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米国株式市場で好調なハイテク株はまだ伸び続けるのか?

2023.07.07

ダウ工業株30種平均、S&P500種株価指数、ナスダック総合株価指数からなる米国主要3指数は、23年後半に向けて、どんな動きが予想されるのか?また、米国株式市場におけるハイテク株の好調は、今後も継続するのか。

三井住友DSアセットマネジメントはこのほど、同社チーフマーケットストラテジスト・市川雅浩氏がその時々の市場動向を解説する「市川レポート」の最新版として、「2023年後半の米国株見通し」と題したマーケットレポートを発表した。レポートの詳細は以下の通り。

今年前半の米国株式市場はハイテク株が好調、ナスダック総合株価指数やSOX指数が大幅高

今回のレポートでは、6月22日に更新した三井住友DSアセットマネジメントの米国株の見通しについて、主なポイントを解説する。

はじめに、2022年12月30日から2023年6月30日までの主要株価指数の騰落率を確認すると、ダウ工業株30種平均は+3.8%、S&P500種株価指数は+15.9%、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は+31.7%だった。また、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+45.1%となった。

このように、今年前半の米国株式市場は、ハイテク株の大幅な上昇が目立っている。特に大型ハイテク株が好調で、背景には、革新的な技術と将来の成長性に対する強い期待感や、信用条件が引き締まった場合でも、潤沢な現金を持つ安心感などがあると思われる。参考までに、S&P500指数構成企業の時価総額について、アップルなど上位7社の合計は、6月30日時点でS&P500指数全体の時価総額の28.5%に達している。

2023年12月末のダウ平均は36,000、S&P500指数は4,500、ナスダックは13,180を見込む

次に、この先の米国株に関する三井住友DSアセットマネジメントの見通しを紹介する。基本的には、レンジを緩やかに切り上げる展開を想定しており、具体的な数値は図表の通りだ。12月末の予想着地水準は、ダウ平均が36,000ドル、S&P500指数が4,500ポイント、ナスダックが13,180ポイント、来年3月末は、順に36,900ドル、4,600ポイント、13,470ポイントに、それぞれ設定している。

米国では引き続き、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策判断を見通す上で、雇用や物価などの経済指標が注目されていることから、目先の米国株は、経済指標の強弱に一喜一憂する、ボラタイル(変動の大きい)な相場展開が見込まれる。ただ、三井住友DSアセットマネジメントは米国経済について、景気後退(リセッション)を回避し、軟着陸(ソフトランディング)となる可能性が高まったと考えており、基調的な株価の底堅さは維持されるとみている。

S&P500指数のEPSは、来年2ケタの伸びを予想、先行きに過度な悲観はそれほど必要なかろう

なお、ダウ平均の史上最高値(終値ベース、以下同じ)は、2022年1月4日につけた36,799ドル65セントだが、三井住友DSアセットマネジメントの来年3月末の予想着地水準は、これを上回ることになる。

一方、S&P500指数とナスダックの史上最高値は、それぞれ、2022年1月3日につけた4,796.56ポイント、2021年11月19日につけた16,057.44ポイントだが、これらの更新には、もう少し時間を要するとの見方をしている。

米大型ハイテク株については、ここまでかなり大きく上昇してきたこともあり、やや一服感が出やすい時間帯に入ることも予想されるが、前述の革新的な技術と将来の成長性に対する強い期待感自体は、今後も続く公算が大きいと考える。また、三井住友DSアセットマネジメントはS&P500指数の1株あたり利益(EPS)について、2024年は前年比+11.3%の伸びを見込んでおり、現時点で先行きに対する過度な悲観は、それほど必要ないと思われる。

※個別銘柄に言及しているが、当該銘柄を推奨するものではない。

出典元:三井住友DSアセットマネジメント

構成/こじへい

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