渋谷を拠点に活動しているINGteens高校生メンバーの生の声を反映した「渋谷トレンドリサーチ」を運営するアイ・エヌ・ジーから、最新の調査テーマとして「勉強」に関するリポートが到着した。
「直前にならないとやる気がでない」が多数派
「一夜漬け派」が約7割という結果になり、過半数の高校生がコツコツ勉強するよりも一夜漬けでテストに臨んでいることがわかった。
「面倒臭いから」「直前にならないとやる気がでない」などのコメントが寄せられた一方で、「ピンチになると本気が出せる」や「短期記憶で一気に覚える」ともあり、自らを追い込むような環境を作り出すことで、勉強に集中している様子も見えてきた。
また、「コツコツ勉強派」では、「理解できなかった部分を友達と相談し合うことで仲良くなった」という声も挙がっており、勉強をコミュニケーションツールとしている高校生もいるようだ。
テスト勉強の方法は問題集&過去問、丸暗記
「問題集・過去問を解く」、「教科書・単語帳・ノートなどを丸暗記する」が多数を占める結果になった。
コメントでは、「過去問を解くことでテスト慣れをしている」「教科書や単語帳を丸暗記した後、問題集を解くことで知識がより定着する」が散見され、自分に合った勉強方法を身につけている高校生が多くいた。
また、「YouTubeなどのインターネット上に投稿されている授業動画を視聴する」については、「分かりやすくまとめられているから、短時間で要点を押さえた勉強ができる」のほか、「自分のスピードで勉強を進められる」などの意見が挙げられており、学校などの授業と異なり、自分が理解出来ていない部分を効率的に学べる学習方法として支持を得ていた。
塾の先生・家庭教師になって欲しい芸能人は知性重視の傾向
「伊沢拓司」さんが1位を獲得。「東大卒だから」「頭が良いし、優しいから」「膨大な知識量で、楽しく教えてくれそう」といったコメントが多数見られ、同社で2023年4月に公開した調査「担任の先生になって欲しい芸能人」とは異なり、先生役を演じた経験よりも、本人の頭の良さを重視する傾向があると推察できる。
また、ランキング全体の選出理由には「好きな芸能人が先生ならやる気が出そう」や「美人に教えられたら高得点を取りたいと思える」「イケメンとなら勉強も眠くならない」などが挙げられ、容姿端麗な”推し”のような存在が先生であれば、モチベーションを高く持って勉強に臨めると考えているようだ。
ネクストトレンドは?
物事〜麻雀
麻雀をモチーフにしたコスメやキーホルダーなどのアイテムがじわじわと話題に。中華ファッションに取り入れても可愛い、と注目を集めている。
言葉〜なぁぜなぁぜ
TikTok上で話題のマイクを持って日頃の疑問を投げかける動画に使用されている言葉。『ハピチョコ/FRUITS ZIPPER』内の歌詞「ねえ呼び出しなんてなになに?」が元ネタ。
調査概要
調査テーマ /勉強に関するトレンド調査
調査対象 /高校生男女(15~18歳)
調査期間 /2023年5月19日(金)~ 5月24日(水)
調査方法 /WEBアンケート調査
有効回答人数 /100名
関連情報
https://shibuya-trendresearch.jp/
構成/清水眞希