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日々の暮らしの中でジェンダーギャップを感じている40代女性は6割強、年代別で最多

2023.07.07

BIGLOBEは全国の20代から50代の男女1000人を対象に「ジェンダーに関する意識調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。

ジェンダーギャップを感じる40代女性は6割強

全国の20代から50代の男女1,000人に「日々の生活でジェンダーギャップを感じるか」を質問すると、「感じる」「やや感じる」をあわせ、男性の4割、女性の5割が日々の生活でジェンダーギャップを感じるという結果が得られた。

性年代別では40代女性(62.4%)が6割強と最も多く、男性との差が浮き彫りとなっている。

「日々の生活でジェンダーギャップを感じる」と回答した人に、ジェンダーギャップを感じるシチュエーション、具体的に感じていることを聞くと(フリーコメント)以下のような回答があった。(一部抜粋)

「結婚するときに男性は収入を見られるが女性はそうではない」「男性だからより仕事をして高収入を得た方がよいなどと言われることが多い」「女性専用車両があって男性専用車両がないのはおかしい」(20代男性)
「仕事で力仕事は男がやるものだという概念がある」「男性の方が昇進に有利」「育休の取りやすさ」(30代男性)
「女性管理職が少ない、いても形式的なものにとどまっている」「仕事の待遇やプロスポーツの報酬」「レディースデイなどの女性優遇」「家事は女性が行うものという風潮があること」(40代男性)
「政治家を見れば一目瞭然。議員の男女比」「仕事の振り分けの際にリーダー決定や役割分担等を従来の価値観で決めがち」「トイレなど女性用の方が豪華」(50代男性)
「夫が家事をするというと驚かれる」「責任のあるポストは男性ばかりで年収の差も男女で大きい」「共働きが浸透したとはいえ、女性の方が賃金が低い。また仕事、育児、家事3つを両立しなければいけない大変さを感じる」(20代女性)

日本のジェンダーギャップ指数が国際的にも低いことについて

続いて、「日本のジェンダーギャップ指数が低いこと(※)について、解決すべきだと思うか」を質問すると、「思う」「やや思う」と回答した人は約7割に。

男性(60.4%)と女性(74.6%)で差がひらく結果となった。さらに、女性は年代が上がるにつれ、「思う」「やや思う」という割合が高まり、50代女性は9割近くにのぼった。
※世界経済フォーラムが発表した2022年のジェンダーギャップ指数の日本の総合順位は146か国中116位、2023年は146か国中125位

8割がLGBTに対する教育・啓発は「足りていない」

全国の20代から50代の男女1,000人に「LGBTに対する教育・啓発について(社会全体でみて)」質問をしたところ、「足りていないと思う」(58.3%)、「まったく足りていないと思う」(20.6%)をあわせ「足りていない」と思う人は8割にのぼり、「十分できていると思う」「できていると思う」を大きく上回った。

さらに、「今後の学校におけるLGBTに対する教育について」質問をすると「しっかりと教育していくべき」(24.9%)、「少しは教育していくべき」(41.3%)は7割弱という結果に。一方、「わからない」という回答も2割あった。

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