インターネットと接続することで、様々な機能が利用できるスマートフォンですが、使用していくには安全面に配慮する必要があります。特にスマートフォンは、電話番号だけでなく、クレジットカードの情報や各種パスワードを登録していることも多いので、セキュリティ面は重要です。
本記事では、ユーザーの多いiPhoneにて、だれでもできるプライバシー保護の対策や、無料で利用できるセキュリティソフトについて紹介していきます。
誰でもできるiPhoneのセキュリティを強化する設定
iPhoneを使う際には、ユーザー自身が細かい設定を行うことで、セキュリティを強化することができます。特別なソフトは必要なく、誰でも簡単にできる対策なので、ぜひチェックしてください。
【参照】OCN/OCN セキュリティ対策
誰でもできるiPhoneのセキュリティ対策①ソフトウエアを最新バージョンに保つ
iPhoneのセキュリティ対策としてまず行いたいのが、iOSを最新バージョンに保つという作業。古いバージョンのiOSを使い続けると、脆弱性を突かれてしまうリスクがあり、iOSのアップデートには、セキュリティアップデートが含まれていることがほとんどです。
iOSのアップデートは、設定アプリの「一般」>「ソフトウェアアップデート」より行えます。
「自動アップデート」内の「iOSアップデートをインストール」をオンにしておけば、iPhoneがWi-Fi、充電ケーブルに接続されている場合、使用していない夜間に、最新バージョンがインストールされるので、手動での作業が面倒という人には、こちらもおすすめです。
誰でもできるiPhoneのセキュリティ対策②メールやSNSのURLリンクに注意
メールやSNSに添付したURLを介して、不正サイトへとアクセスさせようとするものがあります。知らない電話番号やメールアドレスからのメッセージに添付されているURLは、不用意に開かないように注意しましょう。
誰でもできるiPhoneのセキュリティ対策③アカウントを厳重に管理
Apple IDの不正利用を防ぐために、可能な限りは、利用するサービスごとに違うパスワードを設定しておきましょう。また、パスワードは解読されにくいよう、複雑なものを設定するのがおすすめです。
とはいえ、パスワードを忘れてしまうと、面倒な再設定が必要な場合も多いので、覚えておける範疇のものにしたり、誰にも見られない場所にメモを残しておくようにしましょう。
誰でもできるiPhoneのセキュリティ対策④Safariアプリの設定を見直す
ブラウザアプリのSafariは、インターネットとつながる〝入口〟のようなアプリでもあるため、プライバシーの保護をしておくのがおすすめです。
設定アプリを開き、「Safari」に進みます。下にスクロールし、「プライバシーとセキュリティ」の項目にある、「IPアドレスを非公開」、「詐欺Webサイトの警告」といった項目を設定しましょう。
iPhoneでも無料で使えるセキュリティソフト
iOSではもともとセキュリティ対策がされているのに加え、上記の設定をすることで、ある程度iPhoneのセキュリティを守ることができますが、より安心して使用したいという人は、セキュリティソフトを導入するのもおすすめ。
iPhone向けのセキュリティソフトの中には、お試し期間として、しばらく無料で使用できるものもあります。
iPhoneでも無料で試せるセキュリティソフト【ノートン 360】
「ノートン 360」の「ノートン 360 スタンダード」は、強力なマルチレイヤ保護層で、デバイスと個人情報を保護。ネットバンキングやオンラインショッピングなどから、詐欺サイト、ウイルスといった、オンライン上の脅威からデバイスを保護してくれます。
1台向けのプランは1年版が4780円ですが、30日間無料で体験版が使用できます。
iPhoneでもずっと無料で使えるセキュリティソフト【アバスト】
「アバスト」は、危険なサイトなどをブラウザ上でブロックしてくれる「ウェブシールド」や、メールのパスワードが漏洩した時に警告してくれる「パスワード漏洩チェック」、プライベートな写真を暗号化して保管できる「写真保管庫」といった機能が、無料で使用できます。
10台のデバイスに使用できる上位版も用意されていますが、基本的な保護機能であれば無料版でも十分でしょう。とりあえずセキュリティソフトを試してみたいという人にピッタリです。
【参照】アバスト
※データは2023年7月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦