小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

多くの10倍株を発掘したピーター・リンチに学ぶ銘柄の選び方と賃借対照表の読み方

2023.07.13

リンチ流 賃借対照表の読み方

賃借対照表とは企業の財務状況を表す資料です。

表の左側が現金や有価証券、不動産などの企業の資産、表の右側が会社の負債と純資産、そして左と右の数字が必ず一致することから「バランスシート」とも呼ばれますが、リンチが注目するのは表の右側にある負債の額です。

負債には1年以内に返済する必要のある「流動負債」、1年以上先に支払う「固定負債」があり、リンチは流動負債と比較して預金が多い場合、流動負債を無視しています。

次に注目は固定負債です。リンチは株主資本75%、固定負債25%であれば健全な財務と考えています。具体例として、資本金1000万円であれば固定負債額は250万円以内が安全ということになります。例えば業績が回復しているのか判断する材料として、この負債額が年々減少しているのかも重要な指標です。

また企業が自由に使えるお金に該当するネットキャッシュ「現金・預金+有価証券−有利子負債」が多いほど、資金面でも企業体力があると判断します。

このネットキャッシュの数字は「ネットキャッシュ÷発行済株式総数」で割り出すことができます。この数字が小さいほど、会社の価値に対して株価が低いとリンチは判断しているのです。

特にこの数字は判断材料として誰もが真似できる方法なので、覚えておくと良いでしょう。

おわりに

ここまでリンチ流の投資の考え方について解説してきましたが、大切なことは実際に投資をしてみて、自分がどんなタイプの投資家なのかを知ることです。

なぜなら個人の性格や趣向、得意分野は異なるので、適した投資スタイルもそれぞれに異なるからです。

ぜひリンチ流の投資術を参考にしつつ、投資対象となる銘柄を探してみてはいかがでしょうか。

文/鈴木林太郎

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年5月16日(木) 発売

新NISAで狙え!DIME最新号は「急成長企業55」、次のNVIDIAはどこだ!?

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。