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〝無重力バックパック〟として話題の「エイブルキャリー」シリーズ3種類を使い比べてみた!

2023.08.29

■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪

私たちの生活において“荷物を運ぶ”という行為は欠かすことができないが、そこで問題になるのが必要な量の荷物をいかに少ない負担で運ぶか、ということだ。理想のバッグを求めて幾つものバッグを試してきた人も多いだろう。

ところで、皆さんは「エイブルキャリー(ABLE CARRY)」というブランドをご存知だろうか?

2017年にスタートし日本には2022年に上陸したばかりのブランドだが、このブランドのバッグが“無重力バックパック”としてSNS中心に話題になっているのである。

今回はこのブランドのラインナップの中からタイプの異なる3種類の製品を中心に紹介していく。ビジネス用、プライベート用、どちらもカバーしているので、理想のバッグを探し求めている人は是非参考にしてもらいたい。

迷ったときはこれ!容量と収納性のバランスが取れたオールラウンダーなバックパック『デイリーバックパック』

「エイブルキャリー」と言えばまずこれ、とも言うべきバックパックがこの『デイリーバックパック』だ。

一番の特徴は独自構造のAフレーム。底面まで伸びたショルダーストラップが下からも重みを支えて重力を分散し、肩にかかる負担を軽減するため、重さを感じにくい。

これこそが、このバックパックを“無重力バックパック”と言わしめる所以だ。

サイズは48cm×28㎝×19㎝、重量は1,180gで容量は20リットルとなっている。このブランドのバックパック全般に言えることであるが、実際に触ってみてこの製品も実に収納性が高いと感じた。

ご覧のように外側には比較的大きく開くポケットが用意されており取り出しが容易なため、貴重品には向かないがモバイルバッテリーや薄手の上着をしまうのに向いていると感じた。

メインの収納部分はこのよう大きく開くので視認性は高い。このスペースだけで16インチまでのPCが入るラップトップスリーブ、メッシュポケット、ペン用スロット、オープンポケット、ジッパー付きポケットが設けられており通勤バッグとして十分な収納性を備えていると感じた。

ただし、マチはそこまで大きくないのでバッグインバッグを常としている人は若干注意が必要かもしれない。なお、バッグ背面の上部にもポケットが用意されているので、スマートフォンや財布など、頻繁に出し入れするアイテムを入れるのにちょうど良い。

身長183㎝の筆者が背負ってみるとサイズ的にはちょうど良く、この程度であれば男性女性問わずに使用できるのではないかと感じた。この辺りのサイズ感もオールラウンダーなバックパックと感じた点だ。

カラーラインナップは奥からブラック、タン、オリーブの3種類で価格は税込み23,100円。

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普段から荷物が多い人や1日の移動時間が長い人はこれ!より収納力が進化した『デイリープラス』

『デイリープラス』は先ほど紹介した『デイリーバックパック』の良い所はそのままに、より収納力が強化された進化版の製品である。

例えば従来のPC用のラップトップスリーブに加えてタブレット端末や電子書籍の収納に便利な整理用ポケットが追加されている他、メインコンパートメントを開けなくても中身が取り出せる独立したボトルポケットも追加されており、こちらはペットボトル飲料を持ち歩く機会も増える夏場には活躍が予想される。

なお、全体の容量も従来の20リットルから21リットルに増加している点も付け加えておく。サイズは49cm×29㎝×19㎝、重量は1230gとなる。

その他、外側のポケットはやはり大物の収納に適しているし、実は中でも細かくポケットが設けられているので更に仕分けをすることができる。

もちろんバッグ背面上部のポケットはこちらでも健在だ。

身長183㎝の筆者がこちらも背負ってみたが、個人的には通勤バッグとして大きすぎるとは感じず、東京の満員電車で通勤することを考慮しても問題はないと判断した。

一方、183㎝の男性で丁度いいと感じるということは小柄な女性にとっては大きく感じる可能性があるので、その場合は先ほどの『デイリーバックパック』もしくは次に紹介する『サーティーン デイバッグ』を選択するのが良いだろう。

カラーラインナップはブラック、オリーブグリーン、ネイビーブルーの3種類。今回紹介したネイビーブルーは、DIME通販で新たに取り扱いを開始するカラーで、明るすぎず落ち着いた色合いなのでビジネス用としてもプライベート用としても問題ないと感じた。価格は税込み35200円。

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極力荷物を減らして休日に身軽に行動したい人に。『サーティーン デイバッグ』

『サーティーン デイバッグ』はどちらかと言えば荷物を極力減らしたいと考える身軽派に向いているバックパックである。

サイズは43cm×27㎝×17㎝と先ほどの2製品よりも小さく、重量も620gしかない。もちろんその分、収納力も抑えられているので容量は13リットル、収納できるPCのサイズは14インチまでとなっている。

それでも収納性への配慮は感じられる造りになっており、外側にはやはりアクセス容易な収納スペースが設けられているし、内部の複数のポケットも健在である。

面白いのは先ほど紹介した2製品にない特徴として、ストラップ部分にカードポケットが設けられている点と、本体外側のポケットの脇に蓋のないボトルポケットが設けられている点だ。

筆者の印象としては休日のハイキングやライディングなど、荷物は減らしたいがそれでも最低限の携帯品が必要になるアクティビティの際にぴったりの機能を持つバックパックではないかと感じた。

ちなみに身長183㎝の筆者が背負うと写真のようになり、やはりこじんまりした印象を受ける。荷物が少なめの方や自転車通勤の方、小柄な方におすすめのモデルと言えるだろう。

カラーラインナップはブラック1色で、価格は税込み23100円。

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バックパックと組み合わせると便利なアイテムたち(1)『スタッシュポーチ』

最後にこれらバックパックのバッグインバッグとして使用すると便利なアイテムを2つ紹介しておこう。

まずはこちらの『スタッシュポーチ』

ファスナー部分が半月型に開閉するポーチのため視認性が非常に高い。ペンケースとしての用途のほか、充電ケーブル等の収納、化粧ポーチとしても使える。

カラーラインナップは全6種類、価格は税込み3850円。

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バックパックと組み合わせると便利なアイテムたち(2)『ジョーイポーチ』

こちらの『ジョーイポーチ』はループでバックパックに取り付けも可能なミニウォレットである。

実は内部で3つのコンパートメントに分かれているので細かく仕分けすることもでき、財布としての用途のほかティッシュケースやピルケースとしての用途も考えられる。

こちらのカラーラインナップは全5種類、価格は税込み3850円。

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文/Wataru KOUCHI
趣味は合唱、読書、語学、旅行、美術館巡り、雑貨屋探索etc…。日本、海外の雑貨やガジェット、デザインコンセプトの中から思わず「それ、いただき!」と言ってしまうモノ達を紹介

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