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【最新ビジネス図解】「100の新産業をつくる」SUNDREDが挑む対話型共創ビジネス

2023.07.13

「新産業のエコシステムビルダー」を自認するSUNDRED社。斬新な取り組みだけに、外から理解が難しい部分もあるのだが、ひもといていくと実におもしろい21世紀型のビジネス! 代表の留目真伸氏への取材を元に、事業の全体像を、できるかぎりわかりやすくお伝えする。

「100個の新産業をつくる」事業を展開するSUNDREDは、非常にユニークな会社。筆者の知る限り同じカテゴリでくくれる事業はないが、あえて言えば、「ビジネス・インキュベーター」が近い。

インキュベーター(元は孵卵器の意味)は、創業前の起業家や、創業間もないベンチャー企業を支援する仕事だ。オフィスやパソコンの提供から、経営指南、資金調達のサポートまで行う。公的機関が多いが、ベンチャーキャピタルらが営利目的で出資し、支援した事業の成長後に株式の売却などで、リターンを得る場合もある。

ビジネスの卵を孵化させる点ではSUNDREDも同様。違うのは、同社が個人や一企業ではなく、「産業」を育てようとしていることだ。

背景には、「個別の企業の製品・サービスだけで、現代の社会課題は解決できない」という留目氏の信念がある。早くからパソコンメーカーで「(パソコン)1人1台」へ向けて普及に貢献し、レノボ・ジャパンの社長もつとめた経歴も持つ留目氏。

これまではモノを満たすことが「より良い社会」であり、企業の役割と一致していたという。しかし、実際にモノが充足しても、人の心は満足しなかった。代わりに、それぞれが多様な価値を求めるようになったのだ。

もはや、既存の企業や産業では、「良い社会」を定義できない。どの企業も目を向けなかった領域、産業と産業の間にある領域、人や企業の偶然の出会いでしか見つからない領域にこそ、21世紀型の価値と、解決するべき課題がある。

ならば、21世紀の事業は、古い産業の枠組みを越えて創造したほうがよい。

例えば、SUNDREDの「フィッシュファーム産業」共創プロジェクトでは、魚の陸上養殖の分野に多業種の専門性を持ち込んだ。すでに養殖プラントなどの技術は発達しているが、天然物をしのぐおいしい養殖魚をつくったり、それをうまくアピールして販売までつなげる、といったノウハウが業界に不足していた。養殖の研究者、データ管理、デジタルの専門家、マーケターからシェフまで、さまざまなスペシャリストの共創で、新たな価値をつくり出し、陸上養殖を「稼げる産業」として成立させる。

産業創出のプロセスでは、SUNDREDが運営する「インタープレナー=越境人材」のコミュニティが重要な役割を果たす。インタープレナーとは、より良い社会に向けて組織や所属の枠を越えて対話・共創する人。アントレプレナー(起業家)でも、イントレプレナー(社内起業家)でもない、新しいタイプの自律した社会人だ。

SUNDREDではオンラインのコミュニティやオフラインのイベントで、インタープレナーシップを持った人材を集める。さまざまな対話のなかから課題感や期待を集約してプロジェクトを組成し、企業や多様な主体を巻き込んで対話を重ね、具体的な事業の構想を固めていくという流れ。一次産業からIT、ものづくり、医療や教育まで、ジャンルは一切問わない。

本部には留目氏はじめ、経験豊富なビジネスパーソンがそろい、対話のファシリテーションやプロジェクトチームの構成、進行した際のプロジェクト・マネジメント、資金調達のサポートなどを担う。

同社は、事業化が見込める新産業に投資して、育ったものからリターンを得て収益確保する。前述の「フィッシュファーム産業」ほか、他のビジネスも同様のプロセスでうまれたものだ。

「産業をつくる」チャレンジ自体が新産業であり、ビジネスモデルは発展途上。インタープレナーとしての生き方に興味がある方は、いちどイベントをのぞいてみると、そのビジョンや熱を肌で感じられる。

サンドレッド

取材・文/ソルバ!
人や企業の課題解決ストーリーを図解、インフォグラフィックで、わかりやすく伝えるプロジェクト。ビジネスの大小にかかわらず、仕事脳を刺激するビジネスアイデアをお届けします。 
https://solver-story.com/

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