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ミシュランが軽量化と寿命延長を実現した新世代の航空機用タイヤを公開

2023.07.12

ミシュランは2023年6月19〜25日に開催された第54回パリ国際航空ショーにおいて、新世代の航空機用タイヤ「MICHELIN Air X SKY LIGHT」を世界初公開した。

「MICHELIN Air X SKY LIGHT」は、軽量で長寿命の新世代の航空機用タイヤで、安全性を損なうことなく、よりサステナブルで優れた性能を発揮。

さらに従来品と比較して10~20%の軽量化と、15~20%のタイヤ寿命延長を実現したという。

同社では「これにより、装着してから摩耗して取り外されるまでの離着陸回数が増え、メンテナンスコストとタイヤ輸送コストの削減につながります」と説明している。

航空輸送の脱炭素化が求める新世代タイヤ

重量は、航空機にとって非常に大きな制約であり、すべての部品において重要視される。

将来運航する予定の航空機のみならず、現在生産されている航空機に装着した場合でも、軽量化により、大幅に使用燃料とCO2排出量が削減され流からだ。

例えば、エアバスA320やボーイング737などのナローボディ機では、メインギアで75kg軽量が可能だ。エアバスA350やボーイング777などのワイドボディ機では、メインギアで最大250kgの軽量が可能になる。

長距離航空機40機に換算すると、タイヤの軽量化だけで年間90万米ドルのジェット燃料を節約でき、CO2排出量を3400メートルトン削減できる。

中距離航空機100機の場合、ジェット燃料の節約量は年間60万米ドルで、2200メートルトンのCO2が削減できます。

「MICHELIN Air X SKY LIGHT」の設計は、タイヤのライフサイクルアセスメントから始まった。環境の観点では、重量が最も(90~98%)影響を与えるパラメータであり、燃料はタイヤの使用段階で消費される。

タイヤを高地で運べば多くの燃料を使用する。着陸装置としてのタイヤの重量は約50kg~2,000kgとなるため、軽量化は大きな課題となる。

イノベーションから生まれた「MICHELIN Air X SKY LIGHT」

「MICHELIN Air X SKY LIGHT」は、構造、材料、製造工程などの複数のイノベーションにより生まれた。最適化されたトレッド構造とトレッド接地面により、旧世代の同等品と比較して寿命が15~20%延長する。また、超耐性ケーシング材料と最新世代のハイブリッドケーブルおよびファブリックを使用している。

「2050年までにタイヤを100%持続可能にする」という同グループの目標に沿い、従来品以上にサステナブル素材の含有を増やしているという。

航空機タイヤの製造ラインがあるブールジュのミシュラン工場内では、革新的な製造工程も併せて開発された。

ダッソー社のファルコン10Xに装備、その後商用航空機へ拡大

「MICHELIN Air X SKY LIGHT」は、ダッソー社の長距離ビジネスジェット機ファルコン10X次期モデルに装備するため開発された。ダッソー社のスケジュールに則り、今後数か月内にテスト飛行が予定されている。

「MICHELIN Air X SKY LIGHT」は、民間航空市場を対象としており、タイヤサイズは、航空会社と航空機メーカーの優先順位により決定される。新規開発は極めて厳しい型式認証及び取得ルールの対象となるため2~3年を要します。

ミシュランは、航空業界に50年以上の実績を誇り、ラジアルタイヤ、バイアスタイヤ、インナーチューブを、民間および地域の航空会社、一般航空、軍事航空など、世界中の顧客に供給している。

ミシュランは、世界大手の建設会社や企業(エアバス、ボーイング、ボンバルディア、コマック、ダッソー、エンブラエル、ガルフストリーム、ホンダジェット、ロッキードマーティン、ピラタス、テキストロンなど)とパートナーシップを構築している。

関連情報
https://www.michelin.co.jp

構成/清水眞希

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