けている人を対象に、QRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカードを紐付けている理由を聞いたところ(複数回答可)、4サービスともに「よりポイントが貯まるから」が最も多く、次いでPayPay(n=53)とd払い(n=166)は「同一会社でまとめたいから」、楽天ペイ(n=255)とau PAY(n=86)は「普段利用しているクレジットカードだから」となった。
次に、QRコード決済4サービスのメイン利用者かつ利用しているQRコード決済とは別の企業が発行しているクレジットカードを紐付けている人を対象に、QRコード決済とは別の企業が発行しているクレジットカードを紐付けている理由を聞いたところ(複数回答可)、PayPay(n=46)、楽天ペイ(n=110)、au PAY(n=63)は「クレジットカードのポイントを貯めているから」、d払い(n=32)は「普段利用しているクレジットカードだから」が最も多く、次いでPayPay(n=46)、楽天ペイ(n=110)、au PAY(n=63)は「普段利用しているクレジットカードだから」、d払い(n=32)は「クレジットカードのポイントを貯めているから」となった。
調査概要
「QRコード決済サービスのチャージ/連携方法に関する調査」
調査期間/2023年6月23日~6月26日
有効回答/<予備調査>10,000人 ※人口構成比に合わせて回収
<本調査>2,000人
調査方法/インターネット調査
調査対象/<予備調査>18歳~69歳の男女
<本調査>QRコード決済4サービスのメイン利用者 ※PayPay(n=500)、楽天ペイ(n=500)、d払い(n=500)、au PAY(n=500)
設問数 /<予備調査>8問<本調査>9問
関連情報
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2236.html
構成/清水眞希