バイク王が運営するバイク未来総研から、2023年3月~2023年5月の期間を対象に「再び売却した際、高値の付くバイク」=「リセール・プライスの高いバイク」上位10車種が「Bike Life Lab supported by バイク王」にて発表された。以下、概要を紹介する。
45回目となる今回は「カワサキ・Z650RS」が首位を獲得
総合ランキング
45回目となる『リセール・プライス』ランキングは、「カワサキ・Z650RS」が首位に輝いた。
カワサキ・Z650RSは2022年に初登場したレトロスタイルのネイキッドスポーツバイクで、「ザッパー」の愛称で親しまれたカワサキの名車「Z650」を彷彿とさせるモダンなデザインが特徴のバイクだ。
最高出力68馬力を発揮する並列二気筒エンジンは中低速の力強さに優れ、通勤・通学からツーリングまで幅広いシーンで快適な走行を実現。
車体はスリムかつコンパクトで取り回しがしやすく気軽に乗ることができるため、リターンライダーから初心者ライダーまで親しみやすいZとして高い人気を誇っている。
また、第45回では全ての車種が100 Ptを下回る結果となった。メーカーの新車供給状況が安定しはじめ、新車の価格に対して一部中古車の価格が上回っていた現象が落ち着きを見せはじめているのかもしれない。
新型コロナウイルス感染症の5類感染症への引き下げに伴い行動制限がなくなったことから、リセールプライスランキングのラインナップにも変化が出てくる可能性がある。
排気量別ランキング上位5位
「リセール・プライス」とは
バイクを再び売却(=リセール)するときの価格(=プライス)を指す。2023年7月現在、新車で購入が可能なバイクを対象とし、オークションで売却した際の落札金額の平均値と新車販売価格を基に『リセール・プライス』をポイント化。ポイント数が高いほど、『リセール・プライス』が高いと想定できる。
本指標は、200万台以上の累計取扱台数を誇る『バイク王』のデータを基に、Bike Life Labが独自に集計したものであり、バイクユーザーが新車あるいは中古バイクを購入する際の参考情報として活用されることを目的としている。
算定基準
・国内主要4メーカーが、国内で販売しているバイク(2023年7月現在・逆輸入車を除く)
・新車販売価格は2023年7月現在の価格を基準。カラー等により価格が複数ある場合は、最安値を基準に算定
・モデルチェンジが実施された場合は、最新モデルのみを対象とする
・期間内に、Bike Life Lab独自の規定台数に達する流通があるバイクを対象とする
関連情報
https://www.8190.jp/bikelifelab/bikefuture/resale-ranking/newest/
構成/清水眞希