日焼け止めスプレーは持ち歩けるだけではなく、背中など手の届きにくい箇所まで塗りやすく便利です。ですが、塗り方を間違えると、塗りムラの原因になるかもしれません。より効果的にUV対策をするためにも、日焼け止めスプレーの塗り方を覚えておきましょう。
日焼け止めスプレーをムラなく塗って効果的にUV対策を
手軽さが魅力のスプレータイプの日焼け止めですが、顔に直接噴射するのがNGだったり体は直接噴射が良かったりなど、場所によって使い方が変わってくるので、正しい使い方をマスターしましょう。
顔に日焼け止めスプレーを直接噴射するのはダメ! ムラなく塗るなら一度手のひらに
まずは、顔と首への使い方についてご説明します。
[1]まず、容器をよく振ります。顔には直接噴射せずに、手のひらに出します。
[2]手のひらですみずみまで丁寧になじませます。
[3]首に塗る場合も直接噴射せず、一度手のひらに適量を噴射し、下から上に向かって丁寧になじませます。首は焼けやすい部分なので、たっぷりとスプレーしましょう。
[4]髪の生え際やえりあし、耳、小鼻のわき、首の後ろは塗り残しが多い箇所なので、注意して塗ります。
日焼け止めスプレーを体へ使う時は肌に直接たっぷり噴射する
[1]容器をよく振り、腕や脚にたっぷりと噴射します。その後、手のひら全体を肌にフィットさせ、大きく円を描くようにやさしく広げながらムラなくなじませます。腕と肩から胸にかけては焼けやすいので、丁寧に塗ります。
[2]体の中で塗り残しがちなのは、手や足の甲、ひざとひざの裏、体のわきや側面です。塗り残しがないか再度確認しましょう。
【参考】ANESSA|目からウロコ!?スプレータイプの日焼け止めの正しい使い方
ウォータープルーフ×石けん落ちの日焼け止めスプレーは毎日使いやすい!
しっかりUV対策をしたいなら落ちにくいウォータープルーフがいい。でも、ウォータープルーフだと落とすのにクレンジングと洗顔は大変……。実は日焼け止めスプレーには、ウォータープルーフ仕様でありながら、石けんで落とせるタイプもあります。
美容成分で紫外線だけじゃなく乾燥ダメージも防ぐ。おすすめの日焼け止めスプレー「パーフェクトUV スキンケアスプレー」
アネッサ「パーフェクトUV スキンケアスプレー」 1980円
空気中の水分に自動的に反応し、UVブロック膜が均一になり、強くなる〝オートブースター技術〟でしっかりとUV対策ができます。また、保湿&美肌成分が配合されているので、紫外線だけではなく乾燥ダメージからも守ってくれます。
※黄花エキス(バラ科・トルメンチラ)、甘草由来成分(グリチルリチン酸)、スーパーヒアルロン酸(アセチルヒアルロン酸Na)、コラーゲン、グリセリン
気温40℃、湿度75%の過酷な環境でも耐える。おすすめの日焼け止めスプレー「ビオレ UV アスリズム スキンプロテクトスプレー」
ビオレ花王「ビオレ UV アスリズム スキンプロテクトスプレー」 オープン価格(実勢価格1650円)※編集部調べ
ビオレ独自開発の『密着ベール』により、汗やムレ、擦れに強く落ちにくく、気温40℃、湿度75%の過酷な環境でも使える日焼け止めスプレーです。
ピタッと密着しやすく、ムラなく均一に塗りやすいところも魅力的です。
【参考】「ビオレ UV アスリズム スキンプロテクトスプレー」
日焼け止めスプレーを持ち歩く時や捨てる時のQ&A
日焼け止めスプレーをより効果的に感じる使い方やおすすめ商品についてご紹介してきましたが、次は、持ち歩いたり、使いきったあとはどう捨てるべきなのかなどの疑問について解決していきます。
日焼け止めスプレーは飛行機に持ち込みOK? 国内線や国際線によって変わる?
日焼け止めスプレーは飛行機へ持ち込めるのか、国内線や国際線によって変わるのかについて、ANAの公式ホームページを参考にご説明します。航空会社によって変わってくる場合がありますので、詳しくは各航空会社のホームページを参考にして下さい。
ANAの公式ホームページにて、スプレー類は法令規則により、引火性ガスを使用した日用品スプレーやスポーツ用品スプレーなどは、一部航空機への機内持ち込みとお預けが禁止とされています。
ですが、ヘアスプレーや制汗スプレーなどの化粧品類のスプレーは、「1容器0.5kgまたは0.5リットル以下、1人あたり2kgまたは2リットルまで、機内持ち込みとお預けが可能」と、ANA国内線と国際線どちらも共通して記載されています。
【参考】ANA機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国内線)
【参考】ANA機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国際線)
日焼け止めスプレーの正しい捨て方は?
液化石油ガス(LPG)やジメチルエーテル(DME)などの可燃性ガスを噴射剤として使用しているスプレー缶は、エアゾール製品と呼ばれています。中身が残っているエアゾール製品の容器に、不用意に穴を開けたり、中身が残ったままゴミに出すと火災や破裂事故につながることも。
中身が残ったスプレー缶の捨て方
[1]必ず中身を使いきって捨てるようにします。使いきれていない場合は、中身を出して缶の中を空にします。
中身を出す場合、近くの火気や静電気で引火する可能性もあるので、火気のない風通しの良い屋外で行います。どうしても、缶の中身を空にできない時は、商品に記載されているお客様相談室や販売元に問い合わせましょう。
[2]缶を振って音を聞き、中身が空になったか確認します。中身が残っていると「シャカシャカ」「チャプチャプ」などの音がします。空だと思っていても、使用条件によっては中身が少量残ることもあるので、注意しましょう。
[3](ガス抜きキャップがある場合)ガス抜きキャップを使ってガスを抜きます。
製品に書いてある〝ガス抜きキャップの使い方〟に沿って、火気のない風通しの良い屋外にて作業をします。ティッシュや新聞紙などに吹き付けてガス抜き作業を行うと、周囲へ飛散しにくくなります。
[4]キャップ(ふた)や噴射のためのボタンなど、プラスチックを分別。この際、容易に取り出せない時は無理して外さないようにします。
ゴミの出し方は地域によって異なるので、詳しい分別の仕方は、お住いの自治体に問い合わせましょう。
※データは2023年6月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/山田ナナ