医療・ヘルスケア領域に特化したマーケティングリサーチ・分析を行うメディリードでは、新型コロナウイルス感染症が5類に移行されたことにより外出の機会が増える夏を前に、薄毛対策に関する意識調査を実施。回答結果をグラフと図表にまとめて発表した。
50~60代では男性よりも女性が薄毛を意識している
「薄毛の意識調査」を行ったところ、女性では60代が45.9%で女性の中で最も薄毛を気にしている結果となった。50代では45%、40代では39%、30代は39.3%で30代から薄毛を意識する傾向が明らかになった。
一方、男性は60代が45.1%、50代では42.4%、40代では40.2%と、50~60代では男性よりも女性の方が薄毛を意識していることがわかった。また、20代は25.5%、30代は35%で9.5%増加していることから、この年代が男性の薄毛に対する意識の変わり目であることがわかる。
全性年代でみると、薄毛が気になり始めたきっかけとして「自分が写っている写真や映像をみた」25.6%(4.4%増)「シャンプーしたとき」33.2%(2.4%増)の結果となった。
全性年代において薄毛対策は、「頭皮マッサージ」が9.4%(0.5%増)、「分け目を変える」「髪をきつく結ばない」がそれぞれ6.1%、4.4%(0.4%増)という結果になった。
上記の結果を性年代別に見ると、男性は薄毛対策として20代は「喫煙を控える」が6%、30代 / 40代 / 60代は「頭皮マッサージ」がそれぞれ11.4% / 8.9% / 9.2%、50代は「育毛シャンプー」が10.3%で最も多い結果に。
一方女性では20代は「髪をきつく結ばない」が7.1%、30代 / 40代 / 60代は「分け目を変える」はそれぞれ10.5% / 13.6% / 10.8%、50代は「頭皮マッサージ」が13.4%という結果になった。
※カッコ内は前回(4月)調査時からの増減。本調査は約2か月おきに定点調査として行なっている。
調査結果詳細〜薄毛対策の第1位は「頭皮マッサージ」
Q.『現在のあなたの髪の毛の状態で気になる点について、詳しくお聞きします』において「ボリュームが少ない、抜け毛が多い、薄毛である、生え際が下がっている、髪の毛が生えなくなった部分がある、分け目の薄さが目立つ」にて「気になる」「やや気になる」と回答した人
Q.あなたが抜け毛や薄毛を気にし始めるようになったきっかけを教えてください。あてはまるものをすべてお選びください。(複数選択)
2023年4月(n=2224)2023年6月(n=2058)
※選択肢は、変化があった上位5項目を抜粋。
Q.あなたが抜け毛や薄毛を気にし始めるようになったきっかけを教えてください。あてはまるものをすべてお選びください。(複数選択) ※変動が大きかった上位2位の性年代別グラフを抜粋。
Q-a 回答:自分が写っている写真や映像を見たとき n=527
Q-b 回答:シャンプーをしたとき n=683
Q.あなたは、薄毛に対策として、何か行っていることや知っているものはありますか。「現在行っている対策」、「過去に行っていた対策」、「現在・過去に行ったことはないが知っている対策」をお知らせください。それぞれ当てはまるものをすべてお選びください。/現在行っている対策(複数回答)n=5258
※割合が多い項目を一部抜粋。
調査結果まとめ
薄毛が気になりはじめたきっかけとして「自分が写っている写真や映像をみた」と回答する人が増えていることから、コロナが明け外出する人や写真を撮影する機会が増えている背景が推察できる。
また、性年代別に見ても、女性の約40%前後が薄毛を気にしているということがわかった。
行なっている対策では、男性のほとんどの年代で「頭皮マッサージ」を行なっている一方、女性は人の目を気にしてか「分け目を変える」など見られ方も意識していることも判明した。
調査概要
調査対象/<1>20~60代の男女:5690名 <2>20~60代の男女:5258名
調査期間/<1>2023年4月14日~4月18日 <2>2023年6月15日~6月18日
調査方法/インターネット調査(iCRIDE)
構成/清水眞希